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はて(果)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 動詞「はてる(果)」の連用形の名詞化 )
① はてること。物事の終わり。しまい。末。最終。最後。
貫之集(945頃)一〇「いろみえでゆきつもりたる身のはてやつひにけぬべきやまひなるらん」
洒落本・初葉南志(1780)「追付(おしつけ)両(りょう)芝居が果(ハテ)でござりませうが」
② 人の死後の忌(いみ)や喪の終わり。また、その時に行なう仏事。四十九日、また一周忌。 大和物語(947‐957頃)九「桃園兵部卿宮うせ給て、御はて九月つごもりにしたまひけるに」
③ いちばんはしの所。 古今和歌六帖(976‐987頃)五「東路のみちのはてなる常陸帯のかごとばかりもあひみてし哉」
④ 人の境遇の最後に行きついたところ。ふつう悪くなった場合にいう。おちぶれはてた姿。末路。なれのはて。 史記抄(1477)五「太后は、邯鄲の傾城のはてぢゃほどに、不調で淫乱なぞ」
⑤ 一年の最後の月。一二月。はての月。 俳諧・俳諧勧進牒(1691)「果の朔日(ついたち)の朝から 節季候の来れば風雅も師走哉」
広辞苑 名詞 ①はてること。おわりすえ。かぎり。最後。 古今和歌集春「―はものうくなりぬべらなり」。
「挙げ句の―」「旅路の―」「―が無い」
果て
②人の死後の(いみ)・喪の終り。通例は四十九日の終わる日。また、一周忌。天皇などの場合は諒闇の明ける年。 源氏物語総角「御―のこと、いそがせ給ふ」
③人や家筋などの年月を経た状態。特に、おちぶれた状態。 謡曲、関寺小町「御身は小町が―ぞとよ」。
「なれの―」
④(「涯」とも書く)山野・海などの遠くの(はし)。際涯。かぎり。 「世界の―までも」
大言海 名詞 (一)()ツルコト。ヲハリスヱ。シマヒ。ハテシ。最終 古今集、二、春、下「殘リナク、散ルゾメデタキ、櫻花、アリテ世ノ中、はてノ憂ケレバ」
貫之集「色見エテ、ユキツモリタル、身ノはてヤ、ツヒニ消ヌベキ、病ナルラン」
史記抄(文明)四「太后ハ、邯鄲ノ傾城ノはてヂャホドニ、不調デ淫亂ナゾ」
女殺油地獄(享保、近松作)下「才吉殿殺シ金ヲ取リシハ河內與兵術、云云、果ハ千日千人聞キ、萬人聞ケバ十萬人、殘ル方ナク世ノカガミ」
(二)山野、海洋ナドノ(キハミ)。カギリ。際涯 夫木抄、廿五「ハルカナル、ナチノ濱路ヲ、過ギテコソ、浦ト海トノ、はてハミエケレ」
(三){專ラ、喪ノ終ハル時。四十九日ニモ、一周忌ニモ云フ。 落窪物語、四「御四十九日ニナリヌ、コタミコソ、はてノ事ナレバトテ」
新古今集、八、哀傷「覺快法親王、カクレハベリテ、周忌ノはてニ、墓所ニマカリテ」
枕草子、七、六十四段「圓融院ノ御はてノ年、皆人、 御服 (ミフク)ヌギナドシテ」
持統紀、元年九月「 國忌齋 (ハテノミヲガミ)」(周忌ノ齋會ナリ)
同、二年二月「自今以後、每(アタル) 忌日 (ハテノヒニ) 要須 (カナラズ)(ヲガミ)也」
(四)オチブルルコト。ナリハテタルコト。 川柳吉原志「(シヤ)ノはてト、知レタハ酒ノ、シタミヤウ」

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最終更新:2026年03月22日 17:09