能力についての詳細
誓約
- 与えられたものを拒まない
- 地雄の時代において星霊を生かすための生贄として用意され刻まれた大義式戒律であるため本人が望んだものではない。
「彼女の戒律は“与えられたものを拒まない”──代わりに“無類の適応力を持つ”とい
う仕組みだ」
適応
「そう、おまえの戒律と少し似ている。ナーキッドにも言えることだが、高位の白は得て
して道具的な性質を持つらしい。楽器をくれてやれば即座に熟練の演奏ができるような能
力で、“与えられたもの”とは物品だけに留まらん。立場、属性――すべてに及ぶ」
使用者との関連性
地雄としてのブシュンヤスタ
- 次代のヒラニヤプラの星霊となるべく改造された生贄
- 勇者と同じ役割をもたせるために大義式戒律を刻まれた先代勇者の娘。
みんなのためにという名目で、新たな星霊を祭り上げるに違いなかった。そいつが急ご
しらえなら凄まじい負荷に苛まれるはずだし、前もって準備済みなら専用的な改造を施さ
れたと見ていい。すなわち生贄の類であり、そんな選択を陶酔しつつ行えるのが地雄の邪
悪な点だった。結果いたちごっこが続いてきた以上、茶番に幕を引かねばならない。
不義者としてのブシュンヤスタ
- 悪夢の女神としての活動を止めるために利用された
- 与えられた生け贄が擦りきれるまで惑星全土を覆う星霊の権能を生け贄に集中させねばならなかった。
- 無聊を慰めるまでという要求であったためすぐさま殺すこともできない。
星の各地から選りすぐれられた豪傑、あるいは賢者や見目麗しい令嬢など、総じて克己
心に富んだ者たちを供物として捧げ、彼らが無聊を慰める内は起き続けてくれと祈願した。
ブシュンヤスタは“与えられたものを拒まない”という戒律を持っていたので渋々ながら
もこれを承諾し、民の命運は生贄たちの勇気に託されることとなった。
- 真我に則り不義者として勇者を作り出す存在になった
- 星霊としても完璧に適応していたため“零”の時代を呼び覚まし、ワルフラーンを生み出した。
この世は黒白の綾模様。殺し合うのが法ならば、どちらも本音は敵の存在を求めている。
「魔境と化したヒラニヤプラは、勇者を育む培養槽になったのさ。かつては白の本拠地だ
った歴史を鑑みれば、むしろ自然の成り行きと表現できる」
元ネタ
ラージャカルマ
ラージャ(Raja)はサンスクリット語で「王」、カルマは「業」。
アンギラス(Angiras, अंगिरस)
インド神話に登場する人物。プラージャパティ(創造主※人類の祖先の意)の一人。
聖仙の一人。ブラフマーの心から生まれた7人(8人、10人、16人ともいわれる)の一人とされる。息子にブリハスパティを持つ。
名は「敵対的な呪文」、「黒い呪文」を意味し、大昔行われた「火の儀式」を主催する祭官の名称だったとされている。
関連項目
至天もたらす勝利の礎の能力分類。
関連タグ
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最終更新:2023年10月15日 02:10