176 名前:
狂依存 121[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 19:51:30.51 ID:3ilm152J
「麻由お姉ちゃん、怒ってるだろうな……」
家の前で立ち尽くし、ぼんやりとそんな事を考える。
玄関に入った途端、刺されたしないよな……?
いや、されても仕方の無い事はしてしまった。
なら、覚悟を決めるか。
ピンポーン
「ただいま……」
「あなた……!」
麻由お姉ちゃんは僕を玄関に入れるなり、急に抱きついてきた。
「おかえりなさい、あなた……ああ、こんなに汚れちゃって……お風呂沸いてるから、すぐに入って。お姉ちゃんが綺麗にしてあげるから……」
「あの……麻由お姉ちゃん……昨日は……」
「良いのよ……全部わかってるわ……あなたは全然悪くないでしょ。さあ、お風呂に行きましょう」
僕を慰めるように抱きしめ、お風呂へと引っ張って行く。
麻由お姉ちゃんに抱きしめられてこんなに安心したのいつ以来だろう……?
とにかく、今はこの温もりが本当にありがたかった。
「さあ……綺麗にしてあげるからね……ん、んふっ、ちゅっ……」
一緒に風呂に入り、シャワーを浴びながらキスを始める。
「ん、んっ……ちゅっ、んんっ……はあっ……」
「麻由お姉ちゃん、ごめんなさい……本当にごめんなさい……」
「良いの……あなたは悪くないって言ったでしょう。だから、何も気にしなくて良いわ」
「でも……」
「なら、今日一日お姉ちゃんを思いっきり抱いて。それで昨夜の事を忘れてちょうだい。後は私が何とかしてあげるから……」
「麻由お姉ちゃん……!」
麻由お姉ちゃんを思いっきり抱きしめて、夢中でキスをする。
今はこの姉の優しさにただ甘えたかった。
「ん、んちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ……ちゅっ、むちゅっ……はあっ……あんっ!そうよ……もっと…もっとお姉ちゃんに甘えて……もっと犯してえ……」
麻由お姉ちゃんの体をひたすら抱いて貪り尽くし、味わう。
麻由お姉ちゃんのおっぱい、口、膣中、あらゆる所を堪能した。
「ああんっ!やんっ……いいわよ……もっと、もっと突いて……あんっ!」
一条さんには悪いけど……やっぱり、麻由お姉ちゃんの体のほうが抱き心地は良い。
この体は簡単に手放せそうに無い。
だから……ごめんなさい。
「はあああんっっ!やんっ……中に……中に出してえええっっ!!お姉ちゃん、孕ませてえっっ!!!」
そのまま今日は日が暮れるまで、僕は麻由お姉ちゃんと肌を重ね合わせた。
お互いの愛を念入りに確かめ合うように……。
数日後――
大輝が学校に行ってる間に、沙耶を家に呼び出す。
もちろん、用件はこの前の事だ。
あの泥棒猫め……どうしてくれようか……。
本当だったら殺してやりたい所だが、沙耶に酷い事はしないでくれと大輝に泣いて頼まれたので、仕方なく今日は出来るだけ穏便に話を進める事にする。
私の理性が持てばの話だけど。
「お邪魔しまーす」
沙耶が何食わぬ顔して家に上がって来た。
このメス犬が……人の夫を盗み食いしといて、よくも抜け抜けと……。
「もうすぐ、夏休みも終わっちゃうね。麻由ちゃんはもうレポートは終わらせた?」
「そんな話をするために呼び出した訳じゃないって、わかってるんでしょう?よくそんなご機嫌な顔して、私の前に出られるわね」
「えへへ……わかっちゃった……?だって……」
「遂に私にも彼氏が出来たんだもん。麻由ちゃんの弟さんと付き合う事になったから、これからもよろしくね」
こいつ……!良くも私の前で堂々とそんな事言えるわね!
以前はとても可愛らしいと思ってた屈託の無い笑顔は、今や憎悪の対象でしかなかった。
「はあ?頭おかしいんじゃないの?あの子はあんたの事なんか、好きでも何でもないの。わかってるはずでしょ」
「もう……大好きな弟さん取られて、嫉妬しちゃう気持ちはわかるけど、お姉ちゃんならちゃんと祝福しないと駄目だよ。でも、この際はっきり言うね」
「麻由ちゃん、大輝と別れて。そして私と大輝の交際を認めて」
177 名前:狂依存 122[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 19:52:06.75 ID:3ilm152J
「ぷっ……はっ、はははははっっ!!はーははっ、はっ、はは……」
沙耶がそう口にし、しばしの沈黙の後、思わず吹き出した。
これは面白い!冗談にしても悪質過ぎて、逆に笑いが止まらないわ!
「はっははは……ねえ、沙耶……私が今、何考えてるかわかる?」
「ん?何?」
「あんたをどうやって、殺そうかなって……その事で私の頭の中はいっぱいなの。今ここであんたを絞め殺しても良いんだけど、それだと返って慈悲を与える事になるから、出来るだけ苦痛を与えて、合法的に殺す方法を考えてるわ」
「これからは、道を歩く時は気をつけた方が良いわよ。少しでも長生きしたければね……」
沙耶のレモンティーに砂糖を大量に入れながら、畳み掛ける様に話す。
この砂糖が毒薬だったら、どれだけ良かった事か!
