未来への系譜/仮面ライダーミライは、悲しみに沈んでいた。
 ホラゲロワで活動している書き手達を救えなかったこと。彼らが死ぬ未来を変えられず、それどころか命を奪ってしまったこと。宇宙戦艦内部で起こった悲劇が、ミライの心に悲しみを植えつけていた。
 もっと力さえあればこんなことにはならなかった。平成ライダーロワでも、天の道を継いだ擬態天道はみんなを守った仮面ライダーになれたのに、その姿をした自分は守れなかった。
 これではホラゲロワの書き手達だけでなく、未来を変えた彼すらも愚弄していることになってしまう。
 あの時、もしもハイパーゼクターさえあればこんな未来にはならなかったはず……
(いや、違う。ハイパーゼクターがあってもなくても関係ない。オレが、オレ自身の力でホラゲロワのみんなを助けなければいけなかった……こんな弱音を吐いたら、ハイパーゼクターがあったとしても……力を貸してくれる訳がない)
 仮面ライダーカブト本編におけるハイパーゼクターは、絶対なる強さを持つ天道総司を認めた。彼はどんな絶望的状況を前にしても決して弱音を吐かず、世界総てを守るという揺るぎない信念を持ったからこそ、カブトになれた。
 平成ライダーロワの擬態天道も数えきれない絶望を味わったが、仲間達を信頼して立ち上がった。だからこそ、天道とゼクター達は擬態天道を認めたのだ。
 だが、今の自分は何だ。ホラゲロワの書き手達を守れなかったのを、違う何かのせいにしようとしている。そんな男が仮面ライダーとして未来を変えるなんて、出来る訳がない。
 今、自分にできることは何か? これ以上、犠牲を増やさないことだ。書き手がいなくなってしまっては、同じロワで活動している書き手……更には、そのロワの読み手達も悲しむ。
 だからこそ、これから起こる悲劇を変えなければならなかった。
 その為にもカブトエクステンダーのハンドルを強く握りしめるが、やはり罪悪感を拭いきることはできない。疑似宇宙空間から脱出してから時間が経つが、心の中に宿る悲しみは消えなかった。
(自分に負けちゃダメだ。自分の弱さから逃げて、全てを諦めるなんてあっちゃいけない。彼らだってこの辛さを乗り越えた! だから、俺も戦わないといけないんだ!)
 それでも、ミライは折れたりしない。
 ウルトラマンコスモスの主題歌には『自分にだけは決して負けない』という歌詞があった。
 仮面ライダーキバに登場する名護啓介のキャラクターソングには『強さのため、自分の弱さから逃げるな』という歌詞があった。
 これら以外にも、心の強さを示すような歌詞が多く使われているヒーローソングがたくさんある。そんな歌が使われている番組に登場したヒーロー達を書いたのだから、彼らのような心を持ちたかった。
 自分自身の悲しい運命を変えた、平成ライダーロワに登場した彼らのように。
 自分が書いたキャラクター達の活躍を脳裏に思い浮かべながら、ミライはハンドルを握り続ける。その最中だった。
 突如、雷鳴のような轟音が鼓膜を刺激する。それに驚いてカブトエクステンダーを急停止させて、ミライはそちらを振り向いた。すると、ここから数メートル先に離れた場所で黒煙が立ち上っているのが見える。
 空気を震わせるほどの爆発音が鳴り止むことはない。それにより、すぐ近くで戦いが起こっていることをミライは察した。
「そんな……! 書き手同士で戦うなんて駄目だ!」
 ミライはハンドルを握り直して、戦いが起こっている場所に向かって走る。
 パロロワ書き手は物語の中でキャラクター同士の殺し合いを書くことはあっても、実際に書き手同士で争うことなんてあってはならない。ロワ書き手同士で殴り合っては、ロワにとってダメージになる。書き手一人の行動が原因で議論になり、ロワのイメージが下がってしまうケースが多くあった。
 だから、書き手同士の戦いなんて止めなければならない。そんなことをしたって、何かが生まれる訳がないのだから。
 このままでは、悲しい未来が生まれてしまうだけ。それを変える為にも、彼は走り続けていた。


