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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/1スレ目短編/180 - (2010/02/03 (水) 12:50:46) の1つ前との変更点
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上条「…私は今。せっかくのテスト休みにもかかわらず。偶然街角で出会っただけの中学生に振り回されてる。うふふ。不幸。」
美琴「口調変わってるし誰に説明してるか分からないわよアンタ、ていうか買い物に付き合えって言ってるだけでしょ」
上条「あのなぁ、上条さんは昨日までテストで疲れてんだよ、頭の血管ブチ切れるまで頑張ったって何にも起きない俺の気持ちが分かるのかコノヤロー!」
美琴「ふ、ふーん、アンタは私と一緒が嫌なんだ、ふーん」
上条「あん?今俺目逸らされる様な事言ったか?…ていうか休日にお買い物って普通恋人同士とかでするもんなんじゃないだろうか?」
美琴「こっ、KOIBITO!?意味わかんない事言ってんじゃないわよアンタ私はアンタが暇そうな顔して歩いてたから誘ってあげただけでしょーがーッ!!」
上条「暇そうじゃねぇし暇じゃねぇ…って帯電!?何やら前髪の辺りがバチバチいってて新手のモンスターみたいになってるのですがーーッ!」
美琴「それが乙女に対する言葉かコラーッ!」
上条「放電!?お前そんな堪え性無いと未来の彼氏とデートもできないぞ…」
美琴「べっ、別に大丈夫よ…」
上条「あん?」
美琴「…アンタ以外となんか来ないんだから」
上条「…ハイ?」
上条「…ハイ?」
美琴「えっ?あっ…えっとアレよ!アンタには荷物持ち係がピッタリって事よ!」
上条「おーい何処いった俺の人権」
美琴「何?もしかしてこの美琴センセーがアンタなんかとでっ、デートしてくれるとでも思った?」
上条「…いいもん、どーせモテない上条さんは今年のクリスマスも一人ぼっちだモン」
美琴「…アンタクリスマス予定無いの?」
上条「どうせクリスマスお正月お盆縁日大星覇祭り問わず一年中一人ぼっちだよーーッ!」
美琴「……………かない?」
上条「あん?」
美琴「クリスマス暇だったら一緒にどっか行かない?って言ってやってんのよビリビリーーッッ!!」
上条「ヒィッ!語尾がもうスパーク音なのですが!?」
上条「(…しまった、クリスマスに遊びに行くんじゃなんかプレゼントっぽいもの買ってかなくちゃなんねぇじゃねぇか……何買ってけばいいんだ?)」
禁書「とうま?何かとうまが部屋の中央で唸りながら悩み事してると結構怖いかも」
上条「……インデックス、ちょっと相談があんだけど」
禁書「やっととうまは相談って日本語覚えたんだね、で、何?」
上条「お前クリスマスに貰うとしたら何が欲しい?」
禁書「…とうま?私は様々な物欲から離れてなければならないイギリス清教のシスターなんだよ?その質問はちょっと無神経かも」
上条「そんじゃお前は今年のクリスマスプレゼント無しな、ついでに七面鳥もケーキも何にも無しな」
禁書「とうまーーーッ!?」
美琴「(しまった、クリスマスにでっ、でででデートって何かプレゼント持ってかなくちゃならないじゃない、…何持っていこう?)」
黒子「お姉様ー、今日の黒子は風紀委員の仕事が無いので存分に頭撫で撫でしてくださいませー…って、どうしたんですの?何やら不穏なオーラを感じるのですが」
美琴「…ね、ねぇ黒子、アンタに相談があるんだけど」
黒子「正直子供っぽいパステルパジャマを2つ持ってどっちが可愛いか聞かれるのはもううんざり…痛たたたっ!じょっ、冗談ですの!」
美琴「ちょーっと男の気持ちになって考えてほしいんだけど…」
黒子「はっ!まさかお姉様やっと私の熱いラヴ(発音注意)を受け取ってくださる気に!?」
美琴「違うわ!クリスマスに何が欲しいか聞きたかっただけよッ!」
黒子「そうですわねー、やっぱり男黒子が欲しいのは…」
美琴「うんうん」
黒子「おねーさまですわーーッ!!」
美琴「ちょっとは反省せんかいッ!!!」
こうして24日の夜は更けていった……
上条「お、おっすー御坂ー…」
美琴「こっ、ここここここんばんは」
上条「………」
美琴「…何よ」
上条「いや…何か制服じゃないお前も新鮮だなーって、なんかいつものビリビリ中学生じゃないみたいで…」
美琴「別に私だって年中制服な訳じゃないし…き、今日はオシャレしたかったし…それに…その…」
