1 かがみはひとりぼっち
7/1 (日)
「あの頃は良かった」
柊かがみは常々そう思っていた。
退屈な大学生活。ここは私のいるべき場所ではない。
家への帰り道、この苛々とした気分をどう晴らそうかと考えていた。
イライラしている理由の一つに9日から始まる試験がある。
まだ何の試験対策もしていないし、過去問を貰うあてもない。
私は大学内に気軽に話せる相手が居ないからだ。
別にそれでも良かった。ここは私のいるべき場所ではないからだ。
しっかり授業には出ているしレポート課題もしっかり期限以内に提出している。
来年、私はここには居ない。
だから薄っぺらい人間関係など必要なかったのだ。
ひとりぼっちでも何の問題もない。
そう、思っていた。
2 日常
7/5 (木)
今日は4限まで講義がある。
試験前のまとめが中心になる。
全授業中、一番大切な授業とも言える。
「ヴ~~、ヴ~~」
耳障りな音、携帯のバイブレーションだ。
そういえば私も一応携帯は持ってるけど
最後のメールはいつだったけ?
電話だったらしく携帯の持ち主は教室を抜けた。
かがみ(・・・おいおい、試験直前の大切な授業だぞ。聞いてなくていいのかよ・・)
まぁこーゆー奴って「過去問」とかもらったり
優秀な人に講義の重要なポイントを教えてもらったり
そんな感じで単位はしっかり取るんだろうなぁ・・なんて事を考えていた。
教授「~・・は試験に出ますのでしっかり復讐しておくように~」
かがみ(はっ、やばい聞き逃した。)
周りを見るとみんな何やらノートに書いてる様子・・
焦る私・・
教授「では今日の講義はここまでで。試験の範囲はしっかり復讐しておいてくださいね。」
ガラガラガラ・・
みんな教授が話し終わる前に席を立ち昼食に向かう。
かがみ(あっ・・結局、試験範囲って・・)
――誰にも聞くことができなかった・・。
3 昼食
昼食の時間になった。
柊かがみは毎日一人で昼食を食べる。
充1「俺ww今期の単位まじやべーよ。取れそうな単位9だよ9wwもうほぼ留年確定ジャン!?」
充2「もう諦めんのかよwwおめーまだ諦めんなよ試験これからだろーw」
充1「過去門ある奴以外無理だからーw 毎回出題傾向変わるやつとか 授業ほとんど出てねえし」
充3「はぁ?おめーの代辺何回してやったと思ってんの?」
充1「いや、レポートもやってねえのwwバンドの練習マジハードすぎてやる暇なかったw」
充2「出してないの何?先輩の過去レポいる?加工して出せ、まだ間に合うから」
充3「やばい科目どれよ。俺のノート貸すから大体出るとこ教えてやるよ」
充1「うぉ 二人ともマジ神w ちょ、ここは俺に奢らせてくださいよー」
かがみ(うぜぇ・・)
充1「そーいやさっきの授業の出題範囲ってどこなん?聞いてなかったんだけど」
かがみ(!!?)
充3「~~と~~の論述 ~~とか~~は出ない」
かがみ(・・・GJ!!)
