能力についての詳細
発動時の形容
- 神衣や姿形が変わる
- アンクとワスの笏とジェド柱を組み合わせた王笏を持つ。
それはアンクとワスの笏とジェド柱を組み合わせた特別な王笏だ。
アンクとは生命の象徴。
ワスの笏は力と支配の象徴。
ジェド柱とは余の背骨──世界を支える四つの柱を意味するもの。
本来は余と習合したプタハの持ち物であるが、今は完全なる王となった余の力を引き出
す装神具として機能する。
来歴
- ローマによる支配を受けた際に他の神話の神性が交ざった形態
- プタハ、ゼウス、ハーデス、アスクレピオス等がオシリスに習合されて誕生した神性。
「この姿はな、余とブタハ神の化身たる聖牛アピス、それにギリシャ神話のゼウスやハー
デスが混じり合った容だ」
他にもエジプト神話の豊穣神ミンや、ギリシャ神話の医術神アスクレピオスなども含ま
れる。
無論、取り込まれたのはあくまで要素。
ゼウスの神格がそのまま余の中に入ってくるわけではない。
基本能力向上
- 完全な存在となったためオシリスよりも基本能力が向上する
- 肉体(アクト)、影(シュウ)、名前(レン)、魂(バー)、精神(カー)全て揃う。
エジプトにおいて生命は「肉体」「影」「名前」「魂」「精神」の5つの要素からなる。
死して冥界の主となった余は「肉体」が欠損した存在として描かれていた。
だがセラピスと化した余は五要素全てが揃った完全体である。
結果、姿形は元よりあらゆるステータスに変化が現れる。
創造神プタハ
習合神セラピスはエジプト神話とギリシャ神話の、複数神格の混ぜ物だ。
そもそもセラピスとは、人工的全能神を生み出す仮定で造られた。
ゼウスなどが混ぜられたのはその所以だ。
またプタハはメンフィスで語られる神話の主神にして鍛冶神。
ゆえにこの権能は「創造」に特化する。
医術神アスクレピオス
- 死者の蘇生
- ただし戻すのは魂であるため肉体が十全であは必要がある。
「詳しい説明は省くが、余はこれから別神格に姿を変える。そして、医術神アスクレピオ
スの権能を以て、櫛鉈撫子の魂を冥界より引き戻してやる」
元ネタ
セラピス(古代ギリシア語:Σάραπις、Serapis)
エジプトがプトレマイオス1世に支配された時、ヘレニズム期に創造されたエジプトの習合神。
当時エジプトの神官によってマケドニアより由来したローマ・ギリシャ神性が呪われていたため、エジプトとマケドニアの両方に好かれる神性としてアピスが選ばれた。
それが「アセル=ハピ (Aser-Hapi)」と呼ばれ、セラピス (Serapis) となった。
当初はアレクサンドリアで絶大な人気を誇ったが女神イシスの信仰がエジプト全土で高かった事、キリスト教の布教により次第に信仰は失われていった。
関連項目
セラピスのスキル。
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最終更新:2020年04月17日 03:08