上条「?ハッキリしねぇな、別にいいけど」
美琴「(…そこはつっこまんかい)」
上条「何か言ったか?」
美琴「な、何でも無いわよ……さて、じゃあ何処行く?」
上条「…ゲーセン?」
美琴「ホント夢無いわねアンタ。クリスマスに女の子とゲーセンは無いでしょ」
上条「じゃ映画!?」
美琴「何か混んでそうだけど…ま、いっか」
上条「一番近い映画館は…っと、第7学区か、ちょっと遠いか?」
美琴「べ、別にアンタなんかに心配されなくても大丈夫よ」
上条「そうかー?だったらその鞄だけでも持っててやるから、ホレ」
美琴「ちょっ、ちょっと!別に良いわよこんな小さいバッグ!」
上条「それでも持ってやるのが年上の務めなのです。はっはっは、どうだジャンプしても届かないだろー、思い知れ年の差!」
美琴「くっ…ホントにジャンプしても届かない…このっ!」
上条「はっはっは、久しぶりの優越感………どうした?拗ねたか御坂?」
美琴「(い、今になって気づいたけど…顔…近い…ッ)」
上条「…?」
美琴「いいから行くわよッ!」
上条「何なんだよー…」
上条「うだー、やっぱ混んでんなー」
美琴「あっ、見て見てー、あそこにでポップコーン売ってるー♪」
上条「何だお前気持ち悪いぐらい機嫌がいいな…」
美琴「ふっふーん♪今日は私がすっごく見たかった映画(「ゲコ太の冒険~蛙の仁義DX」)の公開日なのよねー♪」
上条「ふーん、それってどの映画なんだ?」
美琴「アレ♪」
上条「…………………………御坂さん?」
美琴「何よ?」
上条「あの映画は八割の客が小学生っていうか残りの二割も保護者っていうか…」
美琴「じゃーん、前売り券」
上条「俺には拒否権すら無いのかよ!?ていうか今日映画行く気まんまんだったんだなお前!?」
美琴「なにおう!?この前売り券には「探偵ゲコ太」という素晴らしいオマケも付いてるのよ!?」
上条「わかったよ…さっさと見に行こうぜ」
美琴「あ、ちょっと待った」
上条「今度は何だよ!?」
美琴「前売り券とストラップ交換してこなきゃ、ちょっと待っててくれる?」
上条「おい俺置き去りかよ…ってもういねぇし」
美琴「お待たせー♪」
上条「ずいぶんご満悦だな…」
美琴「当たり前よ!…あ…そうだ、こ、これあげるわよ」
上条「…ん?これが「探偵ゲコ太」か?」
美琴「そ、そうよ、2つあったから……クリスマスプレゼントなんだから有難く受け取りなさいよねッ!」
上条「おー、わりィな先に貰っちゃって」
美琴「ホラ!さっさと行くわよー♪」
上条「(このテンションの御坂扱いづらい…)」
美琴「いやー、面白かったわね~」
上条「確かにデフォルメカエルが銃撃ち合うのは結構シュール……わかったって冗談だから涙目で睨むなッ!」
美琴「フン、アンタなんかにゲコ太のカッコよさが分かる訳ないでしょ…っと、あれ?何かもう結構な時間になってない?」
上条「説明しよう、あのファンシー面してる映画はなんと三時間の超大作だったのだッ!」
美琴「あちゃー、なんかもう寮の門限ぶっちぎってるとかいう次元じゃないぐらいぶっちぎっちゃってるわねー……黒子も今日はいないしどうやって忍び込むか…」
上条「大変だなビリビリ、じゃっ、俺はこれで!」
美琴「まてまてッ!?家…もとい寮に帰れなくなってる少女が居たら自分の家につっ、連れ込むのが男じゃないのー?」
上条「お前の男に対する認識偏りすぎだろッ!?純情上条さんはそんな事しませんのよ!?」
美琴「ねーねーアンタの家行きたいー、ボロっちい寮見てやりたいー」
上条「最悪だなお前ッ!?」
美琴「何よーこの美琴サマに見せられないもんでも家にあるのかしらーん?」
上条「何かこの感じどっかで……アレだ!お前今の状態酔っ払った美鈴さんにそっくりだぞ!?酒のんでねぇだろうな酒!?」
美琴「飲んでないわよちくしょ~…あ、飲んだかも?」
上条「どっちだよ!?…ってしっかりしろおーいそっちは川だぞ!?」
なんだかんだ言いつつ結局家に連れて帰ってしまった上条ちゃんでした。
上条「おい?おーい、一応寮に着いたから起きてくんねぇか?」
美琴「むにゃ…うるさいわね後八時間ぐらい寝させなさいよ…うにゃ…」
上条「あと八時間寝たらピッタリお昼の十二時だ馬鹿、いいから起きろって…」
美琴「…む、ここがアンタの寮かー…男臭い」
上条「酷いッ!?」
美琴「おっしゃー、家捜しすんぞー」
上条「(家捜し…家捜しッ!?マズイ、アレが見つかったらホントにマズイッ!うまいこと誘導してアイツをどうにか帰さなくては…)」