4 英語
3限は英語Speakingだ。
この授業はきつい。他人と話さなくてはいけないからだ。
講師「Please make pair」
この授業では学生同士で英会話をしてどんな事を話したかを紙に書いて提出しなくてはいけない。
かがみ(やばいどうしよう。やばいってマジやばい。)
他人には聞こえないようなごく小さい独り言をブツブツと・・
焦る自分を落ち着かせるための防衛本能だった。
―ふと後ろを見ると仲間が居た。
女A「・・・」
周りが会話を始める最中、取り残された者・・ぼっち仲間
かがみ(・・よし。)
かがみ「あの・・」
女B「君、よかったら一緒にやらないか?」
女A「あ、はい・・」
かがみ(・・・もういいや)
男「あの・・一緒にいいスか?」
かがみ「あっ・・はい」
―――助かった・・
5 無人
7/6 (金)
今日は1限の1コマのみ
来週からは試験期間、試験が終われば夏休み
夏休みにやることなんて何一つ無い
大学生の夏休みは友達と旅行に行ったり、彼氏を連れて夏祭りに行ったりするものだと思ってた。
友達を作るのは簡単な事だ ちょっとしたきっかけさえあれば、メールアドレスを交換して、遊ぶ約束を取り付けて・・
現在携帯に登録されているのは高校時代の友達と家族だけ 最近は携帯電話なんて目覚まし時計以外に使った覚えがない。
今日を逃したら友達を作るチャンスは夏休みまで無いだろう。
でも友達なんていらない。独りでいい
実家には帰ろうと思う。でもすぐには帰らない
それじゃあまるで私に友達が居なくて何もやる事がないみたいじゃない。
夏休みは図書館で勉強したり、本を読むとか有意義なことに使うべき
独りで困る事なんて何もないじゃない
でも、ちょっと期待していた 友達が出来ることに・・
だって、明日は・・・・私の・・
1限は大ホールで開講されているはずだ。
大ホールの扉を開けた・・誰も居ない 教授も生徒も誰一人・・
誰も居ないホール 無音に包まれる。
私独りだけが居る まるで私以外の他人が全て消え去ったかのような錯覚・・
ああ、でもこれは私が望む世界そのものじゃないか・・
6 急行
急いで外の連絡掲示板を確認しに行った。
休講案内
かがみ「・・・・・」
あるある。
私みたいな友達居ないやつには連絡が回ってこなくて休講になってる事知らないとか、
補講はどこでやるんだろう・・・書いてないし、
こんな時、気軽にメールできる友達が居たら便利なんだけど。
無駄足だった。帰ろう・・
酷く自分が惨めに感じた。
アパートに着きベットに倒れこんだ。
私は、泣いていた・・なんで・・?
泣く理由なんてないのに・・
馬鹿な期待をしてたからかな、友達ができるなんて、
だって、明日は・・・・私の・・誕生日なのに・・
誕生日を独りで過ごすなんて初めてだった。
誰も私が生まれてきたことを祝ってくれない。
明日どうすればいいんだろう。独りでケーキを買ってきて食べようか。
そんな惨めな思い出を作らなきゃならないなんて・・
でも独りぼっちには当然の報い はぁ・・まだ涙が止まらない。
去年も一昨年もこなたとみゆきと誕生会やったんだっけ・・
今年もこなたたちと誕生会をやりたい。
連絡したいけど電話する勇気が出ない・・もし断られたら・・
怖い怖い怖怖いい怖怖い嫌だ怖い怖怖嫌怖い嫌だ怖い怖嫌だい怖いい怖い
寝よう・・寝れば全て忘れられる・・
7 此方より鏡まで
いきなりドアのチャイムが鳴った。
こなた「やっほー かがみん誕生日おめでとう!」
つさか「おねえちゃん 久しぶり~」
みゆき「お久しぶりです。かがみさん お元気でしたか?」
かがみ「みんな!着てくれたの」
こなた「かがみん大学生活は順調?」
つかさ「おねえちゃん 大学どう?」
みゆき「かがみさん大学生活は楽しいですか?」
かがみ「えっ? なんでみんな同じこと聞くの? じ、順調だけど」
携帯「pppppppp」
こなた「あれ?友達からかな?それとも男?」
かがみ「男じゃないって 友達から誕生祝いの電話かな」
こなた「そう?じゃあ私たちは必要ないね。ばいばいかがみん」
つかさ「ばいばい~ おねえちゃん」
みゆき「さようなら かがみさん」
かがみ「えっ? ちょ、なんでみんな 待ってよ なんで・・」
――――――夢?
携帯「pppppppp」
嫌な夢だった。酷い夢だ。こなたは私のアパートなんて知らないのに
携帯「pppppppp」
かなり長い時間寝ていたようだ 外は夕焼けに染まっていた。
携帯「・・・・」
ハッと目が覚めた。今までまったく鳴る事のなかった私の携帯が今確かに鳴っていた。
恐る恐る着信を確認してみる。間違い電話じゃないことを祈って・・
着信はつかさからだった。ほっと、自分が安心したのが分かった。
即、リダイヤルキーを押してかけ直した。久しぶりに聞く妹の声・・
?「やっふー かがみん」
!!?
