BEL2007 3 - (2007/11/30 (金) 13:18:07) の編集履歴(バックアップ)
:: 『De Leeuw van Vlaanderen』 ::
『フランデレンの獅子』の続き
1838年の初版(?)が以下のサイトで参照可能:
http://www.dbnl.org/tekst/cons001leeu01_01/
http://www.dbnl.org/tekst/cons001leeu01_01/
Hendrik Conscience の「フランデレン語/オランダ語」について。
本人は自らの著作によって、フランデレン人に「読むこと」を教えるという
意図をもっていたらしいけど、
本人は自らの著作によって、フランデレン人に「読むこと」を教えるという
意図をもっていたらしいけど、
彼自身、「本からしかオランダ語を学んでなかった」のであって、
彼のことば自体が、相当に当時のフランデレン語だったらしい。
(Jan W. De Vries, Roland Willemyns and Peter Burger (1994) Het verhaal van een taal: Negen eeuwen Nederlands, pp. 118-9.)
彼のことば自体が、相当に当時のフランデレン語だったらしい。
(Jan W. De Vries, Roland Willemyns and Peter Burger (1994) Het verhaal van een taal: Negen eeuwen Nederlands, pp. 118-9.)
その言葉には多くのフランス語的用法、方言的用法、古語的用法が 混ざっており、[刊行から]150年が経た今、『フランデレンの獅子』は 読むのが非常に困難である。フランデレンの出版社が20年ほど前に 『フランデレンの獅子』の新しい改訂版を出版しようとしたが、書き直す ことは困難な仕事だということが分かった。 結局、まずフランス語の翻 訳を選んで、それをオランダ語に再び翻訳することにした」(&italic(){ibid.}, p.119.)
どの程度違うのか、気になる。
確かめようとしたんだけど、大学(フランデレンの)の図書館にあるのは
20世紀前半の版ばかり。
つまりは、もうフランデレン人でもあまり読まないってことかな???
確かめようとしたんだけど、大学(フランデレンの)の図書館にあるのは
20世紀前半の版ばかり。
つまりは、もうフランデレン人でもあまり読まないってことかな???
いしべ (2007-11-26 11:4:58)
:: 『Le Lion de Flandre』 ::
かつて、岩本先生に『フランデレンの獅子』のフランス語版は古本屋にも
ほとんどない、と聞いていていたので、古本屋めぐりの際に確認。
ほとんどない、と聞いていていたので、古本屋めぐりの際に確認。
確かに、ない!
5件ほどまわってみたけど、ない
「フランス語版はあるけど、今はない」との答え
店の人に話を聞くと、あまり読まれないらしい。
「フランス語版はあるけど、今はない」との答え
店の人に話を聞くと、あまり読まれないらしい。
で、とうとう発見!
おもわず購入、10EUR。
出版社が Copernic で、出版が1979年。
おもわず購入、10EUR。
出版社が Copernic で、出版が1979年。
これまた、岩本先生から聞いていたことですが、
『フランデレンの獅子』の邦訳があるとの話し/噂。
(僕自身も、以前ネットでちらっとそんなのを見た記憶がある)
『フランデレンの獅子』の邦訳があるとの話し/噂。
(僕自身も、以前ネットでちらっとそんなのを見た記憶がある)
この版の裏表紙にも以下の様に:
Ses romans furent traduis dans toutes les langues d'Europe, et même en arabe, en arménien et en japonais.
けど、これだと他の作品かも?
他の作品って???
他の作品って???
いしべ (2007-11-26 10:48:36)
:: De/La Brabançonne ::
ベルギー国家「ラ・ブラバンソヌ(De/La Brabançonne)」。
その成立過程や歌詞の変遷、フランス国歌との類似性などは
岩本(2007)『周縁の文学:ベルギーのフランス語文学にみるナショナリズムの変遷』
にゆずって、
岩本(2007)『周縁の文学:ベルギーのフランス語文学にみるナショナリズムの変遷』
にゆずって、
ブリュッセルには、この「ブラバンソンヌのモニュメント」がある。
1930年、独立100周年の年に建立されたらしい。
場所は、Place Surlet de Chokier。
1930年、独立100周年の年に建立されたらしい。
場所は、Place Surlet de Chokier。
いしべ (2007-11-25 20:36:8)