なむ(助動詞ハ)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 助動詞 ( 活用は「○・○・なむ・なむ・なめ・○」 ) 推量の助動詞「らむ」に相当する上代東国方言。終止形・連体形にあたるものとして「なむ」、「なも」「かも」につづく形として「なめ」の形がみられる。→なも〔助動〕 万葉集(8C後)一四・三三六六「ま愛(かな)しみさ寝に吾は行く鎌倉の水無瀬川(みなのせがは)に潮満つ奈武(ナム)か」
万葉集(8C後)二〇・四三九〇「群玉の枢(くる)に釘刺し固めとし妹が心は揺(あよ)く奈米(ナメ)かも」
広辞苑 助動詞 (上代東国方言)「らむ」に同じ。 万葉集14「鎌倉のみなのせ河にしほ満つなむか」。
万葉集20「堅めてし妹が心は 動揺 (あよ)くなめかも」

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最終更新:2025年10月12日 17:33