電話に出たのは予想外の人物だった。
8 かがみより此方まで
かがみ「え?こなた?」
こなた「ふっ 声だけで分かるなんて・・まだ俺の事が忘れられないみたいだな」
かがみ「バカ・・笑 忘れるわけないじゃない?」
こなた「あれ?いきなりデレモード?これは予想外の展開だ!」
かがみ「ぷっ、いいから、つかさ、居るの? 代わってよ」
つかさ「お姉ちゃん? 久しぶり~元気?」
かがみ「つかさ、久しぶり。ふふ いきなり馬鹿の声が聞こえたからつかさが馬鹿になったかと思った」
こなた「あの~聞こえてるんですけど、馬鹿の声とは失礼な」
つかさ「ひどい~ こなちゃんがかわいそうだよぉ~」
こなた「男が出来たとたん親友に冷たくなるなんて事はよくある話だがね」
つかさ「ふぇ?」
かがみ「居ないっての 笑 こなたもつかさも変わってないわね~」
こなた「怖いお姉ちゃんのガードがなくなったから良い子だった妹は毎晩夜の街に出かけるようになってしまったよ」
つかさ「そそそ、そんなことないよ! お姉ちゃん、明日の事なんだけど・・」
かがみ「うん。明日は私たちの誕生日だよね。」
つかさ「ゆきちゃんの家で誕生会する事になったの。お姉ちゃん来れそう?」
かがみ「えっ? それはまた、急な話ね・・もちろん行けるけど」
つかさ「よかった~ ごめんね。急な話しで」
こなた「最初はがかみん家に突撃するつもりだったんだけど予想外の事態が・・」
つかさ「じゃあ明日10時ゆきちゃん家に来て欲しいんだけど」
かがみ「分かった~ 明日10時、みゆきの家に集合ね!」
こなた「かがみの男連れてきてね フラグ立ったとこから聞かせてね」
かがみ「だからいねーよ 笑 しつこいなぁ」
.・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後、馬鹿話は20分ほど続いた。
9 誕生会
7/7 (土)
昼寝をしすぎたせいかあまり寝付けなかった。
今日は私とつかさの誕生会をみゆきの家でやることになっている。
みんなに会えるのが楽しみだった。
最近は大学へ行って帰って、休みはゲームやネットをして時間を潰す。
そんな毎日だった。私は全く変わっていない。いつもの 柊かがみ だ。
こなた、つかさ、みゆきはやっぱり変ってるかな?
どんな風になってるんだろう・・
そう私はてっきりいつもの4人で誕生会をやるんだと思ってたんだ。
ピンポーン
かがみ
「おはようございますー 柊の姉です。」
みゆき
「おはようございます。かがみさん。玄関が開いていますので上がってください。」
かがみ
「おわ、みゆきか おじゃましまーす。」
ガチャ
???
「ハッピィヴぁーすディッッ!! ひいらぎぃ~」
10 誕生会2
ゆたか「ハッピーバースディ かがみ先輩」
みさお「すっげー久し振りじゃん 元気してたか? まあ上がれよ。」
予想外の2人のお出迎えに驚いてしまった。
かがみ「ありがとうゆたかちゃん・・と日下部。んで、なんであんたがいるのよ?」
みさお「あっれー?ちびっこから聞いてねーの?あやのも来てるぜ~ 今、柊妹とケーキ作ってる。」
足元を見ると結構な量の靴があった。
かがみ「もしかして岩崎さんも来てるの?」
ゆたか「はい、田村さんやパトリシアさんも来ているんですよ。」
みさお「お茶も用意してある。主役なんだから早く来いって。」
リビングに入ると目に入ったのはテーブルにカップを並べるみゆきと岩崎さん、キッチンでケーキを作るつかさと峰岸。
そして・・・ニコニコ動画鑑賞中の3人・・
皆から誕生祝いの言葉を貰い、礼を返す。つかさには誕生祝いの言葉を。
とりあえず無礼な奴らに絡むことにする。
かがみ「おい、主役登場ってのにお出迎えもなしにニコニコ動画とはいい御身分ですな。」
こなた「かがみ来るのはやすぎ~、まだ9時半だよ 45分になったら出迎えの準備始めようかと思ってて。」
