つま(褄)

日本国語大辞典
辞書 品詞 解説 例文 漢字
広辞苑 名詞 ((はし)の意。「棲」は国字)
①長着の裾の左右両端の部分。
源氏物語葵「我がたまを結び留めよしたがひの―」
(あわせ)や綿入れなどの表地と裏地とが、 裾袘 (すそぶき)と襟下の最下端との角で一点に集まるところ。
大言海 名詞 〔二ツ相對スルモノニ云フ。前條ノ語意ニ同ジ〕
衣ノ、(オクミ)ノ腰(卽チ 襟先 (エリサキ))ヨリ下ノ緣。衣裔
繼體紀、七年九月「 脚取 (アトト)リ都磨取リシテ」
伊勢物語、第九段「カラ衣、着ツツ馴レニシ、つま(妻ニカク)シアレバ、ハルバル來ヌル、旅ヲシゾ思フ」
夫木抄、三十五、衣「少女子ガ、袷衣ノ、カクレ褄、薄キ契ニ、恨ミワビツツ」
「衣ノつま」つま先」

日国は同じ見出し語の扱い。「つま(端)」を参照。

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最終更新:2025年04月13日 13:11