てへ(動詞)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 連語 「と言う」の已然形・命令形に相当する「と言え」が変化した語。 古今和歌集(905‐914)雑下・九七五「今さらにとふべき人もおもほえず八重むぐらしてかどさせりてへ〈よみ人しらず〉」
広辞苑 「と言へ」の約。 古今和歌集雑「今更にとふべき人もおもほえずやへむぐらしてかどさせり―」。
拾遺和歌集雑賀「われのみや子持たる―ば高砂の 尾上 (おのえ)に立てる松も子もたり」
大言海 動詞 〔「と言へ」ノ約〕
てふ(といふノ約)ノ條ヲ見ヨ。
六帖、四、戀「戀てへバ、知ラヌ道ニモ、アラナクニ、怪シク惑フ、我心哉」
拾遺集、十八、雜、賀「我ノミヤ、子モタルてへバ、高砂ノ、尾上ニ立テル、松モ子モタリ」
命令法ナルハ。
古今集、十八、雜、下「今更ニ、訪フベキ人モ、オモホエズ、ヤヘムグラシテ、門サセリてへ」

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最終更新:2025年05月11日 15:15