ひより「あまりに面白いMADだったんで見入ってたなんて言えないっす。」
パティ「フランスオランダチベットキョウトロンドンロシアオルレアン 知ってマスカ?」
かがみ「魔理沙は大変なものを・・って奴でしょ? ってそうじゃなくて」
こなた「みんなに会えるのが楽しみで早く来たけどみんなのお出迎えがなくて拗ねてるかがみん萌えー」
かがみ「べ、別に全員で出迎えて欲しかったとか、そ そーゆんじゃないてば、みんな働いてるんだから手伝うとかそーゆー気はないの?」
こなたひよりパティ「ニマニマ」
かがみ「ええぃ、その顔やめんか!」
みさお「そうだ、ひいらぎの言うとおりお前ら怠慢だぞ手伝うとかそーゆー気はないのか!」
こなた「っていうかみさきちもさっきまで一緒に盛り上がってたよね。」
みさお「なっ、私を陥れる気か?」
かがみ「ゆたかちゃ-ん、こいつ今まで何してた?」
ゆたか「えぇーっと、あの、お姉ちゃんたちと一緒にパソコン見てたと・・思います。」
みさお「ひいらぎ、これは罠だ! 騙されてるんだ!」
そこに確かに私の居場所はあった。すごく居心地のいい場所。
かがみ「ゆたかちゃんが嘘言うわけないでしょ!」
こんな感じに仲間と馬鹿げた冗談を言い合うなんてこと、大学に入ってから一度もなかった
みさお「いや、私はテーブル拭いたんだって!これホント」
もちろんこいつらが手伝う気遣いをする必要がないこと、そもそも手伝えることなんてほとんどないだろう
パティ「ダンマクジチョーww」
そんな事、言わなくても分かる 暗黙の了解が分かり合える仲間たち それをネタに話せる仲間たち
つかさ「ケーキできたよ」
そんな居心地のいい場所は、仲間がいなきゃ作れないんだ。
11 誕生会3
スイーツタイムも半ばの雑談中、こなたが先週の日曜日に新宿でかがみと見知らぬ男が一緒に歩いているのを見たと言い出した。
こなた「横顔しか見えなかったけどあれは絶対かがみだった。お洒落で背の高いイイ男連れてたよ。話しかけられる雰囲気じゃなかった。」
「ぜひ詳しくお話を」と言われてもかがみにとっては身に覚えがない話だ。
かがみ「どう考えても見間違いだろう・・大体その日新宿になんか居なかったけど」
みさお「へへってことは、あやの以外「全滅」じゃねー?」
.・・・・・峰岸に対して白い目線が集まる・・・・・
あやの「あっそうだ、プレゼントにって思ってクッキー焼いてきたの。」
あやのが空かさず話題を逸らす。
みさお「おっ!ナイスあやのぉ~」
パチッ!
一番にクッキーに手を伸ばしたみさおの手を思わず払ってしまった。
かがみ「日下部!今日は私とつかさが主役なんだよ!ちっとは遠慮しなさいよ!」
あやの「柊ちゃん、実は今日の誕生会はみさちゃんの誕生日祝いも兼ねてるのよ。」
かがみ「えっ?そう、だったの?日下部、あんたの誕生日っていつ?」
みさお「7月20日、しっかり覚えとけよな。ちなみにこの誕生会は私がかがみの為に企画したもので・・」
こなた「いやいや、わ た し が か が みの為に企画したもので、」
みさお「いやいや・・」
つかさ「;・・」
あやの「妹ちゃんには、はいっ どうぞ」
つかさ「うわぁ カプチーノメーカー!峰岸さんありがとう」
かがみも皆からプレゼントを受け取った。
12 プレゼント
みゆきからはお洒落なミュールを頂いた。
つかさ「すっごくかわいいー ゆきちゃんありがとう!」
かがみ「ありがとう、みゆき (・・外にお洒落して出る機会がないので使う機会なさそう・・)」
ゆたかちゃん、岩崎さん、田村さん、パトリシアさんの4人からはつかさにエプロン、かがみにはMP3プレイヤーを頂いた。
つかさ「かわいいー えへへ みんなホントにありがとう!」
かがみ「ありがとう、丁度音楽プレイヤー欲しかったの (こーゆー実用性あるものはありがたいわね・・)」
こなたからは謎のDVD6枚・・を頂いた。