【1日目・黎明/B-2】
【未来への系譜/仮面ライダーミライ(◆MiRaiTlHUI)@平成ライダーロワ】
【状態】健康、一人称“オレ”、深い悲しみと怒り、30分カブトに変身不可
【外見】天の道を往き、全てを司る男を継ぐ者@平成ライダーロワ
【装備】エクスカリバー・ガラティーン@二次聖杯、カブトエクステンダー@平成ライダーロワ
【持物】不明支給品0~1(ハイパーゼクター以外)、パロロワメモリについての考察メモ
【思考】基本:主催者の思惑も、変えられてしまった自分自身も、自分の手で変えてみせる
0:この先で起こっている戦いを止めて、悲しい未来を変えてみせる。
1:未来を変えるためにも主催者の思惑を探りたい
2:爆弾機能もだが、自他のメモリによる精神汚染をどうにかしたり、警告することを最優先


※変身制限により10分間しか変身できず、同じ変身アイテムを使えるのは二時間ごとです。
※作品再現によりタキオン粒子を魔力の代わりに使用出来ます


※パロロワメモリについての考察・体感まとめ
※使い回し不可。ただし同じトリップなどの同一の書き手なら、別ロワ所属でも使いまわせるかも。ただし別ロワの記憶は曖昧になっている
※マキシマムブレイクなどの必殺技によるメモリブレイク、強制排出不可。適合者死亡時に共に消滅
※強度の精神汚染あり。書き手としてのエゴや信念に飲み込まれがちに。一般人離れした物語の登場人物のような精神状態に
※過剰適合により、チート能力を使えうる反面、使えば使うほど、精神汚染及びメモリの一体化・強化が進行

