機関人間

エンジン・ヒューマン
作品名:赫炎のインガノック漆黒のシャルノス
用語分類:種族分類

スチームパンクシリーズ(Liar-soft)に登場する用語。
体の大半を機関に置換した人間
インガノックの解放後は世代で区分されている。
第4世代はヴァイスハウプトが、第5世代はウニヴェルサーレが製造した。




用語について

サイボーグ

  • 全身を数秘機関と交換した人間
    • インガノックでは戦闘力の強化および生体部品の置換として生まれた。
    • 機械とは異なるフラクタルな思考を持つため重宝されるが外科手術の成功率が低い。
      • 命をかける覚悟と莫大な手術費を必要とするため兵団の設立は難しい。
フラクタルな思考と強靭な身体能力を
備える機関人間は、上層でも重用される。
理論上、人間のサイズを有したものでは
戦闘用の機関人間に勝るものはない。
インガノックにおける記録上の事実である。
  • 定期的な機関エネルギーの補充が必要
    • 機関エネルギーの動力菅と接続し充填する必要がある。
私の内部で1次警告が発せられている。
そろそろ、機関エネルギー補充が必要。
こんなに長時間の稼働はあまり経験がない。

情報空間接続

  • エネルギー補充の接続器を通じて情報空間に接続できる
都市全体を駆けめぐる、
機関エネルギー情報網。
これに接続し、ほんの僅かに干渉を図る。


インガノックの上層兵

  • 都市の秩序のために機関人間となった者たち
    • 個人の性能のみに限れば異形都市インガノックにおける最強に人種となる。
      • 上層の秩序を乱す者に無裁判処刑をする権利を持つ。
      • 《完全装甲》や耐クリッター機関などのインガノック独自の数秘機関も装備している。
―――理解する。
彼の両耳には外付け型の数秘機関があった。
上層兵たちの通常装備、耐クリッター機関。


ヴァイスハウプト式(第4世代)

都市戦闘用機関人形

  • システムウォレスへの接続を可能とする男装の麗人
    • 一流の造体技師による美麗な体と、機能美を追求した機体。
      • 一部の生体部品を除いてほとんどが作り物の機体。
    • 設計意図不明の感情回路が内蔵されており、感情に応じてバグる。
機能性と同時に美観を求める《結社》の
狂った幹部によって設計された、
女の“からだ”を、男は見ようとしない。
  • システム・ウォレスとの接続
    • 新式機関と有線接続して情報蓄積機関からあらゆる情報を手に入れる。
    • 暗号化された情報を書き換えたり封鎖することが可能。
――けれど。
――地下の《機関回廊》と接続した私なら。
――私は、すべての情報網を走査できる。
――与えられた機体能力によって。
――暗号化された《結社》情報でさえ。
――私にとっては、たやすいこと。


ウニヴェルサーレ式(第五世代)

性能のアップグレード

  • ヴァイスハウプト式よりも高機能
    • 人を抱えて10フィート跳躍し、さらに衝撃吸収して着地できる。
      • モランの時より高機能かつロリ小型化している。
  跳躍高度はおよそ10フィート以上。
  助走もなく、生物としての人間に跳べる高さじゃない。

(中略)

  あんなにも高々と跳んで、ふたりぶんの体重がかかりながら着地したというのに、柔らかく曲げた膝が衝撃を吸収している。金属の軋む音すらない。“モラン”の時よりも関節部の機能性が上がっている、それに、小型化も――

Uモジュール

  • 機関の出力を上昇させるモジュール
    • 発動すれば二時間はそのままで解除できない。
      • 出力の調整自体にも問題があるため繊細な作業ができなくなる。
「敵性体は《結社》の制式戦闘人形“コピー・ファウスト”でした。更に、不明の“水”を纏い、Uモジュールを使用した2級戦闘行動を採らなければ撃退は不可能でした。モジュール使用後、2時間は私の出力が上昇したままです」



関連項目

似て非なるもの。

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最終更新:2024年12月21日 16:26