なく(泣イ)

日本国語大辞典
広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
大言海 自動詞 哀ミ、痛ミ、怨ミ、又ハ、感、極マリナドシテ、聲ニ發シ、又ハ、淚ヲ出ス。イサツ。ネナク。オラブ 古事記、下(允恭)廿「ワガトフ妹ヲ、シタ奈岐ニ、吾ガ那久ツマヲ、コフコソハ」
萬葉集、二 廿九 「朝日照ル、佐太ノ岡邊ニ、群レ居ツツ、ワガ哭く淚、セム時モナシ」
榮花物語、七、鳥邊野「(ソツ)殿出デアハセ給ヒテ、萬ニ云ヒ續ケテ泣き給フ」
更級日記「コレヲ見レバ、アハレニ悲シキゾトテ、サメザメト泣き給フ」
芭蕉の句「塚モ動ケ、我ガ泣く聲ハ、秋ノ風」
動詞活用表
未然形 なか ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 なき たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 なく べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 なく も、かも、こと、とき
已然形 なけ ども
命令形 なけ

日国と広辞苑は同じ見出し語の扱い。「なく(啼)」を参照。

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附箋:四段 自動詞

最終更新:2025年09月13日 18:55