※ある種、書き手たちは常時キャラクターへと変身状態なため特殊能力を使わないでも徐々に汚染は進行




 今から、ほんの少しだけ時間が遡る。
 多ジャンルバトルロワイアルに参加している【ライダー】エウーゴという名の書き手は、北岡修一の姿になってニヤリと笑っていた。
 つい先程、ミラーワールドで戦っていた35人の参加者に向かってエンド・オブ・ワールドを放ったことで、その大乱戦を強制的に終了させられたのが大満足だった。
 恐らく、現時点でのキルスコアはトップだろう。ランキングでは全員分のカウントがされているかはわからないが、それでもたくさん殺せた。
 そこでふと【ライダー】エウーゴは考える。他の多ジャンルロワの書き手達は、どれだけ殺せているのだろうかと。
 多ジャンルロワから他に参加しそうな書き手は誰か? ジェレミア・ゴットバルトの姿になりそうな【誓約者】ダブルエックス。後藤の姿になりそうな【寄生獣】イーボゥ。狭間偉出夫の姿になりそうな【魔人皇】ジーヴ。枢木スザクの姿になりそうなU1。そして、シャドームーンの姿になりそうな【世紀王】K.K.……この5人が有力候補かもしれない。
 恐らく、多ジャンルロワ書き手の大半がマーダーとなるだろう。彼らのほとんどは殺る気とロワへの熱意に溢れているので、会場は血の海になるのは火を見るより明らかだ。
 実際に【ライダー】エウーゴ自身だって、ここに来てから多くの書き手を殺した。もっとも、それはこれからも変えるつもりはない。正統派のマーダーになる為にも殺し合いを更に加速させる気だ。
 そう考える【ライダー】エウーゴは今、ここから少し離れた場所でバイクが走っている音を察知していた。それはどんどん大きくなっていくので、参加者が近づいてきていると考えている。
 今は絶好の機会だと確信して、【ライダー】エウーゴは懐からゾルダのカードデッキを手にして構えを取った。
「変身!」
 その力強い掛け声と共に、彼の周囲には人型の虚像が幾つも現れる。それらは【ライダー】エウーゴの身体を包みこむと、一瞬で緑と銀に彩られていった。
 変身を終えた彼の手元に一丁の銃が顕在する。そうして【ライダー】エウーゴは仮面ライダーゾルダへの変身を果たしたのだった。
 ゾルダに変身した彼はカードデッキに手を伸ばして、そこから一枚のカードを取り出す。
『SHOOT VENT』
 それをマグナバイザーに読みこませると、電子音声が響き渡る。距離が離れているおかげで、この声は標的に聞こえていないだろう。
 案の定、相手には気付かれていない。向こうから近付いてくる中、虚空より巨大な大砲・ギガランチャーが現れる。ゾルダはそれを掴み、標準をバイクの持ち主に向けた。
「あんたには悪いけどこれもロワだからね。ここで華々しく散って貰うよ?」
 ギガランチャーのAPは2000。変身もしていない状態でその一撃を受けては、細胞一つ残らないだろう。バイクや支給品も吹き飛ぶだろうが、キルスコアが稼げるならば構わない。
 パロロワでは『ズガン』と同意義に捕えられやすい狙撃による死。それを、これからゾルダはやろうとしている。
 最近のロワでは煙たがられるかもしれないが、昔はよく行われていた。それにゾルダだって、さっきエンド・オブ・ワールドをやって何人も殺している。
 マーダーをやるなら手段なんて選んでいられない。ロワは殺さなければ話が進まないのだから、罵られようとも受け止めなければならない時がある。
 ならば、ここで彼を不意打ちで仕留めるのもロワの定め。文句を言われる謂れなどない。殺されたくないなら、最初からロワに出さなければいいのだから。
「それじゃ、さようなら……!」
「影から大砲で不意打ちしようなんて、随分といい度胸してるのね?」
 ギガランチャーの引き金を引こうとした瞬間、後ろから声が聞こえてくる。
 気付かれた!? そんな思考が芽生えたことで、心臓が跳ね上がるような衝撃をゾルダは感じた。
 一人の書き手を殺すことに集中しすぎて周囲の注意を怠りすぎた。そんな迂闊さをゾルダは呪うが、もうどうにもならない。
「その姿は仮面ライダーゾルダ……もしかして、ライダー系のロワ書き手かしら? あるいは多ジャンルロワかロワイヤル×ロワイヤルの書き手。でも、何処の書き手にしてもあなたはマーダーであることは確実のようね」
 仮面ライダーオーズに登場するグリードの一人・メズールのような声から感じられるのは、確かな敵意。
 現れた書き手は全てを察しているのだ。ゾルダに変身して、そこから遠くにいる書き手を不意打ちで殺そうとしていたことを。こうなっては言い逃れなど難しいだろう。いくら原作の北岡秀一がどんな裁判でも勝ってきたスーパー弁護士でも、こんな状況を見られた上で善人だと言い張るなんてできない。
 いや、もしかしたらできるのかもしれないが、それは相手が城戸真司のような超が付くほどのお人好しで馬鹿な人間だけ。秋山蓮のように疑わしかったら、速攻でバレてしまう。
 ここに現れたのはメズールのようなキャラだとすると、切り抜ける方法はただ一つしかない。
「大正解……ってことで、ご褒美をあげるよ!」
 素早く振り向いたゾルダは、ギガランチャーのトリガーを引いて弾丸を放つ。
 すると刹那の時間もかからずに大爆発が起きて、辺りの木々を容赦なく吹き飛ばした。それだけでは飽き足らず、ギガランチャーの砲弾を発射して破壊を続ける。
 ここは書き手バトルロワイアル。一発の砲弾だけでは死なない書き手もいるかもしれない。幹部怪人のメズールもその一人だから、念には念を入れる必要があった。
 連鎖的に起こる爆発の炎がどんどん広がっていき、周囲が煉獄の赤で染まっていく。凄まじい熱気がアーマーとスーツに突き刺さるが、中にいる【ライダー】エウーゴは表情を顰めたりなどしない。
 ただ、燃え盛る炎を仮面越しから見つめているだけだった。
「メズール……ってことは、オーズロワの書き手だったのかな? そういや、俺も最近あそこで書き始めたっけ。でも、今の俺は多ジャンルロワの書き手だから関係ないか……あちらさんには悪いと思うけど」
 【ライダー】エウーゴこと◆ew5bR2RQj.は、何も多ジャンルバトルロワイアルだけで執筆している訳ではない。仮面ライダーオーズバトルロワイアルを始めとした、様々な余所のロワにも参加しているのだ。
 同郷の書き手を殺してしまった。その結果に若干の蟠りが芽生えるも、すぐにそれを振り払う。今の自分は多ジャンルロワの書き手なのだから、他のロワに配慮する必要などない。奉仕マーダーをやるにしても、その対象は多ジャンルロワ書き手だけだ。
 オーズロワの書き手には悪いが、ここは書き手ロワだから仕方がない。戦わなければロワじゃないのだから。
「もしかして、◆l.qOMFdGV.だったのかな? 今となっちゃ、確かめられないけど」
「……正解よ、◆ew5bR2RQj.」
「何っ!?」
 燃え上がる炎の勢いが増す中、ゾルダの耳に声が響く。
 次の瞬間、視界の外側から空気を裂くような音が発せられ、その方向より何者かが接近してくる気配を感じた。反射的に振り向くと、紅く彩られた装甲を纏った少女が二本の剣を構えながら突貫してくるのを見る。
 ギガランチャーの砲口を向けて引き金を引こうとするが、遅い。一瞬の間で懐まで迫った少女が剣を振るい、そのままゾルダの胸部は切り裂かれた。
 斬撃によって装甲から火花が飛び散らせながら、呻き声を漏らすゾルダは吹き飛ばされていく。しかしそれだけで終わることはなく、少女は同じ箇所を狙うように刀を振るい続けてきた。
 やがてゾルダはその衝撃に耐えることができなくなってしまい、勢い良く吹き飛ばされてしまう。受け身も取れないまま地面に激突してしまい、ギガランチャーを手放してしまった。
 数回ほど土の上をバウンドするが、ゾルダは素早く立ち上がって相手を見据える。この時、ようやく現れた書き手の姿を目に収めることができた。
「いいえ、もしかしたら今のあなたはこう呼ぶべきかしら……? 【ライダー】エウーゴ」
「ご名答だよお嬢さん……いや、◆l.qOMFdGV.」
 不敵に笑いながらも、視線に敵意を込めている少女の姿はオーズに出てくるメズールと同じ。やはり、オーズロワの書き手だった。
 その華奢な体に纏われている重厚な武装は、オーズロワに参戦しているIS〈インフィニット・ストラトス〉という作品に登場するスーツだ。向こうのロワにも参加しているので、ISという武器の詳細を知っている。だからこそ、ゾルダは溜息を吐いた。
(これはちょっと、厄介な相手に見つかっちゃったかな……?)
 ゾルダは己の不運を呪う。
 不意打ちで他ロワの書き手を殺そうとしたら、更にまた別のロワ書き手に見つかってしまった。しかもその書き手すらも殺せず、それどころか真っ向から戦う羽目になる。
 だがこうなってしまった以上、嘆いていても仕方がない。むしろ、マーダーとしてのスタンスを全うできると喜ぶべきなのだ。
 厄介な相手だからこそ殺す価値がある。最初に出会った麻雀超人という新々漫画ロワの書き手みたいに、楽しい戦いができるかもしれない。
 そうだ。それがいい。それでこそ、王道マーダーのあるべき姿なんだ! どんな手段を取ろうとも、邪魔な奴らは殺しまくる……これこそ、マーダーだ!
「さあ……思いっきり戦おうじゃないの!」
 仮面ライダーゾルダに変身した【ライダー】エウーゴの叫びが、◆l.qOMFdGV.との戦いのゴングとなった。




