Maruta's Mystery Tour

ここは書き手に人気の穴場スポット、鳥取県鳥取市内。
そこに佇む二人(便宜上こう呼ばせてもらう)は動物ロワ書き手の丸太と安価漫画ロワ書き手の大いなる玄人好み
描写の必要もないほど手早く自己紹介を済ませた二人は今後の目標について話し合う。

「俺としては支給品の中に使いたくなる武器が無かったのでな、これから探しに行くつもりだ。お前はどうする?」
「俺も説明を人に聞かせたいから一人ではまずい、同行させてもらってもいいか?」
「うむ、よかろう。どうやらここは鳥取市内の様だ、道路標識に書いてあったしな。とりあえず出雲を目指すが何か乗物を持っていないか?」
「乗物は……ってなんで出雲なんだ?」

いきなり出雲という単語が出てきて驚く玄人好み。
それもそのはず、出雲は鳥取では無く島根県の県庁所在地……は松江だ。この勘違いの大半は桃鉄が悪い。
それを聞いて丸太は我が意を得たり、とそのワニの様な口をニヤリとさせる。

「いいか、いまさらだがこの書き手ロワにはシャレにならないほどの強、いや狂キャラがゴマンといるに違いない。
ならばそんな相手と戦い、生き残るにはただの丸太では無くチート気味な丸太を手に入れる必要があるのだ。ここまで言えば……わかるな?」

そう言われて玄人好みは考える。出雲……出雲と言えば……ッ!

「そばを喰って腹ごしらえ?」
「桃 鉄 で や れ 。出雲と言えば出雲大社に決まっているだろうが! そう、あの神無月の語源となった出雲大社だ!
そこの境内の木から丸太を作れば間違い無くかなりの付加価値が齎せられるはず! 宝具? デバイス? 概念武装? ぼっこぼこにしてやんよ!!」
「……なるほど、解った。で、乗物の方だが、こんなのが……」

そう言って玄人好みが取りだしたのはオートバイ。しかも二台。
そのバイク達を見た丸太は一瞬驚愕の表情になった後、腹の底から呵々大笑した。
なぜなら――



まず、シートに跨り、サイドスタンドを左足で外す。この体格なら当然、一般人でも十分両足が着くシート高。

ハンドルの位置、足のペダル位置共にアメリカンらしくゆったりとしていて、前傾姿勢になる事はない。

次に左側のクラッチレバーを握る。確かに噂通り重めだが、今の俺は人間ではないから苦にもならない。


そして右手側のセルスイッチを押す。


それだけの仕草、たった一つの合図を出すだけで鉄とゴムの塊が呼吸を始め。

右手の手綱を絞れば、液体のカイバを喰らい鋼鉄の汗馬が周囲に轟くような重低音の嘶きを上げる。

肩慣らしに左足の鐙へ指令を出し、両手の手綱のバランスを取ると待ちきれないと言わんばかりに地面を蹴り進み出す。

時に三拍子と評される独特の鼓動が体に心地良い振動として伝わってくる。

まるで本物の馬に乗っているかの疾走感。

馬体が大きく、重量もかなりあるので旋回には向かないが、直進安定性は申し分なし。

周囲を一周し、元の位置で停止して鍵を捻るとそれは馬から鉄へと戻る。


この支給品、その名をHARLEY-DAVIDSON:FAT BOYと言う。ロボロワの参加者、ボブおじさんことT-800が劇中で乗りまわしてたアレ。




もう片方のバイクは先程のハーレーとは違いかなりスリムな外観。
最初は250ccに見られがちだがれっきとした400ccである。
こちらの始動法は先程の、いやむしろ一般的なバイクとはやや趣が異なる。
いわゆるキックスタートだ。肝心な事だ。むしろ儀式だ。決してめんどくさいとか言うな。
まずは右足のスタートレバーを何回か踏んでいく。そうして一定の回数を重ねると抵抗が大きくなり、簡単にはこれ以上踏めなくなってしまう。
このあと力づくで踏んでも問題は無いのだが、より確実な方法を取るとする。
左手側にあるデコンプレバーを握るとエンジン内の圧縮が抜かれ(詳しい事はググってね)またレバーが踏めるようになる。
そしてゆっくりレバーを踏んでいくと、右足にカチリと伝わる感触。例えるならパズルのピースが嵌った感覚が近いか。
そこでデコンプレバーを放し、スタートレバーを戻す。
これで下準備は完了。さあ本番だ。
右足に全体重を乗せ、ケッチンにビビることなく、一気にスタートレバーを踏み下ろす!
するとエンジンが微弱だが鼓動し始め、すかさずアクセルを軽く捻ると本格的に唸りを上げる!
さっきのハーレーが働き盛りの牡馬、しかも二頭立ての馬車とすればこちらは乗馬クラブの若い牝馬といったところか。

