うむ(熟)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 自動詞 ① くだものが成熟する。十分実がいる。うれる。熟する。 ※二度本金葉(1124‐25)雑上・五七七・詞書「子をうみてけるがもとよりうみたる梅をおこせたりければよめる」
② 十分に熱や湯気などが通る。むれる ※正法眼蔵(1231‐53)示庫院文「御斎・御粥は、むませさせたまひたる、とまをすべし」
③ ものごとが十分にできあがる。熟する。 ※浮世草子・当世芝居気質(1777)二「借銭乞にせがまれては、うんだ趣向もどこへやら」
広辞苑 自動詞 (「膿む」と同源)果実が熟する。成熟する。 金葉和歌集雑「―・みたる梅を」
大言海 自動詞 (一)十分ニ成長ス。ツユ(ジユク)ス。(果ナド) 金葉集、九、雜、上「うみタル梅ヲ、オコセタリケレバ」
(二)(ウミ)ヲ成ス。結膿 箋注倭名抄、二 八十五 「膿、訓宇无、又云宇美之留
動詞活用表
未然形 うま ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 うみ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 うむ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 うむ も、かも、こと、とき
已然形 うめ ども
命令形 うめ

検索用附箋:自動詞四段

附箋:四段 自動詞

最終更新:2024年01月23日 21:43