(あまりバトル系の話を書いてなかった私が、まさか本当にバトルをすることになるなんてね)
 オーズロワで見せしめにされた(厳密に言うと、後から実は生きていて主催陣営によって人質にされてしまった)篠ノ之箒というヒロインの武器・紅椿を装備した◆l.qOMFdGV.は、浮遊しながら仮面ライダーゾルダを睨んでいる。
 彼女は◆MiRaiTlHUIと◆z9JH9su20Qのコンビを目撃してから、単独行動を選んだ。あそこで声をかけてチーム結成もできたが、そんなことをしたら惨劇が起こってしまう。
 前話でも言ったように、パロロワでは同作キャラのジンクスというものが存在する。その法則が書き手ロワでも作用するなら、こんな序盤から同ロワ書き手同士で固まるのは得策ではなかった。そういう意味ではあの二人を放置するのは危険だったが、だからといって◆l.qOMFdGV.に何かができるわけでもなかった。
 別れてと言っても聞いてもらえるかどうかわからないし、それ以前に姿を見せた時点で危険だ。だから今できることは、気付かれないように別れるしかない。
 それから単独行動を続けていたら、仮面ライダーゾルダが遠くにいる書き手を狙撃しようとしているのを見つける。そんな不躾なことをしている彼の正体は、やはり【ライダー】エウーゴだった。
 【ライダー】エウーゴは、ついこの間からオーズロワに参加するようになった書き手の一人。だから義理はあるものの、よりにもよって不意打ちで余所のロワの書き手を殺すという外道行為を行おうとしている。
 このまま黙っていたら、もしかしたらオーズロワの書き手達も殺そうとするかもしれない。例え、彼が同じロワで書いている◆ew5bR2RQj.であろうとも、断じて許す訳にはいかなかった。
 だから、ギガランチャーの砲弾が発射された直後、支給された紅椿を装備してゾルダを斬った。そういえば、オーズロワでもメズールには紅椿が支給されていたなと、◆l.qOMFdGV.は思い出す。
(案の定、彼は私を殺そうとした。違うロワで一緒に書いている私だろうとも……でも、素敵だわ。それが彼なりの「愛」なんだから)
 ギガランチャーの砲弾を放ち、殺害という形で口封じをしようとしたゾルダを責めるつもりなどない。むしろ、褒めてすらいた。
 マーダーとして戦うことで、多ジャンルロワにはこんな凄い書き手がいるんだというアピールになる。その結果、多ジャンルロワはもっと色んな人に読んでもらえるかもしれない。
 それもまた「愛」の一種。「愛」という感情を求める本物のメズールが【ライダー】エウーゴを見たら、きっと歓喜するだろう。
 無論、◆l.qOMFdGV.も興味を持っていて、出来ることなら【ライダー】エウーゴを応援したい。しかしだからといって、黙って殺されるわけにはいかなかった。
(決めたわ。私は仮面ライダーオーズバトルロワイアルを守り、イメージアップをする……そして、そのイメージを下げる奴らを倒してみせる! それこそが私の「愛」よ!)
 ◆l.qOMFdGV.の中で、そんな想いが燃え上がっていく。
 原作のメズールだったらこんなことを考えないかもしれない。もしもオーズロワでメズールがこんなことを考えるようになったら、それはただキャラ崩壊だ。説得力のある描写を書けば別だが、そうでないなら100%叩かれてしまう。
 でもここは書き手ロワ。メズールであってメズールではない。仮面ライダーオーズバトルロワイアルという企画の為に動く、◆l.qOMFdGV.というトリップを持つ一人の書き手だった。
 その途中でオーズロワ書き手と出会うかもしれないが、出来るなら中盤以降が望ましい。出会ってしまったら、それはそれで仕方がないが。
 今は【ライダー】エウーゴを倒し、それからオーズロワのイメージアップをする。その為にも、負けるわけにはいかなかった。
 ◆l.qOMFdGV.と【ライダー】エウーゴは睨み合う。多ジャンルロワとオーズロワ……強い因縁で結ばれているかもしれない二つのロワ書き手が、こうしてまた出会った。
 ここにいる二人は知らないが、数時間前にも多ジャンルロワとオーズロワの書き手による戦いが起こっていた。【世紀王】K.K.と◆QpsnHG41Mgによる戦いが。
 その戦いは圧倒的な実力を誇る【世紀王】K.K.の勝利で終わったが、この二人の戦いがどんな結果で終わるのかはまだ誰にもわからない。どちらかが勝つのか、両者相打ちで終わるのか、それともまた違う結末が待ち構えているのか。
 『綿棒』というキーワードによって芽生えた因縁による戦いが、こうして始まった。

