なぐ（和イ）

日本国語大辞典
広辞苑
辞書	品詞	解説	例文	漢字
大言海	自動詞	次條ノ語意ニ同ジ。	萬葉集、八 五十二 長歌「ココ念ヘバ、胸コソ痛メ、其故ニ、心奈久ヤト、 高圓 (タカマド)ノ、山ニモ野ニモ、打行キテ、遊ビテ 行 (ユケ)ド」 同、十五 十三 長歌「吾思ヘル、心奈具ヤト」 伊勢物語、七十五段「大淀ノ、濱ニ生フテフ、ミルカラニ、心ハなぎヌ、語ラハネドモ」 萬葉集、十一 廿 「早 去 (ユ)キテ、イツシカ君ヲ、相見ムト、思ヒシ心、今ゾ 水葱 (ナギ)ヌル」 海ニイハズ、主トシテ、空ニ、風ニ云フハ、 續後撰集、十、釋敎「雲モナク、なぎタル空ノ、淺綠、ムナシキ色モ、今ゾシリヌル」	和

動詞活用表
未然形	なが	ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形	なぎ	たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形	なぐ	べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形	なぐ	も、かも、こと、とき
已然形	なげ	ども
命令形	なげ

又、「なぐ（和ロ）」も参照。

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附箋：四段 自動詞