「酷いなあ……麻由ちゃん……私達は近い将来義理の姉妹になるんだから、そんな物騒な事言わないでよ。私は麻由ちゃんとも仲良くしたいと思ってるんだから」
「本当に頭おかしいんじゃないの?何処の馬鹿が人の男を監禁して盗み食いした泥棒と仲良くすると思ってるのよ」
「泥棒?盗み食い?私は飼い主に虐められて困ってたわんちゃんを保護してあげただけだよ。本当なら、このまま私がずっと引き取るべきなんだけど、飼い主の事情も考慮して、とりあえずお家には帰してあげたけどね」
この女……私を怒らせるのを楽しんでるのか?
「虐める?私達は夫婦として愛し合ってただけ。あの子が照れ屋だから、正直にさせようとしただけよ。今回の事で大輝も私への愛を再確認したみたいだから、その事には感謝してるけどね」
「そうやって、麻由ちゃんが一方的に自分の気持ちを押し付けて虐めるから、わんちゃんが私に助けを求めたんじゃない……」
「言い訳に聞こえちゃうかもしれないけど、最初は本当にこんな事するつもりはなかったんだよ。純粋に二人の事を心配してやってたんだ。でもね……」
「麻由ちゃんに泊まりに来ないかって誘って断られたじゃない?その時、思ったんだ……『麻由ちゃんじゃなくて、大輝を家に泊めたらどうなるんだろう』ってね」
「そしたら、急にいてもたってもいられなくなって……次の日、大輝の学校に迎えに行ったんだ……何か運命みたいな物を感じっちゃって……」
頬を赤らめながら、うっとりとした笑顔で話す。
何が運命よ、気持ち悪い。
元々、夢見がちな所は少しあるなとは思ってたけど、ここまでイカレていたなんてね。
「くすくす……残念だったね、麻由ちゃん。あの時、私の誘いを断らなければこんな事にならなかったかもしれないのに……」
こいつ誰だ……?
少なくとも私の知ってる沙耶はこんな邪悪な笑みをする様な子ではない。
「はん?運命?色仕掛けで一回寝たぐらいで何言ってるの?もうすぐ大輝にボロ雑巾の様に捨てられる運命とやらに、そんなに夢見るなんて、頭の可哀想な女ね」
「あの子が一番愛してるのは私よ。昨日だって、一昨日だって何度も愛し合った。大輝の心の中心には常に私がいる。あんたなんか只の姉の友達としか思ってないわ。もう友達じゃないけどね」
「それは、どうかな……?ちゃんと大輝に麻由ちゃんとどういう関係になりたいのかって聞いたんだよ。そしたら『麻由ちゃんとは普通の姉弟になりたい』って言ったんだ」
「それを聞いて、私が頂いても何も問題は無いねって思ったわけ。だってお互い恋人同士になりたいって思ってないんだし」
大輝が奥手なのを言い事に下らない言質を取りやがって……
「だから……麻由ちゃんに対して罪悪感とか全然感じてないの。むしろ凄く幸せな気分……でも、確かに高校生の弟さんをいきなり部屋に泊めたのは良くなかったかもね。それは謝るよ」
「ごめんなさい。『麻由お義姉ちゃん』」
バチャッ!!
「あつっ!もう……何するの……」
その一言で完全にブチ切れ、飲みかけてた紅茶を沙耶の顔にぶっかけた。
拳銃でもあれば撃ち殺していただろう。
「その程度で済んだ事に感謝するのね。さっさと私の視界から消えて頂戴」
「うう……じゃあ、またね。ごちそうさまでした」
何でこんな事に……。
まさか沙耶が私の大輝にこんな事するなんて夢にも思わなかった。
好意を持ってた様な素振りは見せていたから、少し警戒してはいたけど、あそこまでやるとは想像も出来なかった。
沙耶とは大学に入ってから知り合ったので、まだそれ程長い付き合いではない。
それでも、大学では一番仲の良い友達だった。
あの子のちょっと幼さの残る可愛らしい笑顔は、少しきつい顔をしてると言われてる私から見てちょっとした憧れでもあった。
178 名前:狂依存 123[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 19:52:54.19 ID:3ilm152J
初めて見た時は中学生がキャンパスに迷い込んだのかと本気で思ったわ。
そんな可愛らしくて、礼儀正しかったあの子が何故あんなになってしまったの?
「私のせいで……?」
先週、駅前で沙耶と大輝が楽しそうに話していたのを見た時、無性に嫉妬心が湧いて来て思わず話しかけてしまった。
別にあの子達が変な関係にあると疑ってた訳では無い。
でも、大して面識も無かった沙耶と大輝があんなに楽しそうに話してるのを見たら、何だか凄く悔しくて……。
だって最近、私と話している時はあんな笑顔見せてくれないんだもん。
お姉ちゃん、それが悔しくて、寂しくて……。
あの時、私が話しかけなければこんな事には……。
いや、過ぎた事をあまり振り返っても仕方が無い。
これからどうするか考えねば。
今みたいな関係はやっぱり良くないのかな……?
