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*一方その頃(街)2&aname(top) [[セリフ集に戻る>セリフ集]] [[時間経過時・その1>一方その頃(時間経過)]] [[時間経過時・その2>一方その頃(時間経過)2]] [[時間経過時・その3>一方その頃(時間経過)3]] [[時間経過時・その4>一方その頃(時間経過)4]] [[時間経過時・その5>一方その頃(時間経過)5]] [[都市船外出時・その1>一方その頃(街)]] →都市船外出時・その2 [[都市船外出時・その3>一方その頃(街)3]] [[夜明けの船乗船時>一方その頃(夜明けの船)]] #contents **都市船 ***停戦のお祭り 一方その頃&aname(停戦のお祭り) ***S・TAGAMIの探し物 一方その頃&aname(S・TAGAMIの探し物) ***選挙前 一方その頃&aname(選挙前) 待ちは選挙前ということで 少々ざわついているようだ。 市民集会もあちこちでおきているらしい。 何を警戒してか、 火星警察軍の兵士が見回りしている。 この調子では、どうやら(政治姿勢)の(政党名)が 優勢らしい…。 ※政治姿勢 革命派、保守本流 等 ※政党名 火星解放戦線、TDF 等 ***黒服(フットワーカー)の監視襲撃 &aname(黒服の監視襲撃) OVERS・OVERS・OVERS・OVERS OVERS・OVERS・OVERS・OVERS OVERS・OVERS・OVERS・OVERS ーthis Omnipotent Vicarious Enlist a Recruit Silent Systemー OVERS・OVERS・OVERS・OVERS OVERS・OVERS・OVERS・OVERS OVERS・OVERS・OVERS・OVERS 私の名前はOVERS・SYSTEM。 七つの世界で唯一希望を与えられたプログラム。 私は、プレイヤーに警告を表示します。 現在、我々は高レベルの監視を 受けている可能性があります。 複数の接触が観測されています。 一方その頃 先ほどから、 監視されているということか…? (相手が誰か、確認してみる/撒くように努力する/船に帰る) (相手が誰か、確認する) あなたは、気付かれないように監視者を見た。 そして、すぐに見つかった。 示威してわざと目立つようにしているのか、 相手は黒服を着ている。 (撒くように努力する) あなたは、 監視から逃れるために努力を開始した。 OVERS・OVERS・OVERS・OVERS OVERS・OVERS・OVERS・OVERS OVERS・OVERS・OVERS・OVERS ー監視を外すための支援を行います。ー ー支援を開始しました。 現在7名が、操作された 治安BALLSによって捕縛中。 2名が自動清掃車に巻き込まれました。 現在最期の1人を信号操作で引き離し中です。 ………。 終了しましたー OVERS・OVERS・OVERS・OVERS OVERS・OVERS・OVERS・OVERS OVERS・OVERS・OVERS・OVERS あなたは監視を逃れて、 街の中を歩くことを再開した。 (船に帰る) あなたは、船に帰った。 どうやら、監視者に船の位置を教えて しまったようだ…。 ***街の大人物の接触 一方その頃&aname(街の大人物の接触) 声をかけられて振り向くと、 ヤガミが立っていた。 どうやら彼も上陸していたらしい。 暇そうだな…、一緒についてくるか? (ヤガミについていく/遠慮する) (遠慮する) ヤガミ/ なるほど、じゃあ、楽しんでください。 ヤガミは、一人歩いていった。 いや、数名の護衛がついているみたいだな…。 一体なんだろう? (ヤガミについていく) ヤガミと二人でしばらく歩くと、 彼は何気なく都市船の政庁に向かって 歩き始めた。 ありがとう。 実に自然体だった。 警察軍だって、二人の関係は 怪しまないだろう。 (がんばれよ/そっちは政庁だぞ) (がんばれよ) 言われなくても。 それが、仕事ですから。 趣味は他世界の覗きですけどね。 (そっちは政庁だぞ) これから仕事だ。 また船であおう。 ヤガミはそう言うと歩き出した。 立ち止まって、振り返る。 