これら各種の法則により構成された異能力は個人の拘りや興味
の偏り、信念や諦観なども反映した形で星辰奏者を象徴する形態を
取り発現する。
薬効創造による幻覚ならともかく、他人の心に影響を及ぼすなど
という魔力のような存在は未だ確認されておらず……さらに彼のソ
レは物理的な衝撃力を有している。
基準値 | 星辰奏者の基準となる出力。 常態の出力であるため、高ければ高いほど有利。 |
発動値 | 星辰体と感応した状態の出力。 基準値との差額が大きいほど反動が身体を襲うため、単に高ければ有利というわけではない。 素養の限界突破は「無限の出力上昇」。 |
集束性 | 星辰光の密度を、どれだけ上昇させられるかの値。 低ければ相手の放つ星に対して脆弱に、高ければ逆に強固になって貫通できる。 素養の限界突破は「森羅万象の無視・破壊」 |
拡散性 | 星辰光の影響を、どれだけ拡大できるかの値。 この値が高いほど、使用者を中心により広範囲へ星の効果を波及させられるようになる。 素養の限界突破で「射程距離無限」となり三次元空間の全てが射程範囲に入る。 |
操縦性 | 星辰光の挙動を、どれだけ自在に操れるかの値。 低ければ単調な直射しかできない反面、高ければ放った後で屈折させたり旋回させたり自由に操作することが可能。 素養の限界突破は「星の精密化」。最小単位で星を適用させることが可能となる。 |
付属性 | 星辰光の特性を、どれだけ武装や物質を損なわず付与することができるかの値。 出力の向上が手数や汎用性に結びつかない反面、単純な強さの増強として現れやすい面がある。 素養の限界突破で「星辰光そのものを付属」できる。 |
維持性 | 星辰光の発動後、どれだけ起こした現象を持続できるかの値。 素養の限界突破で「永遠」を獲得し高位次元と接続している限り存続できる。 |
干渉性 | 自らの星辰光によって、どれだけ自然界の現象に干渉できるかの値。 発現した星がありふれた自然現象に対応したものでなければ恩恵を得られない。 この素養と維持性が高ければ攻撃に再度干渉して使い終わった攻撃を再び武器に戻すことも可能。 素養の限界突破で星辰体そのものに干渉し出す。 |
かつては星辰光の炸裂を前にただ薙ぎ払われる雑草も同然だった
非星辰奏者の兵士たちだが、今は付属性に特化した味方星辰奏者に
よる付属強化や、感覚共有に分類される星光の加護を得て戦場の一
翼を担う活躍を見せている。