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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/素直になったら/Part02 - (2010/05/30 (日) 12:59:37) の1つ前との変更点

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#asciiart(){{{ やっちゃった。 御坂美琴は罰ゲーム決行後、まっすぐ寮に帰りベッドに突っ伏した。 誘ってきた黒子不在のままファミレスに入り、軽いゲームをすることになった。 罰ゲームの内容を聞かなければ解けたかもしれない。 しかし、好きな人―上条当麻―とのキスなんていつできるか分からない。 いや、一生できないかもしれない。 ならば罰ゲームを口実にやってしまえ!と考えてしまった。 そこからは上条とのキスを想像(妄想?)してふにゃーしかけた。 その状態で飲んでも当てることができるわけがない。 色々なことが頭の中をぐるぐる回る中、気づいたらいつもの公園に来ていた。 来てほしいような来てほしくないような… 自分でももう何を考えているのか分からない状況で上条当麻は来てしまった。 「はあ、不幸だ」 ここまで来たらもうやるしかない。 今までのぐちゃぐちゃな頭の中が嘘のように、上条が来てからの決断は早かった。 「ねえ」 「なんであいつらに追いかけまわされなきゃならねえんだ」 「ねえってば」 「そもそもフラグってなんだよ」 しかし、その決断もおかまいなしに上条はスルースキルを発動している。 1回なら気付かなくても理解できる。でも、2回気付かれなければただムカつく。 「ちょっとアンタ!」 バチバチッといつものようにいきなり電撃を発してしまう。 それでも上条はその電撃を打ち消し、いかにも疲れてますよとでも言いたげな表情で振り向いた。 「ちょっと目瞑りなさい」 「は?何でだよ?」 (人の気も知らないで、そんな顔するんじゃないわよ) これからすることへの恥ずかしさ半分、面倒くさそうな上条に怒り半分。 でも怒りがちょっと上回っている美琴は相手の疲労など吹っ飛ばすような言葉を放つ。 「いいから!やらなかったら超電磁砲キャッチボールよ!」 「瞑りますから、それだけはご勘弁を!」 「最初からそうすればいいのよ…」 脅迫によってようやく目を瞑った上条を前にして、怒りなど吹っ飛んでしまった。 自分でも顔が赤くなっているのが分かるほど、今からやることは恥ずかしい。 でも、もうなるようになれ!と意を決して上条に顔を近づけた。 「それで、何をするk…」 チュッ (コイツの唇、柔らかい) 言葉の通り、他はどうでもよくなった。 何秒していたのだろう。 離れた直後、そんなことを思った。 しかしそれも束の間、その後は急激に自分が冷静になっていくのが分かった。 冷静になればなるほど、今度は恥ずかしくなってきた。 「///」 「み、御坂サン?」 (とうとうキスしちゃった) 恥ずかしすぎて上条の顔を見ることができない。 「…」 「…」 (何か言いなさいよこのバカ!) 「…」 「…」 美琴はこの沈黙した気まずい雰囲気に耐え切れなくなり、 じゃぁねとだけ言って寮に戻って行った。 (これからどんな顔して会えばいいのよ) 今までは友達として会うことができた。 しかし、あんなことをしたあとではもうそんな関係は終わりを告げる。 本当に冷静になった美琴には後悔の波が押し寄せてきた。 (嫌われちゃったかな) そりゃそうだ。いきなり声かけてきたかと思えば、脅迫しキスをされた。 そんなことしてくるやつ、私だったら黒焦げにする。 思考がどんどんネガティブな方へ向かっている美琴の目から、一粒の滴が落ちた。 一方残された上条当麻は… なんとか帰宅した。 ただ、道中は危険だった。 (あいつの唇、柔らかかったな) そんなことをぼーっと考えながら歩いていたために、何度も人とぶつかったり空き缶を踏んだりと、 いろんな意味でガタガタだったのだ。 帰宅後も考えるのは美琴のことばかり。 何であんなことをしてきたのか? そもそも何で俺なのか? 理由がさっぱり分からない。 「今日はインデックスもいないし、さっさと寝よう」 インデックスは現在小萌先生のところへ行っている。 そのため夕飯を作らなくても噛みつかれる心配はない。 起きていたらついつい考えてしまう。 そう思った上条は早めの眠りに着いた。 「当麻ぁ」 「何だ?」 チュッ 「大好き~えへへ♪」 と、ここで目が覚めた。 時刻は午前3時を回ったところ。 「なんという夢を見てんだ俺は…」 中学生相手にあんな夢を見るなんて… でも御坂のやつ、かわいかったかも… ん?どの御坂に思っているんだ?夢?現実? いやいやいや、あいつは中学生、あいつは中学生… でも御坂のやつ… 上条は無限ループに陥りながら一人悶々とし眠れない夜を過ごした。 翌日も上条はぼーっとしていた。 そのせいで、小萌先生が泣きだし男子+吹寄にボコボコにされ、 学校終わりにやっとの思いで昨日の公園にたどり着いた。 なぜここに来たのか自分でも分からない。 ただなんとなく、御坂を探してしまっていた。 (なんで俺は御坂を探しているんだ?) 昨日のことを問いただすため?それもそれで違う気がする… またもや泥沼にハマりながら見渡すと…いた。 「思いつめた顔しやがって」 上条はできるだけ自然に声をかけた。 「よ、御坂」 ビクッと声をかけられた美琴は驚いた。 まさか来るとは思っていなかったからだ。 嫌われてないか知りたい、でも嫌われていると言われたら生きる気力がなくなりそう。 そんなことを考えていた矢先だった。 「あ、あぅ…」 頭が真っ白になった美琴はこの場から逃げ出してしまった。 「御坂…」 残された上条に違和感という名の心の痛みを残して。 }}} #back(hr,left,text=Back)

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