大輝を強引に肉欲で繋ぎ止めて、私に依存させるような関係は変えた方が……。
「なーんてね」
馬鹿馬鹿しい。大輝に生涯尽くして、体も何もかも捧げると決めたじゃない。
あの子だって私の事を心から愛しているし、私とのセックスも楽しんでいる。
お姉ちゃんに甘えて、エッチな事して、死ぬまでずっと一緒にいる事をあの子も心底望んでいるじゃない。
私から離れる様な事をしたら、寂しくて絶対に泣いちゃうわ。
『やっぱり、麻由お姉ちゃんの事が大好き。ずっと一緒にいて』ってね。
大丈夫よ……ずっとそばにいてあげるから。
「お姉ちゃんはあなたの事何でもわかるんだからね」
それより、沙耶のことだ。
あの女は大輝にこっぴどく振ってもらって、ボロボロに傷ついた所をあざ笑いながら、なぶり殺すのが一番良いかもね。
遠慮する事はない。ボロ雑巾になるまで犯して、ゴミの様に捨ててしまいなさい。
後は私が始末してやるから。
「あーあ、ちょっと顔を火傷しちゃったかもしれない」
麻由ちゃんてば、本当酷い事するなあ。
でも、あんなに煽る様な事言ってこの程度で済んだのは運が良かったのかもしれない。
刺される覚悟もしてたけど、きっと大輝が麻由ちゃんに私に暴力は振るうなと言ってくれたのだろう。
「やっぱり、私達って愛し合ってるんだね」
いや、それでも大輝はまだ麻由ちゃんの事が一番好きなのかもしれない。
でも、どんなに愛し合っていても二人は姉弟。
どんなに頑張っても結婚出来ないし、堂々と付き合う事など出来ない。
その点、私はそんな心配しなくても良いんだしね。
いざとなったら、既成事実を付けて強引にでも結婚に持っていけば良い。
それにしても不思議……。
この前、麻由ちゃんと食事に行ったときは麻由ちゃんの事、凄く怖く感じたけど、今は全然怖くない。
「きっと、大輝から愛を貰って強くなったんだね」
ありがとう、大輝。
私もあなたにたくさん愛を与えて、麻由ちゃんの呪縛から解放してあげるからね。
「またか……」
休み時間になると、何回も一条さんからメールが来る。
返信するのも面倒なので無視しているのだが、それでもしつこく送ってくる。
授業終わるまで電源切っとこう。
「はあ……やっと終わったか……いいっ?」
帰りのHRも終わり、鞄の中にしまってあった携帯電話の電源を入れ、メールをチェックすると一条さんからのメールが何十件も溜まっていた。
メールの内容も『今、何してるの?』とか『彼女からの愛のメールを無視するな』とか、どうでも良い内容ばかりだし。
もう、ほとんど嫌がらせに思えてきたよ……。
「ん?どうした?」
「あ、いや……スパムが何十件も着ててさ……まいったなあって……」
「ああ……俺も最近多いんだよな……ったく、何度配信停止のメールしてもきやがるし」
「はは……」
ただのスパムだったら、どれだけ気が楽な事だったか……。
と思ったら、また着信音がなった。しつこすぎるよ
また、しばらく切っとこう。
179 名前:狂依存 124[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 19:53:34.80 ID:3ilm152J
「うわ……早速か……」
駅のホームでようやく一人になった時、携帯の電源を入れるとすぐまた着信音が鳴る。
今度は出ておくか……。
「はい」
「やっと、繋がった。もう……何で、出ないのよ」
「ウチの学校、校内で堂々と携帯使うのまずいんですよ。下手に見つかると没収されちゃいますし」
「嘘。この前は普通に出てたじゃん。昼休みにも全然出なかったし、メールも無視するし」
「あの時はちゃんと用事があった電話でしたし、人目のつかない所にいたからですよ。それに今日の昼休みは時間いっぱいまで友達と一緒に外でサッカーやってたので、気づかなくて……」
サッカーをやってたのは嘘ではないが、意図的に無視してたんだけどね。
「もう……彼女からの電話やメールは何よりも最優先しなきゃ、駄目でしょ」
「あのですね……僕、い……沙耶さんと付き合うって言いましたっけ?返事を少し、待ってくれって言った筈ですけど……」
「言ったでしょ。あの夜、私が付き合ってって告白して、うんっ、て頷いたじゃない……二人で激しく腰を動かしながらさ……」
あの夜?告白?
えっと……そんな事あったっけか……あっ……!
「い、いや……あれは、その……」
確かに言われたけど、頷いた覚えはないんだが……。
「あの後、大輝ったら私と夜遅くまであんな事やこんな事しちゃってさ……思い出しただけで、もう体が疼いちゃう……今度会った時もまたやろうね……」
「わ、わかりました。あの時の事は謝ります。つい、勢いでやっちゃったんで……だから、今度会った時、また改めて返事するという事で……」
「あ!そう言えば今度の日曜、暇?暇だよね。一緒にデートしようよ。見たい映画があるって言ったよね?それ見に行こう」
「ええ?えっと……」
どうする?いや、ちゃんと話をする良い機会か。
麻由お姉ちゃんを何とかしないといけないけど、ちゃんと断りの返事をするって説明すれば納得するだろう。多分……
「わかりました。僕も沙耶さんに話したいことがあるので」
「本当?じゃあ、10時に駅前で待ち合わせね。何着てこっかなあ……」
「ん、んちゅっ……ん、んふっ……ん、んん……」
「あのね、麻由お姉ちゃん。実は今日、沙耶さんにデートしないかって誘われたんだけど……」
家に帰って後、自室で麻由お姉ちゃんにパイズリして貰いながら、今日沙耶さんにデートに誘われた事を話す。
姉にパイスリしてもらいながら他の女性の事を話すなんて、傍から見たら、何とも奇妙な光景に見えるだろうな……。
「あんっ……お姉ちゃんの前であの女の名前出さないでえ……気が狂いそうになるわ」
「ごめんね……でも、今度会った時、ちゃんと断ろうと思うんだ。本当に一条さんとの関係も終わりにしようと思う。だから……」
「ん、んくっ……ちゅっ、ちゅっ……あんな女、適当にモテ遊んでさっさと犯り捨てちゃえば良いわ……あんな出来の悪い、使い捨てオナホールなんか……」
「あ、あのね……だから、麻由お姉ちゃんも一条さんの事、あまり怒らないでやってくれるかな……あれは僕も悪いんだし、話せばわかってくれると思うから……」
許してやってくれとまでは、気軽に言えない。
僕が麻由お姉ちゃんの立場なら、やっぱり簡単には許せないと思うから。
「そんな事より、今はお姉ちゃんとのエッチを楽しみましょう……ほら……ん、んちゅっ……ん、んん……」
麻由お姉ちゃんは乳房を擦るスピードを早め、舌先で亀頭を刺激し、肉棒を絶頂へと導く。
柔らかい乳房に挟まれ、擦られる快楽は本当に頭と心がおかしくなりそうなぐらい、気持ち良い。
「ん、んん……ちゅっ……ちゅっ、んんふ……ほら……早く出しなさい……ん、ちゅるっ」
肉棒を乳房で押し付けたり、ぐりぐりさせながら巧みに刺激し更に舌で舐めまわす。
姉がもたらす快楽で早くも絶頂寸前に陥った。
「ん、んん…んちゅっ、ちゅるっ、ん、んん……ちゅるっ、ちゅっ、ちゅるっ……」
びゅくっっ!!びゅくっ!びゅぅるるるるっっ!!!