こなた「中身は見てからのお楽しみ・・ね」
かがみ「18禁のゲームとか入ってたら許さん!ってか普通に犯罪だろ、そーゆーのは。」
こなた「いや、体験版なら入ってオリマスガ・・気に入ったら自分で買ってくれたまへ、あとエミュとかいろいろ」
かがみ「はいはい、どーせやんないから (でもちょっと興味あったり・・)」
みさお「私からはこれだー!」
かがみ「オカリナ?(あーもうめんどいからツッコミ無しの方向で)」
みさお「なんかプレゼント何にすればいいか分んなかったからその辺にあったのをてきとーに」
あやの「みさちゃん・・柊ちゃんのプレゼントは私が!って意気込んでたのに・・」
みさお「これ、すんごい綺麗な音出るんだてヴぁ ほらー」
♪~♪~♪~
確かにみさおのオカリナは綺麗な音色を奏でていた。
かがみ「それ、ゼルダの伝説の時の歌?」
みさお「ん?そうそう~。ほい、かがみも吹いてみ~」
かがみ「どう演奏するのか分からないからいい」
みさお「そんなのリコーダと同じだ。てきとーで、いいからいいから」
みさおがオカリナをかがみの口におしつけようとする。こ、これって間接キs!
かがみ「みゆきー布巾貸してくれる? 消毒消毒ーっと」
みさお「うっわ、ひっでー あやのぉ柊の冷たさ現在進行形で進んでね?」
あやの「みさちゃんが気にしなくても柊ちゃんは気にする人なのよ。モラルの問題じゃ・・」
こなた「時オカは名作だよねー」
みさお「おっ、ちびっこもやったのか?だよなー、またやりたいんだけど馬鹿兄貴が勝手に売っちまってさ~ 中古でもなかなか売ってないし」
こなた「パソコンでもできるよー」
みさお「え?まじかー!?どーやんの?」
.・・・みさおから貰ったオカリナは、どのくらいの強さで息を吹きかければいいのかイマイチ分からなかった。
.・・・・オカリナの音色はどこか懐かしいような、そんな哀愁じみた雰囲気の音色だった。
13 パーティタイム
みさお「すっげーパソコンでロクヨンが動いてる!ありえねー!」
こなた「このファイルをこうして・・これで起動ね。データ焼こうか? 使ってないコンバータもあるから貸すけど」
みさお「うっひゃー!ありがとう泉さんありがとう!」
かがみ「ホント調子いいヤツね。日下部は。」
.・・・・
こなた「スマブラとマリカーやるならどっちがいい?」
かがみ「マリカーで」 みさお「スマブラ」 ひより「スマブラっす」 パティ「カートはやったコトアリマセン」
こなた「じゃあ多数決でスマブラに決定ね」
かがみ「PSパットならマリカーのが合うのに・・まあいいけど」
「カービィが最強だよなー」「アイテムどーする?」「最下位交替でハンデ有り」「チームは?」「こなた1対3でいいんじゃない?」
「ステージどーする?」「集中攻撃ー」「ありえねー!ぎゃはは」「そこにバクダン!?」「フォックス逃げて~」「ハンマー取ったのに落ちた」
「もったいねー」「私の回復がー」「邪魔すんじゃねー」「おぁ!やめろやめろ」「こえー」「ぶっ飛べー」「あぶねー」「ぎゃー」・・・・
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「8月号に載ってた特集の・・」「今結構人気出てる・・」「やっぱ旅行に行くとしたらヨーロッパが・・」「auとdocomoってどっちが・・」
「やっぱあの噂ってホントだったの?」「やっぱり丁寧に手入れしないと・・」「ちょっと高めなんだけどお勧めのコンディショナーが・・」
「最近できた新しいカフェが・・」「コーヒーってどんな時に飲む?私は・・」「ええぇー」「こわいよー」「うそでしょー?」・・・・
かがみ(なんだろう、会話の品の違いというか、あっちの5人とこっち5人の間には見えない線のようなものが・・
ってか私はこっち側の住人なのか!? あっち側の会話に混ざれる気がしない・・)
最終更新:2021年05月04日 08:48