づめ

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 語素 ( 動詞「つめる(詰)」の連用形から )
① 名詞に付いて、詰めること、詰めているさまなどを表わす。
(イ) 容器またはそれに類するものに物を詰めこんだ状態や、そのものを表わす。「箱づめ」「瓶(びん)づめ」など。
土(1910)〈長塚節〉二〇「牛肉の鑵詰(ヅメ)の一つを」
(ロ) そのものが詰めこんである状態を表わす。「氷づめ」「一ダースづめ」「三個づめ」など。
(ハ) 場所など、そこに勤務している意を表わす。「支店づめ」「警視庁づめ」など。 浮世草子・好色一代女(1686)一「東国づめのとし、ある大名の御前死去の後、家中は若殿なきを悲しみ」
(ニ) それに近い場所を表わす。「橋づめ」「西づめ」など。
② 連続しているさまを表わす。
(イ) 動詞の連用形に付いて、その動作、状態を続けている意を表わす。「笑いづめ」「叱られづめ」など。どおし。
玉塵抄(1563)二五「うちでもえぼしかみしもきづめにしてはったとしているほどに」
(ロ) 理、理屈、義理、規則などの語に付いて、もっぱらそれによって判断したり、議論したりすることを表わす。「理づめ」「規則づめ」など。
③ 遊女などの年季勤めをするとき、その身売の金額に付けて用いる。 浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)四「品川へ売ってやれば、十両詰めから上の代物」
広辞苑 つめ11 詰め

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附箋:語素

最終更新:2025年04月26日 16:39