麻由お姉ちゃんの口に中で思いっきり出し、麻由お姉ちゃんもしっかりと咥えて飲み込む。
本当に毎日やってもらっても飽きない……。
「ん、んん……んくっ……ん、ごくっ……」
「ふふ……まだまだ終わらせないわよ……ちゅっ、ちゅるっ、んちゅっ……さあ、横になって……」
「ん……んん……ふっ!あっ、はああああぁぁぁっっ!!」
麻由お姉ちゃんは僕を仰向けに寝かせ、跨り自分から入れて腰を振る。
肉棒を中でがっちりと締め付けながら、ガンガン腰を押し当てる。
180 名前:狂依存 125[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 19:54:08.60 ID:3ilm152J
「あんっ!あああっっ!!やんっ、はっ……ほら……お姉ちゃんのおっぱい揉んでえ……!はんっ!」
麻由お姉ちゃんは積極的に腰を振り、僕の手を胸に当て揉ませながら揺れ動く。
腰が動く度に揺れ動く乳房がたまらなくいやらしく、欲情を湧き立てる。
「やんっ!はああんっ!!あっ……!もっと……もっと突き上げてえええ……!!はっ、はああああぁぁっっ!!」
僕が腰を突き上げると麻由お姉ちゃんは更に淫らに踊り、嬌声を上げヨガリ狂う。
その様子を見てるだけで、イってしまいそうだ……。
「はんっ!!やっ……!あっ……イクっ……イクっ……!!あっ、はあんっ!!やっ、はあああっっ!!!」
もう出る……。
どぴゅっっ!!!どぴゅるるるるっっ!!!
「はあ……あっ、はああ……あっ、ああああぁぁぁぁっっ……」
一気に絶頂に達し、肉棒を突き上げながら、中に思いっきり精液を吐き出す。
麻由お姉ちゃんも中でがっちりと締め付け、しっかりと受け止めている。
やっぱり、麻由お姉ちゃんとのセックスは最高だ……。
日曜日―――
「あの……麻由お姉ちゃん、そろそろ時間だから出たいんだけど……」
「ん、んちゅっ、ちゅっ……駄目よ……他の女とデートなんてやっぱり嫌だわ」
「もう約束しちゃったし、ちゃんと会って断らないといけないから……だからそろそろ放してよ」
麻由お姉ちゃんは朝からずっと僕に抱きついて離れようとしない。
気持ちはわかるけど、そろそろ行かせてくれ……。
「あの子に何を言っても無駄よ。今の沙耶は普通じゃないわ。断ったってすぐ引き下がらないわよ」
確かにそんな感じはするけど、でも……。
「そんな事ないよ。ちゃんと話せばわかってくれると思うから……だから……」
「約束なんかすっぽかしちゃえばいいじゃない。あの子の事だから家にまで迎えに来るだろうから、その時にお姉ちゃんが始末してあげるわ」
始末って何をする気だよ……それじゃ、余計行かないとまずいじゃないか。
「とにかく、もう行くよ。ちゃんと断るから……」
「もう……わかったわ。沙耶を廃人になるまでボロカスに犯してさっさと帰ってきてね」
何、とんでもない事を言ってるんだか……。
「じゃ、じゃあ行ってくるから」
麻由お姉ちゃんを振り切って、家を出る。
頼むから上手くいってくれよ……。
「あん……待って……」
「まだ来ないな……」
もう約束の時間を10分程過ぎているがまだ来ない。
そろそろ来ない様なら、電話でも……。
「ごめん、まった?」
と思ったら、ようやく来た。
「いえ……今来た所ですから」
「本当にごめんね。何着てくか迷っちゃって……どうかな?」
「え、ええ……良く似合ってますよ……」
「本当?へへ……この日の為にわざわざ買ったんだよ」
お世辞抜きで思わず見とれてしまうぐらい、本当に可愛い。
嬉しそうな幼さの残る笑顔が更に可愛さを引き立ててる。
「それじゃあ、早速行こうか。へへ……二人の初デートだね」
沙耶さんは恋人らしく、がっちりと僕の腕を組み、僕を引っ張って行く。
その可愛らしい笑顔を見て、本当に彼女にしても良いかなと一瞬思ってしまった。
「(いや、駄目だ……ちゃんと断らないと)」
麻由お姉ちゃんの事もあるんだし。
「あ、あの……あまりくっつかないで貰えますか?」
「何で?彼女なんだから腕くらい組むのは当たり前じゃん。照れなくてもいいのに」
「いや、だから別に付き合ってる訳じゃ……」
「ほら、早く行かないと始まっちゃうよ」
「ちょっと……」
有無を言わさず強引に僕の腕を引っ張り、映画館へと入っていく。
まあ……折角だし、映画ぐらいならいいか……。
181 名前:狂依存 126[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 19:54:44.44 ID:3ilm152J
「面白かったね。はい、クレープ」
「ありがとうございます」
映画を見終わった後、近くの公園に行き、沙耶さんがクレープを買って持ってきてくれた。
「あれ?沙耶さんはいらないんですか?」
「何言ってるの?一緒に食べるに決まってるじゃん。はむ……はい、今度は大輝が食べて」
僕の持ってるクレープを一口かぶりつき、僕の口に持っていく。
「ええ?あの……ちょっと恥ずかしいですし」
「何言ってるの?彼女との間接キスを恥ずかしがる理由が何処にあるのよ?ほら、早く食べて」
「わ、わかりました……」
「ああ!何処食べてるのよ。ちゃんと私が食べた部分に口を付けなきゃ駄目でしょ」
仕方なく沙耶さんが口を付けてない部分を口にしたが、沙耶さんはそれを見逃さず、すぐ不満を漏らす。
「もう、貸して……はぐ……」
僕の持ってるクレープを取り上げると、クレープを紙袋から出してしゃぶりつき、満遍なく舐め回して再び僕に渡す。
まさか、これを食えと……?