美琴「なーにブツブツ言ってんのよぉ~、ホレ、さっさと入れんかい」
上条「いいけど勝手に散らかすなよ」
美琴「あれ~?何かお風呂に布団があるんだけどー…?」
上条「散らかすなって言ってんだろ!?ってかそこは俺の城だから侵入禁止!」
美琴「うー、ここのクローゼット漁っていい?」
上条「まず漁るっていう不穏ワードがサラッと出てくる時点で人としてどうなんだよ…って何で!?酒が入っててもビリビリは健在なのでせうか!?」
美琴「そーれ、っと…きゃッ!?」
上条「あー…言わんこっちゃねぇ…」
美琴「な…何よこのでっかいゲコ太…」
上条「あーもうッ!…ホントは今日お前の寮に届くように送りたかったんだけどな…見つかっちまったもんはしょうがねぇか、はぁ」
美琴「うぇッ!?じ、じゃあコレって…」
上条「おら、メーリークリスマス、御坂…もう26日だけど」
美琴「……るい」
上条「あ?」
美琴「ずるいずるいずるいずるい!こんなの反則よ反則!これじゃ私のプレゼントが霞んじゃうじゃない!こんなの………」
上条「えーッ!?お気に召さなかったですかーッ!?くそ、やっぱでかすぎたか…?」
美琴「うるさい、誰が気に入らないなんて言ったのよ……ぐすっ」
上条「(泣かせちゃったーーッ!?夜に家に連れ込んだ女の子を泣かせてしまいましたお父様お母様ゴメンナサイ!!?)」
美琴「うっ…うぇ……あ、アンタ…」
上条「はっ、ハイィッ!?何でございましょうか!?」
美琴「…ありがと」
上条「…お、おう」
こうして聖なるクリスマス…というか聖なる26日はこの二人にもちょっとした奇跡を与えたのでした、終わり。
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『上条さんと美琴のいちゃいちゃSS~大掃除編~』
上条「……御坂、今の状況を字数百文字以内で回答せよ百文字だぞいいなよーいドンッ!」
美琴「えっ…えぇッ!?…えっと…この前のでッででデートの時のクリスマスプレゼント(>>210参照)のお礼をしようと思ってアンタの寮に来たらアンタが大掃除が終わんなくて困ってるって言ったからちょっと手伝って…」
上条「ハイ時間切れ!!ちなみに補足するとお前はどうでもいいことに腹立てて手伝うどころかビリビリで部屋を滅茶苦茶にしてしまったのです!ハイ言うことは!?」
美琴「………ごめんなさい」
上条「………素直に謝られると逆に釈然としないな…」
美琴「何でッ!?今のは誠心誠意心を込めた謝罪だったわよッ!?」
上条「お前のモラルの問題はいいとして……この部屋(だった物)どうしようか…」
美琴「もう専用の業者に頼んじゃえばいいんじゃない?…思いっきり他人事だけど」
上条「言葉を重ねるけど他人事だなッ!!」
美琴「す、済んだ事を蒸し返すんじゃないわよ…」
上条「わかったよ…さて、じゃあ部屋は業者に頼むとして…今何時だ?」
美琴「えーっと…十二時半」
上条「どーりで腹が減るはずだな…」
美琴「そっ、そうだ、キッチン無事でしょ!?だったら私が何か作ってあげるわよ!」
上条「……えー」
美琴「反応薄ッ!?ホラ年下女子の手作り料理よもっと喜びなさいよ!!」
上条「お前に包丁持たせるのがものすごく不安なんだけど」
美琴「ほらほら冷蔵庫見せなさいー」
上条「たいしたモン入ってないぞ…」
美琴「使うのは…羊羹と…玉ねぎと……豚肉」
上条「何作る気だよ!?」
美琴「カルボナーラ」
上条「錬金術!?常盤台のレベル5は錬金術が使えるのでせうか!?」
美琴「うっさいわね、ごちゃごちゃ言わないで黙って見てなさい」
上条「無理無理無理無理!お前が料理なんかしたらとんでもない事になるのは目に見えてますから!!」
美琴「…………うっ…ぐすッ」
上条「(泣いたーーーーーーーーーーッ!!??)」
美琴「……なかなかやるわねこの玉ねぎ」
上条「玉ねぎかよ!?」
美琴「…ぐすッ…うッ、うっひゃいわね!こんなのじぇんじぇんへっちゃらよ!!」
上条「めっちゃ号泣してるぞお前……ホラハンカチやるから拭いとけ」
美琴「んなっ……あっ、ありやと…ぐすっ」
上条「もう平気だな?……ちょっとまて、何かいろいろぶち込まれたボウルから何か変な刺激臭が…」
美琴「え?刺激臭?」
上条「…ぐっ、ぐあ!?……バタリ」
美琴「ちょっとアンタ!?大丈夫!?」
このあと上条の寮でちょっとした毒ガス事件があったのはまた少し別の話
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