「この気持ち、正に愛だ!」
そう優男が一人、暗闇の中叫ぶ。
一見ガンダム00のグラハム・エーカーに似ているが、唯一違っているのはその髪。
グラハムが金髪に対して、彼の髪の色は黒。
まるでカラスの様に、真っ黒である。
…ここまで言って分かる方には分かるだろう。
ニコロワβにおいて、グラハム・エーカーと射命丸文という名コンビを作り上げた男―――
そう。名前はフラッグファイター風神F.E。
主にバトル描写を得意とし、様々な名バトルを書いた書き手である。
「…と、まぁ悠長に考えている暇も無さそうだしな…そろそろ移動するとしよう」
そう思いつつも風神がディパックを持ち上げたその瞬間―――
「よう、書き手さんよ」
その言葉と同時に聞こえた方から剣を持ったシャツ一丁の柊かがみがこちらに走ってきていた。
風神はそれに気付き、かがみを避けつつ、間合いを取る。
「…き、君はゲームに乗っているのか?柊かがみ」
風神がかがみに問いかける。
かがみは少し笑いながら答える。
「…あぁ、乗ってるさ。そう俺は決意したんだ…それとな…」
かがみが持っていた剣を構え直す。
「俺はかがみじゃねぇ…決意と出会いと6/氏っていう立派な名前があるんだよッ!」
すると目の前のかがみ―――いや、6/は今度こそと剣を構え、風神に突っ込む。
(―――ろ、6/氏だと!?)
風神はその剣先を避けつつも、6/氏という単語に驚愕する。
6/はカオスロワの書き手ながら、ロワの経験は自分よりも上だし、それ相当の実力もある。
例え自分が「風を操る程度の能力」を持っていて、その力を最大限に使っても―――勝てる気は無かった。例えかがみの姿であっても。
(6/氏だったら負ける事は確実。…ならば!)
風神は今出せるありったけの風を6/に当てる。
その風を受けた決意が少しひるんだ瞬間―――
「即効魔法発動!強制脱出装置!」
風神がポケットに入れておいたカードを取り出し、そう叫ぶと、風神の姿は消えた―――
◇◇◇
「…上手く逃げやがったな…」
そう言いながら6/は地面に座る。
「あー…喉、乾いたな…」
6/はディパックから水を取り出して、ペットボトル一本を一気に飲みほし、ぷはぁ、と息をつく。
「…ふわぁ…なんで俺6/さんの名前が入ってんだろ…そのせいで6/(かがみ)になってるし…
本人に会ったら大変だぞ、こりゃ」
そう。決して彼は6/では無い。
トリップは◆KX.Hw4puwg。らき☆ロワ序盤に当たり、様々な登場話を始めとする、奇抜かつ堅実な作品を書いた書き手であり、唯一三人の6/氏を書いた書き手である。
「…ま、疲れたし、そろそろ寝たいな…寝れる場所を探すか」
そう目をこすりつつ6/―――いや、決意は夜道を歩きだした。
【長崎県・一日目・深夜】
【
決意と出会いと6氏@らき☆ロワ】
【状態】:若干の疲労、眠気
【装備】:カリバーン@アニロワ2nd
【持物】:基本支給品(水一本消費)、不明支給品0~2
【思考・行動】
基本思考:ゲームに乗る決意をする。
1:あの男(風神)はいつか殺す
2:らき☆ロワの面子は厄介だ
3:6/さん…来てないよな?な?
【
フラッグファイターF.E@ニコロワβ】
【状態】:健康
【装備】:DMカード、強制脱出装置(使用済)@ニコロワ
【持物】:基本支給品、不明支給品0~2
【思考・行動】
基本思考:ロワから脱出する。
1:βの皆は来ているのか?
2:6/氏はゲームに乗っているのだろうか…
3:何処に行くんだ?これ…
※決意を6/氏と勘違いしています。
※行き先は次の方に任せます。
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最終更新:2009年03月31日 18:10