「へへ……彼女の愛の篭ったクレープだよ。これで何処から食べても間接キス出来るね」
「いや……沙耶さんが全部食べて良いですから……」
「ん?そっか……口移しで食べさせて欲しいんだ。じゃあ……」
「わかりました!食べますよ!」
こんな所でそんな恥ずかしい事されたら、たまらん。
「もう……何が恥ずかしいのよ……これからもっと恥ずかしい事するのに……」
「あの……沙耶さん。この前の返事なんですけど……」
「ねえ、大輝は私と最初に会ったと時の事は覚えてる?」
「はい?何ですか突然?」
「私が麻由ちゃんと大輝の家に遊びに行った時、偶然廊下でバッタリと大輝に会ったんだよね。その時、優しそうでタイプだなあって思ったんだ。最初はちょっと気になってたぐらいだと思ったけど、今思うとあの感じは運命を予感させていたんだね」
「は、はあ……」
まさか初めて会ったときから、そんな感情を抱かれていたとは思わなかった。
沙耶さんと初めて出会ったのは、正確な時期は覚えてはいないが、1年の3学期頃だったと思う。
確か部活から帰ってきた時に、ちょうど家に遊びに来ていた沙耶さんとバッタリ会って軽く挨拶を交わした。
ただそれだけで、その後特に会話も交流も何もなく、次に会ったのもこの前の夏休みに沙耶さんが家に来た時だ。
「大輝は私と出会った時、何かそういうの感じなかった?」
「えっと……すみません、良く覚えてないです」
申し訳ないが、少なくとも麻由お姉ちゃんの事を相談するまで、沙耶さんに対して何か特別な感情を抱いたという事はない。
何人かいる姉の友達の一人。それだけだった。
麻由お姉ちゃんの
プレゼントを買いに来た時や、先週駅前でバッタリ会った時に話した時は話しやすくて感じの良い女性だなとは思ったけど。
「麻由ちゃんに『弟さんに彼女いるの?』って聞いたら、『いる』って答えたから、それで諦めかけてたけど、今は恋人同士にまでなっちゃうなんてね……やっぱりあの予感は運命だったんだよ」
「いや、あのですね……ですから、恋人同士では……」
「ねえ、次は何処に行こうか?買い物にでも行く?それとも、カラオケにでも行こうか?」
「ちょっと、僕の話を最後まで聞いてくださいよ。この前の返事をさせて下さい。僕は沙耶さんとは……」
「麻由ちゃんとの事だったら、しばらく関係を続けても良いって言ったよね。その上で付き合ってるんだよ。何が不満なのかな?」
「沙耶さんの事は嫌いではないですよ。
姉さんの事、相談に乗ってくれて色々してくれたのは感謝しています。でも、あれから考えたんです。やっぱり僕は姉さんの事……」
「もう……あの晩あんなに愛し合って、私の身も心も全部大輝の物になったんだよ。だから、何があってももう離れない。私と麻由ちゃんの二人の彼女がいると思ってくれて良いから……」
僕が断りの返事をしようとすると、それを遮る様に沙耶さんが抱きついてしゃべる。
意地でも最後までしゃべらせないつもりらしい。
本気でこんな事言ってるのか?
ほんの1ヶ月前までほとんど面識もなかったし、先々週に駅前で会った時も僕に好意を寄せてる素振りなど微塵も見せてなかったのに……。
「だからね……今日は私とのデートを楽しもう……大輝が行きたい所なら何処でも付き合うし、欲しいものがあるなら何でも買ってあげるから……ね?」
沙耶さんは僕に寄り添い、甘えるような顔で迫ってくる。
二人と付き合うことにすれば良いという、沙耶さんの甘い口車に思わず頷きそうになってしまうが、そんな関係がいつまでも続くわけがない。
182 名前:
狂依存 127[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 19:55:17.22 ID:3ilm152J
僕から付き合っても良いという言質を取る為に言ってるだけなんだろう。
「沙耶さんが良くたって、
姉さんがそんな関係許す訳ないじゃないですか。いい加減、わかって下さい。僕はあなたと付き合う気はありません」
「大輝は自分の立場、わかってるの……?」
「え?」
「実のお姉ちゃんと毎日淫らな事する関係にあるなんて、そんな事が周囲にバレたらどうなるかわかってるのかな?」
「な……!?」
「どうしようかな……この事がバレたら大変な事になるよね。学校に知れたら退学になっちゃうかもしれないよ。もうすぐ卒業なのに……」
「ちょっと……冗談は……」
「冗談じゃないよ。私は何があっても大輝から離れないって決めたんだから、その為には手段を選ばないつもり。もし、麻由ちゃんの事バレそうになったら私と付き合ってる事にして隠れ蓑にすれば良いじゃない。だから……」
ああ、もう……!話せばわかると思ったのに、まさか脅迫までしてくるなんて!
