一人の巫女が富士山をバックに歩みを進めていた。
そんな巫女をスカート姿の人間が追う。
「あら、◆CqqH18E08c……いえ大変な支給品さん。初めましてでいいのかしら?」
いつでも完全で瀟洒にそれが彼女のポリシー。
そのポリシーにの通り彼女は後ろを見ることなく瀟洒に後ろに歩みよる男なのか女なのかよく分からない物体の名を呼ぶ。
呼ばれた物体は一瞬ビクリと震え足を止めた。
「なぜ初対面の俺の名前を知っている?」
物体――大変な支給品は警戒するように身構えながら声を絞り出す。
しかし彼女は身構える大変な支給品とは対照的に瀟洒に答えを返した。
「私は完全で瀟洒。知らないことなんてあんまりないわ。」
「まさか……あんた
完全で瀟洒な繋ぎ師……◆jU59Fli6bM!?」
彼は畏怖と尊敬を同居させた視線を彼女に向ける。
ニコロワβに置いて繋ぎを多く書く彼からすればニコロワで燃える繋ぎを書いた彼女は偉大なる先人。
目指すべき存在なのだ。
彼女はそんな羨望の視線を受けながらも飄々とした態度を崩さない。
「あなたがこのロワで望むものを聞いても良いかしら?」
「個性……個性だな対主催になるにしてもマーダーになるにしてもなんか個性を出したい
個性さえ出せるならどうなろうと構わない」
大変な支給品がどこか熱く自分の望みを語るがそれに対する瀟洒な繋ぎ師の答えは冷たく……
「そう。頑張ってね。」
それだけ。ただ一言だった。
別に個性を出す場までの繋ぎは私がしてあげましょうと言った応援の言葉もなにもない。
冷たい一言。その一言でしばらく場の空気が凍る。
しばらくは沈黙が続くがそれに耐えきれなくなった大変な支給品が口を発する。
「あなたの目的はいったい何なんだ?」
「私の目的……?そうね、場を繋ぎ続けることかしら、瀟洒にね。
普通の名探偵や
ガチムチの素敵な兄貴のような他の書き手が動きやすいように場を整えるのが私の仕事
それは私がロワの参加者になろうと変わらないわ、逆にいえばそれ以上のことをしようとは思わないわね」
彼女は瀟洒にそう答えた。
場を繋ぐことにかけてのプロ意識。それが彼女が完全で瀟洒な繋ぎ師と呼ばれる所以だった。
「そういえば個性を出したいとかさっき言ってたけどその格好十分に個性的じゃないかしら?」
「言わないでくれ。この格好は個性的すぎて自分でも恥ずかしいんだ」
【一日目・深夜/山梨県】
【完全で瀟洒な繋ぎ師◆jU59Fli6bM@ニコロワ】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】基本:ロワの場を瀟洒に繋ぐ
1:場を繋ぐ以上のことはしない
【備考】
※外見は博麗霊夢の服をきた十六夜咲夜
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最終更新:2009年03月26日 15:24