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ねる(練)

日本国語大辞典
辞書 品詞 解説 例文 漢字
広辞苑 他動詞 ①絹を 灰汁 (あく)などで煮て柔らかくする。 宇津保物語蔵開上「―・りたるうち綾」。
日葡辞書「イトヲネル」
練る・錬る・粘る・煉る
②木の枝や蔓を柔らかくして曲げて作る。 拾遺和歌集恋「かの岡に萩かる男縄をなみ―・るやねりその砕けてぞ思ふ」
③こねまぜて、ねばらせる。 太平記18「泥に―・られたる魚の如くにて」。
「粘土を―・る」「糊を―・る」
④精製する。 為忠百首「潮―・るかまどの煙けをぬるみ雪もたまらぬあまのあばらや」
⑤ 革 (かわ)類を 撓 (たわ)め作る。なめす。 「皮を―・る」
⑥鉄などに焼きを入れ硬度を調える。精錬する。 日葡辞書「カネヲネリキタウ」
⑦学問・技芸をみがく。心身を鍛える。修養をつむ。 浮世床初「いやいや、爰ぢやとナ、気を丹田に―・つて、金壱分を胃の腑にとつと落付けてナ」。
「人格を―・る」
⑧ 推敲 (すいこう)する。何度も考えて一層よくする。 「草案を―・る」「作戦を―・る」
大言海 他動詞 (一)灰汁ニテ、煮テ 漚 (サハ) テ、ヤハラカニス。(絹ニ) 宇津保物語、藏開、上 廿五 「カメニねりタルウチ綾」
法中裝束抄、鈍色白裳付香染事「白裳ハ必練テ粉ヲ付張ニセル也」
練
(二)燒キテ、屢、 鍛 (キタ)フ。(金類ニ)鍊 煉
(三) 捏 (コ)ネマゼテ、 粘 (ネバ)ラス。ネヤス。(膏藥、糊、膠、土ナド)埏 太平記、十八、瓜生擧 レ 旗事「泥ニ 粘 (ネ)らレタル魚ノ如クニテ」
(四) 撓 (イタ)メ作ル。(革ニ云フ)
(五)屢、習フ。繰返シテ精シク學ブ。(學問ニ)練磨 浮世床(文化、三馬)初編、中「イヤイヤ、爰ヂャトナ、氣ヲ丹田ニ練ッテ、金一分ヲ胃ノ腑ニトッテ」
「兵ヲねる」
(六) 推敲 (スヰカウ)ス。 「句ヲ練る」
動詞活用表
未然形 ねら ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 ねり たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 ねる べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 ねる も、かも、こと、とき
已然形 ねれ ども
命令形 ねれ

日国は同じ見出し語の扱い。「ねる(邌・徐歩)」を参照。

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2025年12月20日 19:46