出かける前に、麻由お姉ちゃんが説得するだけ無駄って言ってた通りだったとは……。
「早く、デートの続きしよう……何処に行きたい?特に希望がなければ買い物に付き合ってもらうけど……」
つい、この前まで麻由お姉ちゃんの事で悩んでいた事を相談に乗ってくれた人が、今は一番の
悩みの種になってしまった。
自業自得の面もあるけど、沙耶さんがこんな事になるなんて想像も出来なかったよ……。
「ほら……早く行こう……まだまだ時間はたっぷりあるんだから……」
本当にどうする?
こんな事はしたくなかったけど、仕方ないか。
「ほら……きゃっ……!」
「ちょっと、何処に行くの?」
沙耶さんの手を引っ張り、ある場所に連れて行く。
とにかくこれで呆れさせて、僕から手を引いてもらうしかないか。
「ええ?もう、ここに入るの?まだ早いんじゃ……」
「いいから、行きますよ」
「あん、もう……」
強引にホテルに連れ込み、部屋へと押し込む。
沙耶さんを部屋に入れたら、すぐにベッドに押し倒して、服を剥ぎ取る。
麻由お姉ちゃんの言ってた様にさっさとヤリ捨てて帰ってしまおう。
そうでもしないと帰してくれなさそうだし。
「ああんっ……もう……もっと強く揉んでえ……やんっ……!」
強引に連れ込んだのにこんなに嬉しそうにして……女って皆、こんななのかと思ってしまうじゃないか。
どうする?やっぱり、このまま帰ってしまうかな……。
「ほら……手を止めないの……ん、んん……」
沙耶さんは僕に抱きついて、キスを繰り返してきた。
これじゃあ、麻由お姉ちゃんが二人に増えたみたいだよ……。
「ん、んん……ちゅっ、んちゅっ、ちゅ……んちゅっ、ちゅっ……」
唇を丁寧に押し付け、優しくついばむ様にキスする。
その甘ったるいキスは思わず頭が蕩けそうになるぐらい気持ちよかった。
「ちゅっ、んんっ……ちゅっ、ちゅ……ねえ……早く私を無茶苦茶に犯してえ……麻由ちゃんより激しくやってくれると嬉しいなあ……」
しょうがない、適当にやってさっさと帰るか……。
「あんっ……こんなに元気にさせちゃって……胸でしごいて欲しいんだね。うん、頑張るよ。ん、んん……」
肉棒を沙耶さんの胸に突き出し、乳房に挟ませパイズリさせる。
「ん、んん……ん……どう……?気持ち良い……?」
初めてだからか、ぎこちない感じはあるがそんな一生懸命な姿が何だか可愛く思えた。
程よく大きくて、張りのある乳房にゆっくりと擦られながら徐々に膨張していく。
でも、まだまだ刺激が足りないな……。
「ん、ん……やっ!!何……?あああんっっ!!」
沙耶さんの乳房に手をかけ強く揉みしだき、お手伝いする。
少し痛がってるようだが、そんな事はどうでも良い。
少しでも嫌がる事をして幻滅してくれれば良し、そうでなければ好きにやらせてもらうだけだ。
「あんっ!!そんなに強くしちゃだめ……あっ……!はあああんっっ!!!」
肉棒を乳房で強く押し付け、更に刺激を与える。
ついでに乳首も指で擦ったり、抓ったりして弄びその度に沙耶さんは体をビクつかせて悶える。
柔らかい乳房にグリグリと擦りつけられ、どんどん絶頂へと近づく。
「あっ……やっ……はんっ……もっと優しく……やんっ!あああっっ!!」
沙耶さんも乳房を揉む力を強め、更に快楽を与える。
183 名前:狂依存 128[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 19:55:52.51 ID:3ilm152J
このまま、出して……いや……。
「あんっ、ん、んん……はんっ……!え……?あっ、は、ひゃああああぁぁぁんっっ!!」
乳房に挟まれてたち○ぽを引き抜き、沙耶さんの足を広げ、一気に中に挿入する。
いきなりのことで沙耶さんも驚いたのか、悲鳴に近い喘ぎ声をあげ、苦しそうな表情を見せる。
でも、お構いなしにガンガン腰を押し当て、子宮を突く。
だって滅茶苦茶に犯してくれと言ったんだから。
「はひっ……!あんっ、駄目っ……あっ、はあんっ!やんっ……!はっ、あんっ……はああああぁぁっっ……!!」
沙耶さんも段々出来上がってきたのか、中で締め付け始めて腰を振り始める。
「あっ!やんっ、はんっ……!あああっっ!!そんな……もっと優しくし……やっ!はっ、ああああっっ!!」
結合部から徐々に愛液が飛び散らせながらいやらしく腰を振り、嬌声を上げヨガリ狂う。
沙耶さんの胸を手でグイグイ押し付けながら、ピストンのスピードを速める。
「はあんっ!やっ……おっぱい、そんなに……やっ、ああんっ!もっと……もっと滅茶苦茶に突きまくってえ……はんっ!」
もうすっかりその気になったのか、ひたすら悶えてヨガリ声を出すだけになってる。
そうだ……こんな女、好きな様に犯してしまえば良い。
そんな気持ちで腰を動かしまくった。
そろそろ出る……。
「はっ……やんっ!!あっ、イクっ……あんっ!もっと……あっ、あああっっ!!イクっ、イクううううっっ!!!」
「やんっ!!はっ、やっ!あんっ、はっ……んあっ!イクっ……はっ!あああああぁぁぁぁっっっ!!!」
どぴゅっっ!!どぴゅるるるるっっ!!
