「毛布でもかけておけばいいと思うけど・・ダメかな?」
「ダメでしょ。意外と体が弱いし風邪ひくかも」
「ふむ~。ジル兄も毎回大変だね~」
「まったくです。って、また俺が運ぶんですか!」
「たっちんじゃ無理でしょ。僕が運びますよ」
マリュウが代わりに運ぼうとした時、
「あれ、リン姉また寝ちゃってるの?」
戸口からマルーが顔を覗かせた。
ついで、
「おやおや、これが噂の寝落ちですか?」
スラッシュも横から現れる。
夜に訪れるのは珍しいと思いながら、ジーベルが話しかけた。
「スラさんいらっしゃい? ここまでくるなんて、何かあったんですか?」
「いや、明日の予定をまだきいてなかったんだけど・・」
「スラさん、リン姉に会いにきたんだって」
明日は、リンファと先日に約束した狩りの日である。
店に顔を出すといって、今日になっても来なかったらしい。
「あぁ、それですか。話は聞いてますから、とりあえず
椅子に座って待ってて下さい。お茶いれてきますんで」
「ありがとー、ジルくん」
ジーベルが廊下へ出ていくと、残っていたマリュウが
「ちょっと、リンさんを部屋へ運んできますね」
ゆっくりしていって下さいと、リンファを担いで部屋を出た。
最終更新:2009年02月20日 21:01