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詠唱 |
獅子の舞女たる高神の真射姫が請い奉る! 雷霆、あれ──!
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アルムブラスト形態移行 |
認証申請
六式降魔弓・改・モード・アルムブラスト、解放
『登録射手・斐川志緒、照準手・羽波唯里を認証。六式降魔弓・改・モード・アルムブラスト、起動』
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武器についての詳細
来歴
- 煌華麟の量産モデル
- 必要呪力量や取り扱いの難しい六式重装降魔弓を簡略化したもの。
- 変形機構はなく弓形態のみで六式降魔剣・改を持つ相方と共に運用することが前提となった。
「ただ、〝煌華麟〟のデータを基に、構造を簡略化した量産モデルが造られたという噂は以前
からありました。わたしも詳しくは知らないんですけど」
形容
- 折り畳み式機械弓
- 普段は畳まれ起動コマンドと呪力で安全装置が解除されて弓になる。
「──認証申請! 六式降魔弓・改プロトⅢ、解放!」
折り畳まれたままの洋弓を掲げて、志緒が起動コマンドを詠唱する。流れこんだ志緒の呪力
を感知して、金属製の洋弓が大きく広がった。安全装置が解放されたのだ。
呪術砲撃
- 六式重装降魔弓と同じく鏑矢での呪術砲撃を可能とする。
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雷霆(ひかり) |
志緒が生み出したのは、稲妻を模した呪力の刃だ。それらは雷光の速度で地上へと降り注ぎ、
狙い違わず、鋼色の怪物たちを一匹残らず刺し貫いていた。
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モード・アルムブラスト
- 六式降魔剣・改と合体してクロスボウの形状になる
- 銃把兼銃身になった六式降魔剣・改とくっつけてクロスボウになる。
- 形状はクロスボウだが矢をつがえる場所も、弦を引く機構も存在しない。
刃の部分が分離して、刀身だけが残される。柄の付け根部分も四十五度ほど折れ曲がり、ち
ょうど拳銃の銃把のような姿に変わる。銃口を持たないライフル銃に似た形状だ。
そして唯里から手渡された剣に、志緒は自分の洋弓を装着した。あちこちで金属が嚙み合う
音が響き、洋弓部分も変形する。剣と弓が一体化した十字型の射出兵器──ふたつの武器を
組み合わせて生み出されたのは、大型の弩──クロスボウだった。
空間消滅砲撃
- 空間を削り取る呪術砲撃
- 射程は数百メートル。
- 砲撃というより無音の光の槍となる。
- 物理・魔術で防ぐことは不可能
理論上、この砲撃に耐えられる物質は存在しない。魔術による防御も、ほぼ不可能。これを
防げるのは、同じく空間そのものを削り取る能力を持つ真祖の眷獣か、神格振動波により魔力
を無効化する七式突撃降魔機槍だけだろう。
使用者との関連性
多重目標固定
- 多数の相手をマルチロックオンし撃ち抜く
- 市街や乱戦状態でも広範囲の呪術砲撃を目標にのみ当てることができる。
一瞬だけ目を閉じて、三十体近い怪物たちの位置、すべてを脳裏に焼きつける。呪術標的の
多重固定は、志緒がもっとも得意とする技だ。生まれつきの呪術の才能では、煌坂紗矢華に及
ばなくても、積み重ねてきた修練の量では劣っていないという自負がある。
二人一組
- 火力が高すぎて弓と剣を別々の攻魔師に与える
- 与えられた二人は常に共に行動する。
- アルムブラスト使用時は更に両者の認証コードが必要。
そのあまりの威力と危険性ゆえに、六式・改は剣と弓に分けられて、それぞれ二人の攻魔師
に与えられた。唯里と志緒が常に行動を共にしていたのも、この六式・改の使用に備えてのこ
とだ。七式突撃降魔機槍とは原理こそ違えど、この六式・改もまた、吸血鬼の真祖を滅ぼし得
る武器なのだ。
元ネタ
魔弾(ドイツ語:Freikugel)
ドイツ語で「自在に動かせる弾丸」を意味する語。
ヨハン・アウグスト・アーペル、フリードリヒ・ラウンの『怪談集』に載せられた幽霊譚。後にオペラ『魔弾の射手』として世に知れ渡った。
関連項目
オリジナルモデル。
六式降魔弓・改と同じく簡略化された量産モデル。
こちらは六式重装降魔弓の剣の能力を持つ。
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最終更新:2022年06月15日 19:01