つゆ（潰・熟）

辞書	品詞	解説	例文	漢字
日本国語大辞典	自動詞	① 押されてつぶれる。くずれる。ついえる。ついゆ。	大般若経字抄（1032）「殨或作潰 ツユ」 文明本節用集（室町中）「水壅潰(ツユルトキハ)傷 レ 人必多〔史記〕」	潰・熟・費
		② 熟してつぶれる。熟しきる。熟(う)む。うんでつぶれる。	〔名語記（1275）〕 洒落本・神代椙𥄢論（1780）変化退治幕明「手をのばしてにぎり見るにほどよく熟(ツエ)たる橘なり」
		③ 城などが陥落する。国などが滅亡する。
		④ 消費して、なくなる。費消する。ついえる。	〔名語記（1275）〕 日葡辞書（1603‐04）「タカラガ tçuyuru(ツユル)」
広辞苑	自動詞	①おされてつぶれる。くずれる。	日葡辞書「イシカキ(石垣)、また、キシ(岸)ガツエタ」	潰ゆ
		②消費されてなくなる。	日葡辞書「タカラガツユル」
		③熟してつぶれる。
大言海	自動詞	〔露けくナル意カ〕 （一）熟 (ウ)ム。ツハル。	名義抄「渥、ツエタリ」潰、ツユ、ヒタル」漬、ツエタリ」	潰・熟
		（二） 熟 (ウ)ミテツブルル。果物ナドノ 熟 (ウ)ミテ潰ルル。ウム。ジュクス。

動詞活用表
未然形	つえ	ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形	つえ	たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形	つゆ	べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形	つゆる	も、かも、こと、とき
已然形	つゆれ	ども
命令形	つえよ

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附箋：下二段 自動詞