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はね(跳)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 動詞「はねる(跳)」の連用形の名詞化 )
① はねること。反動をつけて飛び上がること。
太平記(14C後)九「武部七郎、妻鹿が鎧の上帯を踏で肩に乗揚り、一刎(ひとハネ)刎て向の岸にぞ着ける」 跳・撥・刎
② 水、泥などがとび散ること。また、とび散った泥、水。しぶき。飛沫。 日葡辞書(1603‐04)「Fanega(ハネガ) アガル」
③ 反動。はねかえり。 歌舞伎・傾情吾嬬鑑(1788)序幕「扇子で面を叩かれて、その分にゃア置かれまい、定めてはねがあんべいな」
④ 人なみより活発なこと。また、でしゃばりなこと。おきゃんなこと。また、その人。おはね。はねかえり。 西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉七「出過(ですぎ)を、はね、飛あがり」
⑤ もてはやされること。大いに受けること。当たりをとること。 談義本・根無草(1763‐69)後「此子は一はねはねふと思へば、飛つく程慾いから」
⑥ 芝居などの興行が終演になること。その日の興行が終わること。打出し。 雑俳・歌羅衣(1834‐44)五「急ぐ女気・刎(はね)に最(も)う内案事」
⑦ 物事や話などの結末。くぎり。また、話の落ち。 浄瑠璃・艷容女舞衣(三勝半七)(1772)下「是をはねにモウ逝ふじゃ有るまいか」
⑧ ( 綽 ) 囲碁で、双方の石が接触しているとき、相手の進路を止める形で自分の石から一つ斜めに打つ手段。
⑨ 他人の利得の一部分をかすめ取ること。また、そのもの。ぴんはね。撥銭(はねせん)。 浮世草子・武道伝来記(1687)八「袋に扶持かた米のはね入させ」
⑩ 和船の艫𦨞(ともかわら)の反り上がりのこと。立(たち)ともいう。 廻船寸法割方控(18C末)「はば五尺、はね尺七寸」
⑪ ( 撥 ) 文字を書くとき、筆の終わりを上にはねて書くこと。また、その文字の部分。
⑫ =ばね(発条) 〔訓蒙図彙(1666)〕
接尾辞 兜(かぶと)を数えるのに用いる。頭(とう)。 〔文明本節用集(室町中)〕
広辞苑 名詞 ①はねること。 跳ね
②物事の終り。結末。特に、その日の興行の終わること。 浄瑠璃、艶容女舞衣「これを―にもう去なうぢやあるまいか」
③衣服などに飛び散った泥。 日葡辞書「ハネガアガル」
④当りをとること。もてはやされること。 風来六部集「(しくじり)もなく(はね)もなし」
⑤スズキの若魚。
大言海 名詞 (一)()ヌルコト。ヲドリアガルコト。 盛𮕩記、十五、宇治合戰事「 行桁 (ユキゲタ)ノ上ニ、チト平ミタル處ヲ、無禮ニ候トテ、一來法師兔ばねニゾ越エタリケル」
太平記、九、六波羅攻事「肩ニ乘リアガリ、一はね跳ネテ、向ノ岸ニゾ着キニケル」
(二)水、泥ナドノ、飛ビ散リカカルコト。 浮世風呂(文化、三馬)初編、下「オオ冷ッコイ、ホイホイ、己ハ己ハ、ヤイ、アチラノ男、ナゼ立ッテ居テはねヲカケタ」
「はねガアガル」
(三)字ヲ書クニ、筆ノ毛ノ末ヲ拂ヒ上グルコト。
(四)諸器械ニ用ヰル彈力アル(カネ)。訛シ濁リテ、ばね。鎖鬚 彈機 書言字考節用集、七、器財門「鎖鑐、ハネ」
(ジヤウ)ノはね」馬車ノはね」
(五)芝居、見世物ナドニ、打出シテ見物人ノ散ルコト。ウチダシ。會散

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附箋:助数詞 動作 名詞 接尾辞

最終更新:2026年04月04日 18:12