こちらのバイクはYAMAHA SR400。書き手ロワでは貴重ともいえる現実出典である。





無事にオートバイの試運転を終わらせたところで二人は一路目的地の出雲へ向かう。
いざ出発、と言うところで前方の建物―鳥取県民文化会館―から現れた人影が一。
サガロワの書き手、猛撃のエーデルリッターその人である。

「なにやら外からバイクの音が聞こえてきたので出てきましたが……よろしければ情報交換をしませんか?」

そうして再び描写の必要が無いほど素早く自己紹介と情報交換を済ませた三人。
特にこれから二人が史跡へ向かうと言う事がエーデルリッターの琴線に触れた模様。

「なるほど、各地の名所、寺社仏閣へ向かうと言うのですか……素晴らしい! 冒険譚に古代の遺跡は欠かせないですからね」
「ほう、ではお前も」
「無論一緒に行きます。断っても無駄ですよ? 「いやです」の一言で拒否しますからね、詩人だし」
「そうか、ではゆくぞ! 出雲大社にはとりあえず西へ向かえば着くだろう。そもそも日本地図で現在地を把握しろと言う方がおかしいしな」

丸太の言う事はまんざら間違いではないかもしれない。

例えば東京ドームに地下闘技場が無いと言えるか?
佐渡や対馬、隠岐や淡路島が「バンガード 発進!」をするかも?
幻の安土城が復元している可能性は?
あるいは琵琶湖の付近で必殺技を繰り出し太陽の黙示録の様に分断されないとも言い切れない。

そんな妄想をしながら三人は出発する。バイクで。
ちなみにエーデルリッターはメタルアルカイザーの因子が含まれているので運転に支障は無い。
どこぞの世紀末モヒカン達にしか見えないのは言わぬが花。

「なあ、ちなみに鳥取に飛ばされなかったら出雲大社目指さなかったんだろ。代わりにどこへ行くつもりだったんだ?」
「そうだな、寺社仏閣なら伊勢神宮や神田明神、諏訪大社の様なシャレにならない場所や、屋久島の縄文杉などは素晴らしい。
量で行くなら札幌や仙台のポプラやケヤキを根こそぎディパックに入れるのもいいかもしれんな!」

……どうみても天罰が下りそうです本当に(ry

ちなみに全員ノーヘルで運転、搭乗しているので放送が聞こえるかは非常に怪しい。
オートバイを運転した事の無い人は走行中の車から頭を出してみればどんな感じか良くわかるよ!



【1日目・黎明 鳥取県・東部/鳥取市・鳥取県民文化会館前】

丸太氏@動物バトルロワイアル】
【状態】:オートバイ運転中、ハイテンション
【装備】:HARLEY-DAVIDSON:FAT BOY@ロボロワ
【持物】:基本支給品、不明支給品0~3(「丸太が使いたい」武器は無い)
【思考】
0、ヒャッハー、ハーレーだ!!
1、丸太が欲しいのでまずは出雲大社を目指す
2、何となく、獣王会心撃を撃ちたい

【備考】
 ※外見はクロコダイン
 ※猛撃のエーデルリッターと情報交換をしました



【大いなる玄人好み@安価漫画バトルロワイアル】
【状態】:説明病末期、ハーレーにタンデム
【装備】:
【持物】:基本支給品、不明支給品0~1
【思考】
1、次こそ説明しまくる
2、説明する相手が必要なのでとりあえず二人に着いて行く

【備考】
 ※外見は説明台詞の人
 ※猛撃のエーデルリッターと情報交換をしました

【◆FzZ4PxBZ76:猛撃のエーデルリッター】
【状態】健康
【装備】フォルテール@GR2、YAMAHA SR400@現実
【持ち物】基本支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:詩人の心をつかむため、詩作に励む
0、詩作の題材になりそうなので二人に着いて行く
1:フォルテール&他の参加者に興味。もののふの心を持つ者を探したい
2:◆69O5T4KG1cの存在を警戒するが、演出に使えるようなら利用する
※外見は詩人@ロマンシングサガ3。素顔はメタルアルカイザー@サガフロンティア1です。
※同ロワでの経験から、◆69O5T4KG1cの危険性をある程度読んでいます。
※丸太、大いなる玄人好みと情報交換をしました

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ありがとうございました 丸太氏 ループ・ザ・ループ
ありがとうございました 大いなる玄人好み ループ・ザ・ループ
オーバーチュア(Metal-Doll Edit) 猛撃のエーデルリッター ループ・ザ・ループ

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最終更新:2009年06月06日 00:00
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