【一日目・黎明/B-3 市街地】
【【ライダー】エウーゴ(◆ew5bR2RQj.)@多ロワ】
【状態】肩に傷、仮面ライダーゾルダに変身中
【装備】仮面ライダーゾルダのデッキ@多ロワ、仮面ライダー王蛇のデッキ@多ロワ
【持物】基本支給品×4、麻雀牌セット@新々漫画ロワ
    四次元トートバッグ@川崎宗則ロワ、パニッシャー@TRIGUN×13、バット、グローブ、ボール、不明支給品1~8
【思考】
基本:マーダーをやっちゃおうかな。
0:◆l.qOMFdGV.を倒す。
1:無差別か扇動かステルスか奉仕か……まあ、後は流れで。
2:だが、乱戦には嬉々として、混ざる。
[備考]
※変身についての制限は後続の書き手に任せます。


【◆l.qOMFdGV.@仮面ライダーオーズバトルロワイアル】
【状態】健康、紅椿を装備中
【装備】紅椿@仮面ライダーオーズバトルロワイアル
【持物】基本支給品、不明支給品0~1
【思考】
基本:仮面ライダーオーズバトルロワイアルというロワのイメージアップをする為に動く。
1:【ライダー】エウーゴを倒す。
2:ジンクスを避ける為にも同じロワの書き手と出会うのは、出来れば中盤以降がいい。でも会った時は仕方がない。
※外見はメズール@仮面ライダーOOOです。


094:鯖味噌昇天 ◆時系列順に読む 096:ライブ感が大事な話
094:鯖味噌昇天 ◆投下順に読む 096:ライブ感が大事な話
060:When They Cry 未来への系譜/仮面ライダーミライ
088:End of World 【ライダー】エウーゴ
056:欲望と絆と集う書き手達 ◆l.qOMFdGV.

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最終更新:2013年12月21日 11:22