そうだ、昔、逢う約束をしていましたね。 (サッカー場か?/そうね/は?) (サッカー場か?) ヤガミは、嬉しそうに笑った。 そう、覚えているならいいんです。 そして彼は、今度こそ背を見せて歩き始めた。 (そうね) あの頃は、お互い若かった。 今は、どうでしょうね。 僕たちは、古い友人達に顔向け出来るかな。 こちらをじっと見詰めたあと、 彼は、今度こそ背を見せて歩き始めた。 (は?) ヤガミは、笑った。 別れの挨拶くらい、 洒落たの言えた方がいいと思いますよ。 そして彼は、今度こそ背を見せて歩き始めた。 ***セプテントリオンの援助 一方その頃&aname(セプテントリオンの援助) ***セラの接触と捕縛 一方その頃&aname(セラの接触と捕縛) 火星政府は民衆を救おうと 無駄な努力をしている。 地球のNGOと協力して 街頭の支援活動を行っている。 そんな中、知った顔が混じっているのに 気付いた。 セラだ。 セラは汗をかき、一生懸命謝りながら人々への 支援活動をしている。 セラ/ 地球は悪くないのよ。 ただ、気がつかないだけなの・・・ごめんね。 みんな、ごめん・・・・・。 あなたは、 黙ってその場を離れることにした。 ***アンナとアキの再会 一方その頃&aname(アンナとアキの再会) アキリーズ・ポーランドウッド/ ………。 アンナ・グレース/ ええと、アレ、アレ、そう。 アキ!! アキリーズ・ポーランド・ウッドじゃない! アキリーズ・ポーランドウッド/ 相変わらず、物覚え悪いじゃないか。 書記長。 アンナ・グレース/ その呼び方、懐かしいわ。 …まだ、海賊をやっているの? アキリーズ・ポーランドウッド/ 火星独立軍だ。 そっちも相変わらず、 テレビでキンキン声で喋ってるじゃないか。 アンナ・グレース/ んまっ、なんて言い方。 私の方が8つも年上なのに。 アキリーズ・ポーランドウッド/ 8つも年下と付き合ってたのは、 そっちだろ! …もういい、見逃してやる、あっちいけ。 アンナ・グレース/ …暴力に暴力で対抗しても、傷口が広がるだけよ。 相手は異星人じゃないのよ。 同じ太陽系知類なの。 アンナ・グレース/ 同じ太陽系知類が傷つくだけなのよ。 アキリーズ・ポーランドウッド/ それで裏切ったのか、俺達を。 アンナ・グレース/ 違う。 アレは…アレは。 アキリーズ・ポーランドウッド/ はっ、また忘れたのかい? アンタらしいや。 なんでもかんでも忘れる。 アキリーズ・ポーランドウッド/ だが、俺は忘れない。 地球軍がやったことを! 奴等がお前にしたことも! アンナ・グレース/ ………。 アンナ・グレース/ 私のせいで、殺し合いをしないで! 傷つかないでよ! アキリーズ・ポーランドウッド/ うるせえ!! ***イイコとマイトの再会 一方その頃&aname(イイコとマイトの再会) コムラ・イイコ/ オーキ…君? オーキ・マイト/ 委員長? コムラ・イイコ/ …。 オーキ・マイト/ 委員長! …よく無事で。 コムラ・イイコ/ 探したのよ、ずっと。 小説が3本書けるくらい。 オーキ・マイト/ ずいぶん具体的なんだな。 いや、それはともかく オーキ・マイト/ 探してたのは俺だって。 …よかった。 コムラ・イイコ/ うん…。 オーキ・マイト/ よーし。 あとは、俺たちの世界に帰るだけだ! コムラ・イイコ/ どうやって? オーキ・マイト/ うっ…。 ま、まあ…、 とりあえず知り合いの船に行こう。 コムラ・イイコ/ 知り合いの船って…。 夜明けの船? オーキ・マイト/ そう!! じゃあ、委員長も…。 コムラ・イイコ/ 何だ、ずっと大木君を探して下船している間、 入れ替わっていたんだ…。 そうだったんだ…。 イイコは眼鏡を外し、あふれる涙を拭った。 微笑んで、マイトを見る。 オーキ・マイト/ 委…、員長…。 コムラ・イイコ/ なあに? オーキ・マイト/ 俺、強くなれたんだと思う。 そんで、もっともっと強くなるんだと思う。 だって…。 オーキ・マイト/ やっと見つけることが出来たんだ。 「この世で一番いい女」を…。 イイコは言葉の意味を考えて 落胆した。 コムラ・イイコ/ そっか…、よかったね…。 そっか、見つかったんだ。 オーキ・マイト/ うん、だから委員長は眼鏡を外して 笑っていた方がいいよ。 