アンチ・対主催?

「書き手ロワ……そのような企画、この◆.vzz4BKePU……嫌いではありません」


安価漫画ロワの書き手、◆.vzz4BKePUはリーゼントを整えつつひとりごちた。
何故か立会人のスーツではなく学ラン仕様の自分の姿をじろりと眺め回し、街を闊歩する。

「なるほど……書き手ロワに置いて書き手の姿は版権キャラのそれに変わる……納得です」

ヤングジャンプコミックス『嘘喰い』でカルトな人気を誇るキャラがいる。
◆.vzz4BKePUの姿はその……。


    ___
    |:::::::::::::::::::)  
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     ゝ ゚д゚)      
    /<▽>           門倉雄大のものであった。
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    |:と),__」      
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     し'_つ


「この姿でエントリーされている以上……私のやるべきことは一つ」

自らが執筆した夜行妃古壱のように、立会人として中立を貫く。
最もそれは主催者のためではなく、自分の信念のため。

「下世話な話……どちらにでも転べるようなスタンスこそ、ロワにおいては最も安全ですしね……ククッ、失敬」

「ほう……なかなか見所があるな」

「……おや」

◆.vzz4BKePU――――拾陸號立会人の感覚能力に触れず、その男は彼の背後を獲っていた。
しかし余裕を持って振り向き、相対する◆.vzz4BKePU。
彼の目の前にいたのは……。

「これはこれは……kskロワの◆2XEqsKa.CM様」

「そういうお前は安漫の◆.vzz4BKePU……OP書き手か」

書き手ならではのすぐに相手を特定できるスキルを駆使し合い、二人が互いのロワを特定する。
創発板……パロロワ激戦区とされる板にある二つのロワスレに常駐する書き手。
彼等が出合ったからには、戦闘は避けられないのか。

「何の御用でございましょうか……私、争うつもりはございませんが」

「私のこの姿……それを見れば、分かるはずだろう」

「……」

「悪魔将軍……悪魔超人を統べる姿で参加した以上、私は立派な悪魔超人を育てねばならぬ」

「私に弟子になれ、とおっしゃるのならばお断りします」

◆.vzz4BKePUは斬りつけるように言うと、まじまじと◆2XEqsKa.CMを見つめる。
さて、どのような行動に出るのか――といった視線で。

「そうか。ならば仕方ないな――――さらばだ」

「戦わんのかい……お? 戦わんのかい……」

「私自身はあくまで対主催。無益な争いをするつもりはないのはお前と同じだ。弟子のスタンスまでは知らんがな」

ズルッと肩を落とし、方言を使う◆.vzz4BKePUに、◆2XEqsKa.CMはサラッと言い切り、その場を去っていく。
かなりのスピードだ。時速50kmはゆうに超えている。

「色々な書き手がいるのですなぁ……」

数分ほどして、一人残された◆.vzz4BKePUが呟く。
先ほどの◆2XEqsKa.CMの姿を思い出す。

キング・オブ・デビル。
威厳を醸しだすその鎧武者のような姿は、しかし。

二本の足が、逆さになって突き出していた。
頭から腰まで地面に突っ込んだような態勢。



ぶっちゃけ犬神家のアレ。


「……どうやって、弟子を鍛えるのか……この◆.vzz4BKePU、不謹慎ながら……想像を禁じえません」

【一日目・深夜/宮崎県】
無貌の立会人◆.vzz4BKePU@安価漫画ロワ】
【状態】健康。
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:立会人として中立を貫く。
1:生き残る。

※外見は 門倉雄大(学ラン仕様)@嘘喰い です。


勇者・変態閣下◆2XEqsKa.CM @kskロワ】
【状態】健康。
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:対主催。
1:見込みのありそうな者を鍛え、立派な悪魔超人にする(鍛えた後の弟子のスタンスは問わない)。

※外見は 悪魔将軍@キン肉マン です。
※ただし、頭から腰までが地面に埋まり、両足だけが出ています。そのまま移動、会話できるようです。

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無貌の立会人
勇者・変態閣下 あっさり脱出してもいいじゃない、書き手ロワだもの

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最終更新:2009年06月13日 14:06
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