405 :名無しの紳士提督:2015/07/17(金) 00:38:15 ID:Ac6Gco2w
老朽化によって執務室の壁に穴が空いてしまう。すぐさま穴を塞ぐ手配をしようとするが穴の向こうが艦娘達の部屋であることに提督は気づき…って電波を受信した。
506 :sage:2015/08/04(火) 16:30:30 ID:q94qtIaQ
提督「あっ、こんなとこに穴が空いてる。ここの鎮守府は着任当時からけっこうガタがきてたからな…今日はもう遅いし、明日にでも妖精たちに修理の手配でもするとするか」
提督「そういや執務室の隣は陽炎型の部屋だったな」チラ
提督「…覗いてみようか?いや、覗きなどではない。俺は軍人である以前に1人の国民。つまり知る権利があるのだ。その知る権利を少しばかり行使するだけだ。だからこれは断じて覗きや窃視などではない…」
提督「(これが陽炎型の部屋か。…はっきり言って、不気味だ。部屋全部が海のようだが、どこか冷たさを感じる青色で統一されている…)」
提督「(それに今の時刻はほとんど全員の艦娘が部屋に戻っているはずなのに部屋には誰一人としていない。おまけにどうしてここから見る限り、備え付けのものを含めた家具の類が一つもないんだ…?)」
提督「(さ、流石に怖くなってきたな…き、今日はこのまま寝ることにしよう…)」
翌朝
提督「(陽炎たちの部屋があんなにサイコな内装だったなんて…彼女たちはみんな快活だったり朗らかだったりするが、やはり内面は陰惨ということなのか?)」
不知火「……」
提督「(いや、むしろ前世の怨念とかそういうのが彼女達から滲み出て、あのような形して現れのかもしれない…)」
陽炎「不知火、いつまで落ち込んでるつもりなの?」
不知火「司令官は私の瞳の色を不気味で、しかも冷たい青色と表現していました…これで落ち込まずにいられると思いますか?
提督「(昨日の青い部屋の正体は不知火の目だったのか…)」
黒潮「瞳の色以前にこの前ウチらが取っ組み合った拍子に空けてもうた穴から夜な夜な隣の執務室覗いてた時点で相当なもんやと思うがなあ」
提督「(えっ?)」
不知火「黒潮こそ、色々言いながらも陽炎と一緒に時々穴から執務室を覗いていたではありませんか」
黒潮「それに夕べは執務室から が穴から覗くのは覗きじゃなくて知る権利やーみたいなこと言うとったんやで」
提督「」ダラダラ
陽炎「そういうことなら 今後は気兼ねなく向こうを覗くことができそうね 」
提督「(一刻も早く壁の穴を修繕してもらおう!)」
405のシチュが気に入ったので勝手に文にしてみた。
最終更新:2016年07月20日 13:06