作品名:Fateシリーズなど
用語分類:種族分類
奈須きのこ作品の
Fateシリーズに登場する用語。
妖精の一つ。
悪妖精。
『大厄災』であるモースの王の呪いより生まれた
妖精を食らう妖精。
詳細
来歴
- モースの王が残した呪いの産物
- 元となった『妖精食い』の性質と牙の一族の見た目を帯びて生まれた。
もともと『妖精食い』は大昔に起きた
『大厄災』の一つで、
これは当時の牙の氏族の長が
封じたと言われています。
ただ、その代償として牙の氏族には呪いが
かかった……という話もありますね。
生態
- 死にゆく妖精を食らう
- どこからともなく現れる。
- 死の先触れとして妖精たちからは恐れられている。
ブラックドッグは妖精國でも嫌われもの。
死に行く生命の腐臭を嗅いでやってくる。
6つの氏族とは関係のない、
どこからともなく現れる悪妖精。
このブリテンでただ一種、
妖精を食べる悪いヤツ!
- モースを食らうこともできる妖精
- モースが妖精から変じたからか、あるいはブラックドッグが厄災から生じたからなのかは不明。
だがブラックドッグはモースをも食らう。
実のところ、完全な害獣でもない。
モース対策にブラックドッグを調教し、
使役する部隊もある。
黒犬公バーゲスト
来歴
- 厄災の子として生まれた牙の氏族
- 姿が人間に近かった。
- 妖精騎士ガウェインの名前を与えて封じ込めることで『厄災』への成長を止めた。
彼女は『厄災の子』として生まれたからね。
それをモルガンは着名を与えて封じ込めた。
ガウェインであるかぎり魔犬になる事はないと。
だが、それにも限度がある。
魔力食い
獣の厄災
形容
40メートル以上あるぞ!?
しかも雷を食ってやがる!
雷雲食い
- 街を焼いて生まれた黒煙とそこから生じる雷雲を喰らう
- 発生と同時に千度の炎を津波の如くブリテン全土へ放って街を焼く。
黒煙は空にわだかまり、雷雲を発生させている。
その稲妻を、彼女は主食にしているようでね。
地上を闊歩する彼女の魔力量は
増大の一途を辿っている。
魔力食い
- 魔力どころか生命力も食らう
- 半径一キロ圏内の魔力を食らう。
- 妖精の死体からも魔力を食える。
- 魔力抵抗が低いと生命力まで食われてしまう。
魔力抵抗の低い人間はヤツに近づくだけで
生命力を吸われちまう!
元ネタ
黒妖犬、ブラックドッグ(Black Dog)
イギリスに伝わる妖精。不吉な妖精。
外見は燃えるような赤い目に黒い体の大きな犬で、夜中に古い道や十字路に現れるとされる。
ブラックドッグについて最も古い伝承は、14世紀にデボン州南部のダートムーアに現れ、人を殺した黒い犬の話である。
16世紀にはサフォーク州のブライスバーグ教会に黒い犬が現われ、2人を殺害した話もある。
18世紀(1972年)にもデボン州の農家に現れ、火かき棒を投げつけられると硫黄のにおいと共に突然消えたという話もある。
16世紀のシェイクスピアの『マクベス』ではギリシャ神話の月と魔術と死を司る女神ヘカテーの猟犬として紹介されている。
新月の女神であるヘカテーの従者である猟犬の体毛は黒とされ、死の女神であるため告死、処刑犬の性質を持つ。
名前のあるブラックドッグはマン島のピール城の番兵詰所に現れ、番兵1人をショック死させた「モーザ・ドゥーグ」(または「モディ・ドゥー」)、
ランカシャーの人間に化ける黒犬「ヘアリージャック(毛むくじゃらのジャック)」。
バーゲスト(Barguest、Bargtjest)
イギリスに伝わる妖精。
イングランド北東部ノーサンバーランド周辺の民間伝承に不吉な妖精として登場する。
見た目は鎖を引きずり角と鉤爪のある赤い目の黒犬の姿を好んでとるが、熊の姿や首のない人間の姿で現れる場合もある。
そもそもこの姿は邪悪な精霊が犬の姿で現れたものとされる。
バーゲストの名は、ドイツ語のbahr(棺桶)・berg(山)・bar(熊)にgeist(悪霊)などがついたものと考えられており、
ブラックドッグの伝説に組み込まれたものと思われる。
伝承では主に夜中や霧の濃い夜に現れる。その際には遠吠えや鎖のきしむ音が聞こえるとされ、流れる水の上は渡れないとされる。
不吉の先触れであり、バーゲストを見ると近いうちに親しい人物の死が訪れるとされるほか、重要な人物の死が近づくと荒野で吠え猛るという。
1879年にウィリアム・ヘンダーソンの発表した『イングランド北部諸州と境界地帯のフォークロアについてのノート』では、
リーズにほど近い地方の名士が死の床につくと、リーズの荒野にバーゲストが現れ、近隣の犬を引き連れて吠え猛る姿が見られたという。
関連項目
ブラックドッグ、及びバーゲストの種族大分類。
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最終更新:2022年12月24日 16:16