ディメンジョン・オブ・スチーム
作品名:Fateシリーズ
使用者:チャールズ・バベッジ
奈須きのこ作品の
Fateシリーズに登場する能力。
宝具の一つ。形状は
固有結界。形状は鋼鉄の鎧。
生前夢見たスチームパンク世界を鋼鉄の鎧の中に押し込めて動かす。
使用者自身が固有結界に等しい。
能力についての詳細
来歴
- 使用者が生前夢想した蒸気文明世界
- 生前設計した階差機関解析機関が完成していれば到達したという使用者の渇望が固有結界となったもの。
生前に設計した階差機関解析機関が真に完成すれば到来していたはずの、蒸気機関華やかなりし文明世界───
すなわちバベッジの渇望と夢想とが昇華された固有結界であり、彼の心であり、身に纏う機関鎧そのものでもある。
- 使用者はスチパン世界に存在できない
- 「実現しなかった夢」が核であるため、使用者はスチパン世界にいけず、使用者がいる世界はスチパン世界にならない。
実現しなかった夢の、成れの果てとして我が存在する。
である以上、我とこの世界は同時に存在しえない。
こんな世界が当たり前なら、我の存在は不自然だ。
逆に、我が存在するなら、この世界は存在しえない。
基本性能
宝具のランク |
A+(火力面のみで言えばB~C) |
種別 |
対軍宝具 |
レンジ |
0~99 |
最大捕捉 |
300人 |
宝具による効果 |
蒸気機関の鎧 |
特殊蒸気機関の展開
- 特殊な機能を持つ蒸気機関を搭載した全身機械鎧を装備する
- 取り外し不能。(一体となっているため)
- 取り外そうと解放すれば世界の修正が始まり使用者は消滅する。
密閉した鎧の内側に固有結界を展開し続ける事で動力たる特殊蒸気機関を顕現させているため、彼は決して鎧を解放し
ない。一度でも解放すれば、固有結界は世界から排除され、後には物言わぬ鋼鉄の塊だけが残されるだろう。
- 多機能な蒸気機関鎧
- この鎧の機能でAランク相当の道具作成が可能。
- ヘルタースケルターなどの使い魔も製造している。
- 真名解放時には内部蒸気機関が全力稼動し、高威力の範囲攻撃を行う。
- 更に自傷(自壊)も問わぬほど出力を上げて攻撃力を底上げできる。
バベッジの場合は鎧の蒸気機関を意図的に暴走させて出力を増幅、宝具の攻撃力を増加させている。
暴走した蒸気機関は損傷し、鎧と一体化しているバベッジはダメージを負う。
使用者との関連性
機関の鎧
筋力と耐久力のパラメーターをランクアップさせると同時に、搭載された異形の蒸気機関がもたらすブースト機能によ
って「++」の一時的補正が与えられる。敏捷のパラーメーターはランクダウンするものの、ブースト機能は与えられる。
ちなみにバベッジは8歳ごろから自動人形(オートマトン)に強く惹かれていた。初めて目にしたものは女性型オートマト
ンであり、マーリンの名を持つ発明家の工房での出会いであったという。
元ネタ
スチームパンク(steampunk)
サイエンス・フィクションのサブジャンルの1つ。小説『ディファレンス・エンジン』や『大英帝国蒸気奇譚』シリーズが有名。
イギリスのヴィクトリア朝やエドワード朝の雰囲気がベースとなっている世界観がポピュラー。
蒸気機関を中心とした技術体系が広がり、特に階差機関が蒸気駆動のコンピューターとして実用化された設定になっている。
事実、1991年にバベッジの本来の設計に基づいて階差機関が組み立てられ、完全に機能した。これは19世紀当時の技術の精度に合わせて作られており、バベッジのマシンが当時(1822年)完成していれば動作していたことを証明された。
チャールズ・バベッジ(Charles Babbage)
世界で初めて「プログラム可能」な計算機を考案したイギリスの数学者。哲学者、計算機科学者。
「コンピュータの父」と言われることもあり、初期の機械式計算機を発明し、さらに複雑な「階差機関」の設計に到達した。
更には「階差機関」にプログラミング機能を追加した解析機関を構想し、1871年に亡くなる直前までその設計を改良し続けた。
関連項目
絢爛なりし蒸気世界の能力分類。
絢爛なりし蒸気世界から生まれた機械エネミー。
関連タグ
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最終更新:2024年11月04日 03:39