道具についての詳細
来歴
「どうだ。多少呪われてはいるが、素敵なクラフトであろう? メソ文明黎明期を暗黒と混乱
に陥れたという《大地を地に染める女王》の双子心臓だ」
形容
成人の拳ほどもある赤い水滴型の宝石が二つ。魔女が製造術に用いる血石という石だ。両
方とも内部に人間の眼球が入っている。
血石は心臓のように脈打っているし、内部の目玉は動いて――わたしをみつめてくる。
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正体 |
- ゾォードが自らを生け贄にした呪物
- 知性のある呪物であり、使用者がオンゴロナに取りつかれて負の感情を爆発させた時に肉体を乗っとる。
「ゾォードは生きている。死ぬとき光の粒になって消えたろう。《太陽神》を使って太古に飛
び、《大地を地に染める女王》の心臓が作られるメソ文明の聖地へ行き、呪物となってロッキ
ーに埋めこまれるまでの膨大な年月を、虎視眈々と待ち続けた……」
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使用者との関連性
ロッキーの胸から銃を握る手へと、オロゴの流れが出来ている。
《大地を地に染める女王》の心臓が、通常のウィンチェスター・ショットガンを強化し、チャ
ームガンと似た構造を作り上げている。
心臓が、ロッキーの肉体や銃にまで浸食している――というわけだ。
元ネタ
トラルテクトリ(Tlaltecuhtli)
アステカ神話に登場する神性あるいは怪物・悪魔とされる。
名前は「地の主」を意味する。
始まりの四神の一柱であり激怒する混沌の具現とも海の怪物ともいわれている。
鋭牙を持つ無数の口で太陽を喰らい、自らの血を飲んで出産をするため輪廻転生の象徴ともされる。
創造神話において第五の宇宙が滅びる原因であるトラルテクトリを排除する事を決め、呼び寄せる餌にテスカトリポカは自らの脚を差し出した。
テスカトリポカは足を奪われるが、トラルテクトリは下顎と潜水能力を失い、四肢を縛られて体を二つに裂かれた
裂いた二つの肉体から空と大地が創造されたがトラルテクトリの無念は晴れず(あるいはそれでも生きていたため)、
犠牲の返済として人間の血や臓物を求めるようになった(人間以外のモノは許さなかった)とされる。
この生け贄によって大地は維持されたが、トラルテクトリの怒りは凄まじく不安定なため、不安な人間に必要以上の生け贄を要求したとされる。
仮に生け贄を差し出さなかった場合、大地の恵みは失われ星が息絶えるともされていた。
関連項目
《大地を血に染める女王》の道具分類。
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最終更新:2024年12月29日 14:27