神座万象シリーズに登場する用語。
戒律の一種。
期間限定の戒律を行い、その間だけ異能を得るというもの
詳細
使い捨て戒律
- 期間限定の戒律を設定することでデメリットがほとんどないまま複数の戒律が使える
- 秒間や攻撃回数に設定することで一撃ごとに違う戒律をぶつけることも可能。
あらかじめ設定しておいた数時間、あるいは天候の変化や決まった言葉を見聞きするま
でといった風に、限定した縛りなら確かに以降は無視したところで構わない。理論上、無
限に戒律を増やして捨てることができるだろう。
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本来食べれないものを食べる誓約 |
- 義者と同じ食事を取る代わりに義者に成りすませる
- 対象の皮を剥ぎ取り被ることで存在全てを奪い取る。
- 奪われた義者には奪った者の属性が押し付けられる。
- 心身が義者になっているため不義者のような欲求がでてこないからバレにくい。
「殺人鬼が稀にやる手だ。縛りは一定期間のまともな食事で、狙った義者に成りすます。
外見だけじゃなく、記憶も正確も技能もすべて……奪い取るんだよ。文字通りの化けの皮
だ」
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盲目&小指以外は不動の誓約 |
- 必中&会心の一撃
- 目が見えない戒律で必中になり、小指が確実に急所を抉る。
盲目ゆえの必中。最弱の挙動ゆえに急所を抉るというその場限りの縛りと見返り。
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足を動かさない誓約 |
歩行も走行も禁じる代わりに、瞬間移動もかくやという速さで飛翔してきたフレデリカ
の攻撃を、私はしっかりと受け止めていた。
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次の一撃は相手の技を模倣して当てる戒律 |
- 相手の手の内を全て知る
- 相手を真似し、当てることで当てた分だけ情報を読み取る。
- 外せば自分は死ぬ。
このときタルヴィードが使ったのは虚装戒律──スィリオスを模倣し成りきることで、
その内情すら盗み取ってみせたのだ。一撃入れればそれが叶い、外せば己が死ぬという
出鱈目な縛りによって。
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信念の衣替え
- 世界に誓った覚悟と信念を捨てられる者しかできない
- 理論上は誰でも可能だが、机上の空論となる技。
- 大事なものも何もない、あるいは一つの想いに特化している者のみが使える。
戒律とは信念だ。世界に向き合う在り方で、己自身に誓う誇りだ。決して日替わりの服
みたいに、気分で替えたりなど不可能なはず。
なのにそんな真似をやれるというなら、きっとそいつの中には何もない。ひたすら空虚
で真空的な、伽藍のごとき魂だろう。
元ネタ
バブレバヤーン(Babr-e Bayan)、パランギーナ(ペルシャ語:Palangina)
ペルシャ神話に登場する外套。
『シャー・ナーメ』において英雄ロスタムが所持し、火・水・武器に対して無敵であったとされる。
バブレバヤーンという名前の由来は所説あり、インドのバヤナという都市の虎(ペルシャ語でBabr)の皮
から作ったという説とバブレバヤーンというインドの竜を殺してその皮から作ったという説が有名。
パランギーナはヒョウの皮から作られたことから着ている。
色は暗く、毛深かったとされる。
ロスタムは、戦いに行く前に、三重の防具を着けており、最初にゼレ、次にガブルまたはジョーシャン、最後にバブレバヤーンを着用していた。
ロスタムの死後は彼の息子ファラマルツが所持した。
関連項目
虚装戒律の大分類。
虚装戒律が先天的に使える種族。
関連タグ
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最終更新:2022年06月03日 12:36