沙耶さんの中で思いっきり射精し、子宮に叩き込む。
射精と同時に肉棒をしっかりと子宮の奥深くまで突き入れて、丹念に精液を注入する。
「はああんっ……大輝の精液、私の中にいっぱい……あんっ……」
沙耶さんもしっかりと締め付けて、子宮に流れ込む精液を受け止めている。
妊娠したら、どうしようとか言うのは何故か頭になかった。
だって、ただ沙耶さんを滅茶苦茶にしたかっただけだから……。
「はああああんっっ……はっ、はふ……きゃっ……!ちょっと、何……?」
「あんっ!そんなに引っ張らないで……やああん……」
まだ余韻に浸っている沙耶さんの手を強引に引っ張り、バスルームへと押し込み、シャワーを流す。
まだまだ、やり足りない。
「ちょっと、あつ……はふっ……ん、んふっ…ちゅっ……んちゅ……」
シャワーを浴びながら、乱暴にキスを始め、ひたすら唇を押し付ける。
沙耶さんも負けじと抱きついて、舌を入れて口の中で絡め合わせてきた。
「ん、んちゅっ……ん、んふっ……ちゅっ、んふうっ……れろ、れろ……ちゅっ、ちゅう……」
「ん、んふっ……はぁっ……良いよ……好きなだけ私の体を犯してえ……ひゃんっ……ああああっっ!!」
壁に手をつかせ、お尻を突き出させた格好にし、ボディーソープをたっぷりかけたスポンジで思いっきり体を擦る。
胸、お尻、太股、股間と本能の赴くままにスポンジでゴシゴシ擦り、沙耶さんの体を蹂躙する。
「ひああっっ!!ひゃんっ……!そんなに激しく……あっ、そこ…やっ!あああぁぁぁっっ!!」
沙耶さんは体を擦られる度に悲鳴にも似たあえぎ声をあげ、体をくねらせる。
特に太股のあたりが感じるのか、そこを重点的に擦ると更に嬌声が大きくなった。
「あんっ……!ひあああっっ!!あんっ……!そこ、もっと……あああああぁぁぁぁんっっ!!!」
沙耶さんの淫らに悶える姿を見て、再び勃起してきた肉棒を膣穴に当て、挿入する。
お望み通り、好きなだけ犯してやろう。
「あっ……ひゃんっ!もうそんなに大きく……はっ、やああんっっ!!あっ、はあんっ!」
手で腰を押さえ、バンバン子宮を突き、この快楽を楽しむ。
「あんっ!はっ……!!あんっ!やっ、ああああっっ!!もっと、激しく……やんっ!は、はあああぁぁぁぁっっ!!」
沙耶さんとの膣の中は十分気持ち良いが、それでもやっぱり麻由お姉ちゃんのと比べると少し物足りなさを感じる。
やっぱり、僕の体は麻由お姉ちゃんの体が一番合ってるのかもしれない。
「はんっ!!やんっ!すごっ……こんなの……あんっ、頭おかしくなっちゃ……やっ、はっ……あああああっっ!!」
そう思いながらも、腰を振っていく内に沙耶さんの中でもたらされる快楽で肉棒は爆発寸前に陥った。
ここで思いっきり出して、終わりにするか……。
「あんっ!やっ……!また激しく……あっ、やんっ、はうっ……はっ、ああっ、やんっ……あっ、はああっっ……」
腰をがっちり抑えてピストンを速め、ラストスパートをかけて絶頂へと導く。
184 名前:狂依存 129[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 19:56:41.64 ID:3ilm152J
沙耶さんも締め付けを強くし、再び受け入れる態勢を整えてきたようだ。
「はんっ!やああんっ!やっ、はんっ……んあ、もう……イクっ……はっ……ひゃんっ、あああああああぁぁぁぁっっっ!!!」
びゅくっっ!!!びゅくるるるるっっ!!!!
