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神子塚 劫夜(いたこづか こうや)
性別 男性
年齢/所属 不明/術師
容姿
 その肉体は三人の子が居るとは思えない程に若く、仄かに烟るあどけなさは良くて成人を迎えて数年程度にしか見えない。
肩甲骨まで届く黒髪。前髪で隠す左の眼には醜い縦の傷痕が残り、黒と金を不規則に行き来する双眸は明滅する電球を思わせる。
170cmに満たないほっそりとした体つきだが、衣服から覗く四肢は存外に筋肉質。極寒の白き地だろうと灼熱の空の下だろうと、顔色一つ変えず和服を貫く姿はまさに奇人。
性格
 寧静にして泰然、温和な表情と柔らかな物腰を崩さない人格者。
……に見せかけた、自分に素直過ぎる自由人。
他人を気遣う言動こそ取るがその実人への興味が薄く、術者特有のそれとも少し異なる薄情さが垣間覗く。
なまじ人の気持ちを汲み取れるせいで、琴線のスレスレを掻い潜って我を通そうとするため殊更にタチが悪い。
蒐集癖があるが、入手した途端に執着心を失う厄介なタイプ。
行く先々で奇妙な物を手に入れては、土産と称して人に押し付けようとするため、彼を知る者には色々な意味で警戒される。
能力
《招来・癲獣無窮》
 遥か昔、怪異の対抗手段として怪異の力を見出した一族の裔。
天凛の霊媒体質であり、その身に怪異を降ろし力の一端を行使する降霊術を代々生得としている。
当主のみに降霊を許された特級怪異『鵺』により、その技芸は他の適者とは一線を画す。
常に怪異の神気を身に擁し、半妖とも違う人と怪異が綯交ぜになった独特の気配を具える。
外見に目立った変性は表れず、気質が変容することもない。精神が人と怪異の端境を越えるとしたら、それは表徴のない一瞬の出来事だろう。

千々の魔による多様な法術、原始の砥石に研がれた感性と直感、中和や迎合にも等しい呪詛耐性、頑強かつ金剛力の肉体。
綿々と受け継がれるこの遺産こそが、神子塚家が術者の家柄として成立し、今尚取り潰されていない最大の理由である。
ただし大前提として、これらの能力は所謂『怪異としての異能』であり、術者が通常用いる『祓う為の技能』とは相性が悪い。
出力の差、長年に及んで鍛えた白兵戦の技量で渡り合うことは可能だが、根本的に術者の相手には向いていない。
概要
 特級術師の一人にして『万華廻鵼』の名を継ぐ神子塚家現当主。日本国祓魔省管理の下、幾つかの制限を条件に世界を飛び回るフリーランスとして活動している。
大和山学園在学時、先代が尊怒襲来の際に術者として致命的な障碍を負ったことにより、当主の証たる『鵺』と特級術師の名を継承。
卒業後は『卯』の級長を受け持ったが、一年半で「向いていない」とほぼ一方的に辞任した。
以降は自由業として国内で十年程活動、その後海外に行動域を移して今に至る。
日本での活動はここ二十年間の内、十年前の一件のみであり、外見と年齢の齟齬も相俟って若い世代には名前以外の認知度が低め。
とはいえ帰国自体は屡々しているようで、ある種の怪奇現象めいて随所に顔を出すこともあるようだ。
追記
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最終更新:2020年12月28日 21:22