てり

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 動詞「てる(照)」の連用形の名詞化 )
① 照ること。日が照らすこと。また、光を放つこと。
万葉集(8C後)一八・四〇六四「大君はときはにまさむ橘の殿の橘ひた底里(テリ)にして」
新古今和歌集(1205)春上・五五「てりもせず曇りもはてぬ春の夜の朧月夜にしく物ぞなき〈大江千里〉」
② 晴天。ひでりひより
つや。光沢。 談義本・艷道通鑑(1715)四「㒵(かほ)はいつも土賊(とくさ)色にして紅葉の照(テリ)を見ず」
④ 焼き魚などにつやを出すために塗る、しょうゆにみりん・砂糖などを加えて煮つめた汁。
広辞苑 名詞 ①日がでること。 「日の―がきびしい」 照り
②晴天。ひより 「―つづき」
③光ること。つや。光沢。 浄瑠璃、博多小女郎波枕「―のよい鼈甲百斤」。
「―焼き」
大言海 名詞 (一){照ルコト。ヒカルコト。 萬葉集、十八 十二 「トコヨモノ、此ノ橘ノ、イヤ 底里 (テリ)ニ、ワゴ大君ハ、今モ見ルゴト」
(二)光澤。
(三)日ノ照ルコト。晴天。 「てりフリ」

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最終更新:2025年05月18日 15:31