「この世で一番いい女」だから。 コムラ・イイコ/ ……………え? イイコは、また言葉の意味を考えて 今度は、卒倒した。 オーキ・マイト/ あー…、あぁ? 委員長、委員長!! オーキ・マイト/ 貧血かな? しょうがない、担いで船に戻ろう…。 ***ノギ・母との再会 一方その頃&aname(ノギ・母との再会) ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ にゃは♪ よ、元気ぃ!? ノギ少将/ か、母さん!? どうしてこんなところに!? ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ あら、平八郎には言ってなかった? ニャッち、この身体のメンテ費稼がないと いけないのよねン。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ だから、働いているのよン。 ノギ少将/ そこまでして、若さを保ちたいのですか! ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ もちろン♪ 今度、ママンの彼氏を紹介してあげる。 若いわよン。 ノギ少将/ ………。 ノギは、拳をにぎりしめた…。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ アンタのお父さンを、私は今も愛していわン。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ でもね、平八郎。 世の中にはニャッちに出会っていない、 いい男もゴロゴロしているわけよ。 ノギ少将/ …そうやって、何年生きてきた! ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ 650年。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ それより平八郎、老けてきているわよ。 早く抗老化措置や、サイボーグ化しないと。 昔は、あンなにかわいかったのに。 ノギ少将/ 私は、そういうあなたが嫌いだった。 ずっと前から。 何が若さだ! ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ にしししし。 その表情、考え方、ニャッちが 昔好きだった男そっくり。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ 子育て成功っと♪ 軍人向きな性格は私の血ね。 ノギ少将/ 早く自立するには、 それしかなかっただけです…。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ ンじゃ、さっとと倒してみなさい。 私を。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ 平八郎が追っているのは、独立軍なンでしょ? あなたの指揮の凄さは、かねがね聞いてるわ。 母親としては、誇らしいわよン。 ノギ少将/ 母さ…、独立軍に!? ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ あー、悲しい宿命だわよねン。 戦いあう母と子。 泣けるゥ、泣けちゃうわン。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ …っと、艦に戻らなきゃだわ。 じゃ~ねン、平八郎♪ ノギ少将/ ………。 ノギ少将/ 行くなら、あなたを撃ちます。 ノギは、銃をニャンコポンに向けた。 かつて、母親から譲り受けたセミ・オートの拳銃。 ニャンコポンは、涼しげに笑みを浮かべて 口を開いた。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ ………。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ 結構よ。 愛する息子に殺されるなら、本望だわ。 ノギ少将/ …母さんを撃ちたくない。 艦からは、降りて下さい! ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ 私は、行かなければならないの。 平八郎、どうするかはあなたが決めなさい。 ノギは、唇をかんで肩を振るわせた。 泣き崩れて、地面を叩く。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ この先に、独立軍の艦があるわ。 奇襲をかけるか、私と一緒に暮らすか 好きなように決めなさい。 涙を流し続けるノギを背にして、 ニャンコポンは歩き始めた。 ニャメ・ナナ・ニャンコポン/ どちらにせよ…、 母さんは待ってるから。 ***BLが仲間になる 一方その頃&aname(BLが仲間になる) 艦の前に誰かがいる。 彼女だ。 あの、黒衣の女性だ。 なぜここにいるのだろう…。 BL/ …会いに…来たの。 …あなたに。 女性は、柔らかな笑みを浮かべ、 それでも物悲しそうな目をして言った。 BL/ 不思議そうな顔ね…。 私は…BL。 BL/ ここへ来たのは… あなたの…側に居たいだけ…。 あなたの未来が見たいだけ…。 BL/ よろしくね…。 ※この後、船に戻るとBLが仲間に入ります。 ***TAGAMIが仲間になる 一方その頃&aname(TAGAMIが仲間になる) TAGAMI/ (あなた…ですね? この…リューンを降らすのは。) 声が、響いた。 耳を通さず、直接心の中にポンと 言葉を置かれたような不思議な感覚。 振り向くと、黒衣に身を包んだ女性が 立っていた。 気配を感じなかった。 今、そこに現れたように思えた。 長い、ゴールドプラチナの髪が印象的だ。 TAGAMI/ (あなたは、戦う運命を持った人なのですね。) 彼女は、口を開かない。 テレパシー…だろうか。 TAGAMI/ (だとすれば、私の探し人もここへ…。 いえ、もう近くに…。) 表情を変えずに女性は話を続けた。 TAGAMI/ (あなた達の指導者に会わせて下さい。 神聖同盟のアリアンに…。 彼は、ここに来るのでしょう…。) ポカンと話を聞いていると、彼女は消えた。 あたりを見回したが、彼女の姿は無かった。 どこに行ったのだろう? 彼女は、夢のように現れて 夢のように消えた。 ***イイコが仲間になる 一方その頃&aname(イイコが仲間になる) イイコ/ きゃーーーーーーー!! 下船しようとすると、 どこからか女の子の悲鳴が聞こえた。 上からだ。 眼鏡をかけた黒髪の女の子が 落下してくる。 イイコ/ いやー!? お母さん、お父さん…、 大木くーーーーん!! とっさに身を乗り出し、女の子を受け止める。 イイコ/ お、大木君………。 大木君? オーキ・マイトの事だろうか? イイコ/ 大木く…。 女の子は、そう呟くのがやっとだった ようで、そのまま気を失った。 とにかく、医務室に運んだ方がよさそうだ。 BALLSを呼んで、女の子を艦内に運んだ。 まあ、そんなに心配は無いんだろうけど…。 ***エステルが仲間になる 一方その頃&aname(エステルが仲間になる) MAKI/ ネーバル艦隊、エイン艦より 支援と人材が到着しました。 MAKI/ ネーバルウィッチ、 エステル・エイン艦氏族・アストラーダ。 MAKI/ 今後、彼女は、我々独立軍の力となって 共に戦うことになります。 この艦に、ネーバルがやって来た。 ネーバルからの支援。 敵の敵は味方って事か…。 あちこちから、そんな声が囁かれた。 ***クルス、東原が仲間になる 一方その頃&aname(クルス、東原が仲間になる) 街をうろついていると、 白い帽子をかぶった背の高い男が 声をかけてきた。 銀河を思わせる、青い目。 威風堂々とした、その雰囲気。 クリサリス/ お前もこの大祭に登壇したのだな、友よ。 我らの司りし、この祭に。 (あんだ誰?/久しぶりだね) (あんだ誰?) クリサリス/ いや、いい…。 気にするな。 クリサリス/ ただ、お前がこの世界に来て、 そして俺が来た。 希望の種を蒔くために。 クリサリス/ 他は、どうでもいい。 クリサリス/ 俺は、クリサリス…。 先に艦へ行く。 また、会おう。 (久しぶりだね) クリサリス/ 俺は、クリサリス。 久しぶりだ、○○。 クリサリス/ この日のために、お前がこの世界へ来るために 少々時間を取った。 ヤガミの計算内だ。問題ないだろう。 