なみ(無)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 ( 形容詞「ない」の語幹に「み」の付いたもの。→ ) 無いので。無いままに。 古事記(712)下・歌謡「おほたくみ をぢ那美(ナミ)こそ 隅傾けれ」
源氏物語(1001‐14頃)明石「いぶせくも心に物を悩むかなやよやいかにと問ふ人もなみ」
無み
広辞苑 (形容詞ナシの語幹に接尾語ミの付いたもの)なさに。ないままに。ないゆえ。 万葉集6「若の浦に潮満ち来れば潟を―葦辺をさして(たず)鳴き渡る」 無み
大言海 副詞 ナサニ。ナキママニ。ナキユヱニ。 萬葉集、一 廿五 (ヨヒ)ニ逢ヒテ、(アシタ)面無美、(ナバリ)ニカ、ケナガキ妹ガ、イホリセリケム」
同、二 三十八 長歌「一人ダニ、似テシ行カネバ、スベヲ 無見 (ナミ)、妹ガ名喚ビテ、袖ゾ振リツル」
同、六 十二 「和歌ノ浦ニ、潮滿チクレバ、潟ヲ 無美 (ナミ)、蘆邊ヲサシテ、(タヅ)ナキワタル」
拾遺集、十三、戀、三「カノ岡ニ、萩刈ル男、繩ヲなみ、ネルヤネリソノ、碎ケテゾオモフ」

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最終更新:2025年10月12日 14:04