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『六人部衆』
歴史
・成り立ち
六人部衆は今より数百年ほど前に特級術師が一人「依山弦一郎(よりやまげんいちろう)」が創始した術師の一門である。
依山は又の名を「六人部虚孤(むとべうろこ)」と云い、依山家から派生する際に六人部を自ら名乗るようになったという。

・六人部の呪い
六人部衆は当代最も優れた男の術師を首領として据え
首領となった者は複数人の妻を取って年に一度は子を残す。
すなわち六人部の術師たちの殆どは異母兄弟であり
その中でもより洗練された相伝術式の持主が次期首領候補として本家に残されてゆく。
この体制は極めて合理化の進んだ、差別的かつ封建的な制度であり
六人部衆が暗殺のための戦士を養成する機関であるということが伺える。
玲花の母は病弱であり二度目の出産にて死亡した。
伍黄は彼女を溺愛していたが、娘である玲花には愛情を注ぐことは無かった。

・恐るべき戦いの女神ドゥルガー
女神ドゥルガーはパールヴァティーと同一とされ、また二十八部衆の一人である畢婆迦羅
六観音の一人では准胝観音として知られるなど、様々な伝承に姿を表す。
アスラ神族を殲滅するためにデーヴァ神族によって生み出され
18を越える神具を授かり、神の威光を見せつけるかの如く破壊と殺戮の限りを尽くした。
数多の戦具を自在に使いこなしたり、その髪から7体の分身を生み出すなど
六人部衆の術式とは似通った部分が多い。
六人部の術式
依山の術式は影を媒体にした奇怪なものであり、誰かに気付かれる事無く対象を始末することに非常に長けている。
操影術は六人部衆の相伝とされ、歴代の六人部衆は幕府に雇われる形で呪霊や物怪を狩るほか
謀反を企てる藩主や浪人など人を殺すために振われた術式として有名である。
とはいえ六人部衆の存在を把握しているのは日本の暗部に触れるごく一握りの者だけであり
基本的には都市伝説のような形でしか伝わってはいない。

《六人部衆の相伝術式一覧》

・婆迦羅無影無踪(ばからむえいむそう)
六人部衆の相伝術式の中で最も継承者数の多い操影術式。
隠密性に適しており、暗殺や重宝向きである。
その名は天竺における戦いの神ドゥルガーから取られており
最強の暗殺者集団の名に恥じぬ働きへの期待が込められている。
術式の出力は最も低いが、特筆すべきはその操作性と術式解釈の柔軟さ。
様々な形を創造し、複雑な術式をプログラミングすることができる。
道具の創造や周囲の地形の変化や支配。中でも己の分身を作り出す技は
虚孤も愛用し六人部衆の名の由来ともなった技術である。
歴代でも五人しか到達者は存在しなかったが
この術式のみ呪術の局地である幻層掌握へと至れるという。

主な使用者
六人部虚孤……特級術師。六人部衆開祖。
六人部伍黄……上一級術師。六人部衆現首領。玲花と烙曜の実父。
六人部玲花……六人部衆皆伝組。大和山学園一年。

・婆娑羅無影葬(ばさらむえいそう)
操影術の中では最も攻撃能力に特化した術式であり
最も出力が高いため物質の破壊や呪術同士の相殺性能に優れている。
しかし対象の破壊とは特段六人部の術式に限らず可能な事であり
他の相伝術式と比べると短絡的で凡庸とされ、六人部衆としての価値は少なく見積もられる。
だがそれらを突き詰め極めた際には、操影術の解釈の柔軟さと持ち前の破壊力が合わさり
驚異的な戦闘能力を発揮する術式である。

主な使用者
烙曜(六人部天垓)……六人部衆破門組頭領。討伐指定黒術師。

・迦楼羅煌天装(かるらこうてんそう)
影を身に纏う事でヴェールのような装甲とし、闇に紛れることで自在に姿を眩ませる特異な術式。
六人部の相伝術式の中では最も使用者が少ないものの、その個性は一際強い異端の流派である。
一般的な操影術が地を覆う影を源とする一方で
この術式は空を覆う満点の星空から力を得る術式であり
操る影の中にも星のような小さな瞬きが混じる。
怪鳥の名を戴いている通り、この術式の使い手は機動力に優れ
跳術や空歩術などに非常に精通している。
出力や精密性は並で、成長性も低いため極地に達したものはまだ居らず
その果てに待つものはまだ未知である。

主な使用者
六人部廿寧……六人部衆本家組。上一級術師。
概要
依山亡き後歴代の頭領は特級術師かそれに並ぶ上級術師が勤めている。
今代の頭領は「六人伍黄(むとべごろう)」六人部衆の屋敷は東京都の郊外にひっそりと立ち
そこで血統の術師達を16年かけて厳しく鍛え、一人前の暗殺者として育て上げている。
これらの術師は渡鴉装束と呼ばれる黒づくめの外套を身に纏い
夜闇に紛れて任務を遂行するための手解きを受ける。術師達は『本家』として屋敷に留まるか
呪術の修行を終えた『皆伝組』、六人部を名乗るに相応しくないと判断された『破門組』に分けられる。
しかし実態は基本的には有能な術師のみが屋敷に留まり、皆伝組は体の良い追い出し組
破門組に至っては生きて屋敷を出ることの方が珍しいという過酷な環境。
皆伝組の術師はそれぞれ傭兵となって任務を遂行する捨て駒として政府に供給され
皆伝組が歯が立たないような強力な対象の始末にのみ本家の六人部衆が派遣される。

六人部衆は完全なる実力主義であり、学園に派遣された六人部玲花は頭領の娘ではあるが
皆伝組として口減らしのために政府直属の傭兵として売り渡されている。
破門組の生き残りについては、一部が結集して打倒六人部・打倒政府を企てるテロリストと化しているようだ。
また、彼等破門組は六人部の外套を血のような赤に染め上げて着用しているという目撃情報もある。
六人部衆出身の術師・術式使い
- 『本家』
六人部 玲花 『皆伝組』大和山学園壱年
六人部 天垓 『破門組』頭領
六人部 隷無 『破門組』(単独行動)
最終更新:2021年04月02日 10:45