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「スラさんこんばんは~」
「スラ師匠、こんばんはです」

マルーが元気よく、エルクが慇懃にお辞儀しながら挨拶をする。

軽く手をあげて「こんばんは」と返しながら二人を見ると、
何処か冒険にでも行っていたのか埃と擦り傷だらけだった。

「ジル兄もこんばんは~って、もう夕飯食べちゃったの??」
「ジルさんもスラ師匠に用事とかですか?」

思わぬ場所で会ったことに驚いてか、二人が問い掛ける。

「いや、別に」とかなんとか言葉を濁しつつ対応していたジーベルが、
助けを求めるように自分に視線を向けているのがわかる。

「あ、もしかしてまた独りだけで何処か行くつもりだったり?」
「でもお姉様、ジルさん何も用意されてないようですし・・」

ギルドの年少コンビは、ちゃんと返事をくれるまで構っていそうだった。
人が増えて騒がしくなるのは嫌だったので、

「ま、とりあえず。中でお茶でも飲んでいきませんか?」

夕食前に軽く食べて、小腹を落ち着かせるのも悪くないだろうと、
柔和な笑みを浮かべながら、店の中へと招きいれた。


 
最終更新:2009年02月20日 20:58