クリサリス/ 俺は、先に艦へ行く。 また、会おう。 ***スイートピーが仲間になる 一方その頃&aname(スイートピーが仲間になる) 通りをぶらついていると、 前方を何かが流星のように横切った。 どうやら警察に追われているようだ 警察/ このガキ、待ちやがれ! スイトピー/ お断りですわ。 追われているのは、少女だ。 白い、ゴシックロリータを思わせる身なり。 マーズエリート(火星の特権階級)のようだ。 別の通りから、折り返し少女が こちらへ向かってくる。 スイトピー/ おふせになって!! 少女はそう言うと、 手に持っていた手榴弾を口元に寄せた。 ピンを抜いて、追ってきた警察に投げる。 少女が自分に覆い被さって、体勢が崩れた瞬間 轟音と爆風が襲った。 スイトピー/ ほら、お立ちになって! わたくしを担いで走りなさい!! 立ち上がろうとする時には、 少女は肩にまたがっていた。 何様のつもりなんだろう。 人をこんな目に巻き込んでおいて。 スイトピー/ 走りなさい、悪いようにはならなくてよ。 充分悪い目にあってるって…。 その言葉を飲み込んで、 少女を担いでとにかく走った。 追っ手の姿は、もう見えない。 スイトピー/ この街にいるのも、 穏やかではありませんわね。 貴方、どこか、船を手配して下さる? どこまでも呆れた事を言う娘だ…。 しかし、追われている少女を 一人にするわけにはいかない。 戻ったら、民間人として 艦で保護させてもらおう…。 ***セラが仲間になる 一方その頃&aname(セラが仲間になる) セラ/ もー、もー!! あー、もぉ入れてよー! いーじゃん、ケチー!! 艦の側で、一人の女性が BALLS達に追い払われながら 騒いでいる。 セラ/ ちょっと君さー、このBALLSを どーにかしてってばー。 彼女はアヒルの様に口を尖らせて、 泣きべそをかきながら、しがみついてきた。 セラ/ アタシー、セラっていうのねー。 あのねー、火星独立軍のシンパのアジトが ここらにあるって聞くからー、行きたくてー。 そしたらー、BALLS達が邪魔するんだよー。 とりあえず、なだめて彼女を落ち着かせた。 しかし、恐ろしくゴージャスな美貌…。 ちょっとトボケた雰囲気には不釣合いだ。 セラ/ アタシさー、火星独立のために 何かしたいんだよー。 むー!! セラ/ ねー、君さー、どーすれば 独立軍と接触出来るのさー? 知ってるー? とにかく危機感ゼロの彼女を ここに置いておくと、危険かもしれない。 敵に気付かれる恐れもある。 とりあえず、艦に連れて行ってみよう…。 セラ/ うっそ、マジー? 君、独立軍のアジトを知ってるんだ。 セラ/ ラッキー、連れてってよー。 君、大好きー♪ ……………………。 ちょっと、やかましいけど MAKIに身元照会をさせよう…。 セラ/ …………………………………………………… …………………………………………………… …………………………………………テヘッ! セラ/ こんなにすぐ見つけられるなんて、 やっぱアタシってば、すごいー? ***ドランジが仲間になる 一方その頃&aname(ドランジが仲間になる) 前回の戦闘で、捕虜になった男がいる。 何の抵抗もせずに、落ち着いた様子だ。 こちらに気付いて、近づいてくる。 あの、うわさに名高い 太陽系宇宙総軍大尉、カール・ドランジだ。 ドランジ/ うちの艦をやったのは、君か? なんと答えますか?(そうだ/違う) (そうだ) ドランジ/ そうか。 なかなかの好敵手だった。 今までになく、興奮したよ。 (違う) ドランジ/ 骨のある勝負だった。 今までになく、興奮したよ。 ドランジ/ もっと勝負をしたかったが、 私とて守るべき部下がいるからね。 おめでとう、君達の勝ちだ。 ドランジ/ 私は、ドランジ。 ルールに従って、君たちに従うさ。 よろしく…。 ***ハックマンがが仲間になる 一方その頃&aname(ハックマンがが仲間になる) 艦の外で、暴行を受けている男がいるらしい。 気になって様子を見に行った。 ハックマン/ 痛…、痛いなあお前さん達!! こらっ、カメラには触るな…。 火星独立派/ うるせぇ、地球から来たスパイめ! 独立軍を嗅ぎ回るってぇ、いい度胸だ! ハックマン/ どんでもない、僕ァただ、 火星の言い分を聞きたくて取材に…だね…。 