辞書 | 品詞 | 解説 | 例文 | 漢字 |
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日本国語大辞典 | 名詞 | ハエ(双翅)目の昆虫のうち、カ、ガガンボ、ブユ、ハエなどの類を除いたもの。ハエに似た形をしているが、やや大形。羽は二枚なのでハチとは区別できる。雌が牛、馬など家畜から吸血し、伝染病を広めることもある。幼虫はウジ状で水田、水辺の土中などにすみ、小動物などを食べるものと植物の腐ったものを食べるものとがある。ウシアブ、ウマアブ、ムシヒキアブ、ハナアブなど種類が多い。あむ。《季・春》 | 〔十巻本和名抄(934頃)〕 | 虻・蝱 |
広辞苑 | 名詞 | ハエ目中の一群の昆虫の総称。種類が多く、大体ハエより大で、眼も大きい。雌が人畜を刺して血を吸い、諸種の病原体を媒介する種類や花に集まり花粉・花蜜をなめる種類などがある。幼虫は蛆うじ状で、多くは肉食性。ウシアブ・ミズアブ・ヒラタアブなど。〈[季]春〉。 | 〈倭名類聚鈔19〉 | 虻・蝱 |
大言海 | 名詞 |
〔あハ、發語、ぶハ、羽音ナリ、蝱、蚊ナドノ羽音スルニ、ふめくト云フ動詞アリ、萬葉集ニ、蜂音ノ二字ヲ、ぶノ音ニ用ヰタリ、(いぶせしノ條ヲ見ヨ)今、常ニ、ぶんぶんト云フ、肥後國ニテ、花蝱ヲ、ぶいぶいト云フ、あむハ、あぶト音通ナリ( 昆蟲ノ名。古名。あむ。二翅類ノ、 花虻ハ、形、山蜂ノ如クニシテ、鬚ナク、刺ナク、色黃ニシテ、好ミテ花ヲ吸フ。黃蝱 靑虻ハ、古名、こあぶ。花虻ヨリ小サクシテ、長サ六分許アリ、頭ハ綠ニシテ、利キ觜アリ。蜚蝱 |
雄略紀、四年八月、長歌「 本草和名、下 十七 「木䖟、於保阿布」蜚䖟、古阿布」 倭名抄、十九 十三 「蝱、齧 レ 人飛虫也、阿布」 重修本草綱目啓蒙、廿八「木䖟、オホウシアブ、黃蝱、ハナアブ、蜚䖟、コアブ、アヲアブ」 |
蝱・䖟・虻 |
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