再び沙耶さんの中で絶頂に達し、思いっきり熱くたぎった精液を子宮に叩き込む。
妊娠しても知るものか。
そんな気持ちで思いっきり沙耶さんの中に流し込んだ。
「はんっ……やっ……ああああああああんっっ……はぁ……はぁ……」
「……」
出し終わった後、余韻に浸っている沙耶さんを尻目にシャワーを軽く流し、さっさとバスルームから出て体を拭き、着替える。
今日はこのまま沙耶さんを置いて、すぐに帰る事にした。
「(沙耶さんはまだシャワーを浴びてるみたいだな……)」
まだバスルームに居た沙耶さんに気づかれない様に、そっと部屋を出て走って家路に着く。
こんな酷い別れ方して正直心が痛むが、これで沙耶さんが僕に幻滅して付きまとうのを止めてくれたらと期待して、敢えてこういう行動を取った。
「(一条さん、本当にごめんなさい)」
ほとぼりが冷めたら、ちゃんと謝りますから。
「あ、お帰りなさい」
「ただいま、麻由お姉ちゃん」
「ちょっと、良い?ん……」
「な、何……?」
家に帰り、麻由お姉ちゃんが出迎えると、僕に抱きついてきた。
何だろう……?匂いを嗅いでるみたいだけど。
「石鹸の匂いが少しする所を見ると、あの女とホテルでやったみたいね。お姉ちゃんの言った通りだったでしょ?あいつに何言っても駄目だって。会ったら今日みたいに犯り捨てでもしない限り、あいつは離れないわよ」
「ええ?いや、その……」
何で匂いだけでそこまでわかっちゃうかな……。
「隠さなくても良いわよ。私がそうしろって言ったんだから、あの女とセックスした事に関しては怒ってはいないわ。でも、これから出来るだけ二人っきりでは会わないで」
「ごめんなさい……」
「それより、これからどうするかよ。こんな事で引き下がる女じゃないってのはわかるわよね?どんどんあなたに付きまとってくるわよ」
「じゃあ、どうすれば……?」
「あの女が死ねば、全ては解決するわ。お姉ちゃんがあなたに付きまとうメス犬を処分してあげる」
「は……?」
「だから、お姉ちゃんがあの女を殺してあげるわ。そうすればあなたに付きまとう女はいなくなるでしょ。私、あの女を殺したくて殺したくて仕方ないの」
「冗談でもそんな馬鹿な事は言わないでくれ!」
「他に方法はないわよ。説得したって止めはしないし、このままじゃもっと酷い目に合わされるわ。だから……」
麻由お姉ちゃんは、冗談とも本気とも思えない口調で僕にそう迫ってくる。
冗談じゃない!そんな事、どんな理由があってもやらせる訳にはいかないよ。
「もし万が一、そんな事やったら麻由お姉ちゃんとは本気で縁を切るからね。お願いだからそんな物騒な事言わないでくれ」
「ああん……あんな薄汚くて醜いメスにも情けをかけちゃうなんて、優しいのね。でもそれ以外方法がないのよ。お姉ちゃん、あの女にあなたを取られたくないのよ……」
「情けとかそういう問題じゃないでしょ。とにかくそんな物騒な事、二度と言わないでね」
不満そうな顔をしている麻由お姉ちゃんを振り切って、自分の部屋へと行く。
ポケットにしまってた携帯の履歴を見ると、何回も沙耶さんから電話やメールが来てた。
「はあ……しばらく着信拒否しておくか……」
溜息をつきながら、つい最近まで救いの神とまで思ってた携帯の番号を着信拒否に登録する。
こうやって冷たい態度を取っていれば、いずれ諦めてくれる……と、いいな……。
185 名前:狂依存 130[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 19:57:14.89 ID:3ilm152J
翌朝――
電車から降り、学校の最寄駅の改札を出て、バス停へと向かう。
学校までは、この駅からバスで15分ほどかかる。
まだ時間が少しあるな……。
コンビニに行って、コーヒーでも買うか。
コーヒーを買う前に、今週号の……っ!?
「大輝♪えへへ……偶然だね」
「なっ……!何で……!?」
何で沙耶さんがこんな所に……?
まるで僕を待っていたかの様にコンビニの入り口の近くに沙耶さんが立っていた。
「もう……昨日は黙って帰っちゃて酷いじゃない……その後、電話もメールも無視しちゃうし、着信拒否までしちゃうなんて……」
「いや、あの……」
「へへ……でも、昨日は凄く楽しかったよ。大輝ったら、また凄く激しくしちゃって……ますます大輝の虜になっちゃった……」
甘えるような声を出して僕に擦り寄って来てくる。
「ねえ……もしかしたら、私が愛想つかして嫌いになったとか心配しちゃった?大丈夫だよ。あの位で嫌いになるなんて有り得ないし、逆に大輝への愛が燃え上がっちゃった……」
う、嘘だろ……?
あんな事されたら、普通怒ると思ったのに。
「ちょっと、沙耶さん……離れて下さい……!」
こんな所、知り合いに見られたらどう言い訳すれば……
「どうして?大輝の学校って別に男女交際禁止じゃないんだから、見られたって別に良いじゃん。むしろ、こんな可愛い年上の彼女がいるなんて皆に自慢できるよ」
「そういう問題じゃないですよ!恥ずかしいですから、離れてください。こんな所まで何の用なんですか?」
「ああ……はい、これ。マドレーヌ焼いたから大輝にと思って。食後のデザートにでも食べてね」
「あ、はあ……ありがとうございます。でも、何でこんな所で……?」
「だってえ……ここ何日か向こうの駅まで麻由お義姉ちゃんが大輝の後、つけてきてたから声かけられなかったんだもん。だから、先回りしてここまで来たんだよ」
「ええ!?ま……姉さんが僕の後を付けていたって……?」
全然気がつかなかった……。
ん……?今、『麻由お姉ちゃん』って言わなかったか?
「お義姉ちゃん、本当に嫉妬深くて困っちゃうよね。余程弟の事が大好きなんだろうな……あんな綺麗なちょっと妬けちゃうかも……」
「あ、あの……お姉ちゃんって?」
「ん?麻由ちゃんの事に決まってるじゃない。もうすぐ私と大輝は結婚するんだから、そうなったら麻由ちゃんと私は義理の姉妹になるでしょ。だから今の内にそう呼んでおこうと思って」
「は、はああ?」
何を言ってるんだ、この人は……?
「ふふ……でも、そういう障害があった方がむしろ面白くていいかもしれないね。私もお義姉ちゃんに認めてもらうよう頑張るからさ」
「……」
「それじゃあ、もう行くね。あ……」
「私とエッチな事したくなったら、いつでも電話してね。待ってるから……」
沙耶さんは呆然としている僕にそう呟いて、立ち去っていった。
今日の沙耶さんの目――
それは麻由お姉ちゃんと同じ狂気の色に染まっているように見えた。
最終更新:2011年03月26日 11:01