ほ(秀(名詞))

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 (「ほ(穂)」と同語源) 高くひいでているもの。外形的に、他のものに比べて高くとび出していて目につくようなものをいうとともに、内容的にすぐれたものをいうこともある。単独で使われる場合も、「…の」という連体修飾語をうけることが多く、また、助詞「つ」を伴って、「ほつ鷹(たか)」「ほつ手(て)」「ほつ真国(まくに)」などのように連体修飾語になることも多い。さらに、「岩ほ」「垣ほ」「ほ倉」などのように熟して用いる。 ※古事記(712)中・歌謡「千葉の 葛野(かづの)を見れば 百千足(ももちだ)る 家庭(やには)も見ゆ 国の富(ホ)も見ゆ」
広辞苑 名詞 (「()」と同源)ひいでていること。ぬきでること。外に現れ出ること。⇒秀に出づ 古事記中「国の―も見ゆ」。
垂仁紀「 神庫 (ほくら)
大言海 名詞 ヒイデタルコト。ヌキンデタルコト。 古事記、中(應神) 七十 「チバノ、 葛野 (カ ?ヌ)ヲ見レバ、モモチタル、ヤニハモ見ユ、國ノ()モ見ユ」
()に出づトハ、顯ハルル意。 萬葉集、三 廿九 「見渡セバ、明石ノ浦ニ、(トモス)火ノ、保 爾曾出流 (ニゾイデヌル)、妹ニ戀フラク」
同、九 廿六 石上 (イソノカミ)、振ノ早稻田ノ、穗() 波不出 (ハイデズ)、心ノ中ニ、戀フル此頃」

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最終更新:2023年08月17日 18:22