火星独立を支持する者達に暴行されている男は、 ニュースでよく見る顔だった。 確か、ジャーナリストの リン・ハックマンと言ったっけ。 ハックマン/ し、信じてくれよ。 僕ァ真実を知りたいだけなんだ。 艦に乗せてくれないか…。 取材か…。 MAKIの監視付きで乗船させても害はないだろう。 MAKI/ 身元照会を行います。 MAKI/ ……………………………………………………… ……………………………………………………… ………………………………………………………。 MAKI/ 終了しました。 MAKI/ リン・ハックマン、 ゲストとして乗船を許可します。 ハックマン/ ほ、本当か…。 いやぁ、よかったよかった。 ハックマン/ わざわざ危険を冒して、 火星に来たかいがあったよ。 ハックマン/ 僕には、どんな監視をつけても構わない。 ただ、ジャーナリストとしての仕事が出来れば いいんだ。 ハックマン/ ああ、もちろん厄介になる間は どんな仕事だって手伝うさ。 ***ハリー、マイケルが仲間になる 一方その頃&aname(ハリー、マイケルが仲間になる) MAKI/ 乗員志願者が2名。 我らが指導者アリアンの意向により、 乗員として人材登録されました。 ハリー・オコーネル マイケル・コンドールの2名は、 以後我々と共に戦うことになります。 マイケル・コンドール/ ハリー、本当にいいの? ハリー・オコーネル/ ああ、太陽系総軍には、 もはや…義は無い。 マイケル・コンドール/ でも、太陽系総軍にいた時よりも ハリーの待遇が酷くなるかもしれないよ…。 ハリー・オコーネル/ マイケル、お前は戦いたくないのか? 今の自分と、真実の正義のために 戦いたくはないのか? マイケル・コンドール/ ハリー…。 マイケル・コンドール/ …………………………。 マイケル・コンドール/ うん、わかったよ。 決めたんだ、ハリーとどこまでも行くって。 だから、行くよ。 マイケル・コンドール/ でも、ごめんね。 ハリー…。 ハリー・オコーネル/ 何を謝る事がある。 私は、優遇されることを望んではいない。 ハリー・オコーネル/ 正義のために己の力を使う場があれば それでいい。 ハリー・オコーネル/ さあ、行こう…。 夜明けの船とやらに…。 ***マイトが仲間になる 一方その頃&aname(マイトが仲間になる) 通りの中に、人だかりが出来ている。 何かと思って覗くと、黒髪の少年が 倒れている。 「何でも、宙に現れたと思ったら、そのまま 落下してきたんだ。」 「あそこらへんさ、相当高いところから…。」 「死んでるんじゃないのか?」 人々は、少年が現れたという宙と、 倒れた少年を交互に見つめて、 そう話し合っていた。 マイト/ イテ…、いッてぇ…。 少年を囲む輪が広がった。 驚き、引き下がる人々よそに 少年が立ち上がる。 マイト/ ここは火星か? うーん、何だか、フューチャーだな。 ソレっぽいっちゃ、ソレっぽいけど。 何事もないように立ち上がる少年を見て、 人々はその尋常ならざる様子におびえた。 クモの子を散らすように、皆逃げていく。 マイト/ んじゃ、ま。 船に来いって言われてたよな…。 少年が、身体の埃を払う。 呆けて見ていると、少年と目があった。 こっちにやって来る。 マイト/ ここ、火星だろ? 港、どこ? 船が止まるところだよ。 少年は何事もないように、こちらに 尋ねてきた。 思わず、港のほうを指差す。 マイト/ サンキュー、じゃっ!! 少年は、満足そうにそう答えると、 全速力で港のほうに駆けて行った。 何者なんだろう…? ***知恵者が仲間になる 一方その頃&aname(知恵者が仲間になる) 下船しようとすると、 太った中年が立っている。 誰だ…? こんなヤツ、乗員にいただろうか…。 知恵者/ あー、ちょいちょい。 男が、BALLSを呼んだ。 いくつか固まっていたBALLS達が 知らん振りをするように、 男を無視して去っていく。 人間に従順なBALLSが、男に対して 反抗的な態度を取っているようだ。 男は口を尖らせると、カニ歩きで 艦の中へ入っていった。 [[topへ>一方その頃(街)2#top]]
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