ティルフィング

作品名:ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ
使用者:スヴァフルラーメ、
    アルングリム(巨人族と人間の間に生まれた者)、
    アンガンチュール、
    ヘルヴォル、
    ヘイズレク、
    アンガンチュール・ヘイズレクソン
別呼称:テュルフィング

北欧神話・サガに登場する武器。
ドヴェルグ2人の手で作られた必殺の魔剣
鞘から抜けば男を殺すまで使用者を狂戦士へ変える性質から勝利と肉親殺しを何度も起こした。




武器についての詳細

来歴

+ 製造
  • オーディンの後裔の王スヴァフルラーメがドヴァーリンとドゥリンに作らせた刀剣
    • ルーンの刻んだ剣で脅して作らせた。
      • そのためかドヴェルグの二人は剣に呪いを籠めた。

+ 各所有者への遷移
手に入れた者 獲得の過程
スヴァフルラーメ ドヴェルグ二人(ドヴァーリンとドゥリン)を脅して作らせた
アルングリム バイキングでスヴァフルラーメの国を襲った際、ティルフィングに盾を裂かれるが勢い余って地面に突き刺さったためスヴァフルラーメの手首を切り落としティルフィングで刺し殺して手に入れた
アルングリムの子のアンガンチュール 父の死後に継承
ヘルヴォル
(ヘルヴァルド)
サムス島におけるヤルマールとの一騎討ちで相討ちになったアンガンチュール(父)の墓に眠っていた剣を父の亡霊から譲り受ける(そこで死んだ叔父11人分の幸運も)
ヘイズレク ヘルヴォール(母)からの贈り物
アンガンチュール・ヘイズレクソン ヘイドレク王を殺した奴隷を見つけ出して殺す際に奪い返した


形容

  • 黄金の柄と鋭利な刃を持つ
    • 斬鉄が可能な切れ味で刃毀れが起きない。
    • 刃が闇の中でも妖艶な光を放つ。
      • この光に当てられると使用者はベルセルクとなる(後述)。

勝利と破滅の呪い

  • 抜けば必殺の魔剣
    • 悪しき欲望を叶えさせるため三度までならば必殺。
      • それ以降は破滅する。

狂化

  • 鞘から抜ければ使用者をベルセルクに変える
    • 敵味方肉親を問わずに斬りかかる。
    • 男の血を吸うまで使用者を正気に戻すことはない。
      • 斬られた者は日を跨がずに死ぬ。


使用者との関連性

ヘイズレク王

  • 血を啜る性質を利用した茶番で国を乗っ取った
    • ガルダリケのロルラウグ王から養子をもらい、それをティルフィングで殺したと謀った。(実際は別の館に隠れさせた)
      • 怒りに駆られたロルラウグ王が捕縛したが、後に養子を登場させ受けた仕打ちに激怒しているように見せてロルラウグ王から娘と領土を脅し取った。



関連項目


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最終更新:2021年02月24日 23:16