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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/27スレ目ログ/27-767 - (2015/01/03 (土) 05:56:02) の1つ前との変更点

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*イヤだ 2 #asciiart(){{{ ベランダで小鳥がさえずる。 夏はもうすぐ過ぎ去り、秋になるのだが、 日差しはまだ優しくない。 8月はだてではないのだった。 上条宅から声が響く。 「いやぁ、すまないすまない。まさか君が飲んでしまうことになるとはね」 はっはっはっはっはという笑い声の後に、ゴンッという鈍い音が響く。 小鳥は驚いて逃げてしまった。 「……年上にげんこつとは、なかなか教育がなってないね」 床に倒れ伏し、たんこぶができているのは、木山春生。 それを見下ろすはどす黒いオーラを纏った上条当麻。 その腰にしがみつき、暴力はだめー と叫ぶのは小学6年生くらいの御坂美琴。 その横で まーまっ とはしゃぐのはインデックスである。 「人様に迷惑をかけてはっはっはと笑うやつに教育云々は言われたくねーよ」 まったくである、しずしず、と起き上がる木山に、胡坐をかく上条。 毎回思うのだが、ソファーとかテーブルといすとかあるのに、 なぜこいつらはフローリングに直に座るのだろうか? 「で、美琴は何を飲んだんだ?」 「『ワカガエールZ』だ!!」 「名前を聞いたんじゃねえ!!」 ドヤ顔が腹立たしい。 「彼女が飲んだのは、若返る薬だ」 「そ、そんなものが!!?」 木山の表情に影が入る。 「……君たち、この場所がどこか忘れたのかい?   ここは……科学最先端の街、学園都市だ」 「……こんなところで無駄にシリアス顔すんな」 ちゃっかりBGMまで変わってた。 「そ、それで、なんでこんなもの作ったの?」 「……君に、暗部(三十路)に片足を突っ込んだ私の気持ちがわかってたまるか!!」 「暗部をバカにすんなよ。……副作用は?」 「ないよ。あのカエル顔の医者も手伝ってくれたからね。 本来薄めて使う物だから、効き目は大きく出たようだが」 「「なにやってんだよあの医者は!!!」」 「細胞の若返りは多くの医療に応用が効くらしいからね」 「「すんませんでした!!!!!」」 「あと、看護婦に飲ませたいとも言っていたな」 「「謝って損したよ!!!!」」 二人がハモるたびにインデックスが喜ぶのだった。 「で、いつ元に戻るの?」 沈黙が走る。 正しく (^▽^) という表情を一瞬した三人。 「「ふっざけんじゃねぇぞぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!!!」」 そして上条と美琴は木山の胸倉をつかみ怒鳴った。 「ま、待ってくれ、あのカエル顔の医者なら知っているはずだ」 「「じゃあその滝のような汗を何とかしろよ!!」」 「私のランボルギーニに任せてくれ。1時間で戻ってくるよ」 そういってやつは出ていった。 「1時間かぁ」 しょぼくれる美琴。 「まあ、1時間に3つ若返るって感じなら、赤ちゃんにはならずに済むだろ」 「あ、頭をなでるな!!」 「いやー、小学生のみこっちゃんが可愛くてな」 「まべ!!??」 「あう? まぁま?」 赤くなる美琴、 ほんわかしている上条 ようやくママの様子がおかしいことに気づいたインデックス こんなトラブルにまったく動じない上条家なのだった。 「ま、それじゃいつか制服がブカブカになるだろ。 インデックスの服ならちょうどいいのあると思うぞ」 そういってクローゼットに向かった上条に、てくてく着いていく美琴。 てちてちインデックスもハイハイで追いかける。 しかし、上条がクローゼットを開けたところで、 「お姉さま!!!!!!」 という声が ドガン というドアの音とは思えない音とともに響きわたる。 (白井!!?)  (黒子!!?) もし、今のレベル5ではない美琴が彼女の目に写ったら……? ((ま、マズイ!!!)) この点だけ、白井に対する信頼なんて皆無なのだった。 思考は0.1秒で済み、 上条はすぐ対策をとる。 「へ?」 「ふん!!」 美琴を全力でクローゼットに投げ込んだ。 こちらもズドンという凄い音が響く。 一瞬ビクついたインデックスは少しして 「だうー」 と口にした。 「なんですの今の音は!!!!? ……なにしてますの? 上条さん?」 慌てて飛び込んできた白井は、 立っては倒れ、立っては倒れを繰り返す変態の姿を見た。 「何って、受け身、の練習、だよ、また、いつ、誰に、ふっとば、されるか、わかんねぇ、からな」 「……なるほど」 納得されるのもそれはそれで悲しい。 「ふぅ、で、なんのようだ?」 「実は、木山先生がめでたく教員になられまして、その片付けを皆で手伝っていましたの。 ですが、木山先生もお姉さまもどこかに行ってしまっていまして」 初春たちは代わりに作業を続けています。 と、彼女は締めくくった。 予想以上に荷物が少なく、作業はすぐに終わるという。 「あー、さっき病院から電話があってな、実験品に誤って触れちまったから、先生に付き添ってもらって一応検査するんだと」 さすが記憶喪失を隠し続けた男。 見事なフォローだ。 「おかしいですわね、ここからお姉さまの気配は感じますのに……」 普通に怖い。 こんな厄介な時に限ってめんどうとは重なるものである。 「こんにちは、かみじょう、みさか」 「おっす!! 大将、いい酒が手に入ったからお裾分けに来たぜ!!」 間が悪いにも程がある。 「……未成年飲酒??」 「ち、違いますよ風紀委員様!! 父への贈り物の話でしてよ!! ねぇ、あなたもそうでしょ浜面さん!!」 「え? えぇそうでがんすよ!!」 「なーんだ、そうですの、チッ」 「……舌打ちはなぜ?」 「そりゃ、あなたをしょっ引けませんもの、  いくら私でも大義名分は必要ですので」 「……そりゃまじめですこと」 傍観していた滝壺が瞬きを数回した後にようやく口を開いた。 「……そういえば、しらいはなんでここにいるの?」 「私は美琴お姉さまを探してここまで来たんですの。  でもここにはいないようでしたので、引き返すところです」 「え? でもみさかなら……」 ゆっくりクローゼットに視線を動かす滝壺。 (ヤバイ!!!!!) AIMストーカーを前にして、上条は緊急対策を行った。 「あー!!! そういえば滝壺、この前郭から聞いたけど、 浜面のやつ無理やり道端で郭を脱がせたんだと!!!!!!!!」 ビッシィィィィイイイイイイイイイイイイイ!!! と空気が固まる音がした。 「ちょ、大将!! 急に何言ってるんだよ!!   あれはアイツが勝手に脱ぎだ「はまづら……」!!!!!!!!!??」 浜面は言わずもがな、上条と白井もおびえる。 声には発せられなかったが3人には滝壺の口の動きだけで、 なぜか意味を理解できた。 ブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イ・ネ 「い、いやだ~~~~!!!! た、大将てめぇおぼえてやが」 浜面は引きずられていった。 セリフの途中で閉められたドアが哀愁を感じさせる。 「……し、白井……」 「い、嫌ですの、私は死にたくありませんわ!!」 意外と風紀委員も冷たかった。 「……じゃ、じゃあもう用は済んだだろ?」 オレの顔なんて見たくないんじゃねーの? と言ったら、 そうですわね。 と答えられた。 こだまでしょうか? 「……でも、お姉さまオーラはまだ消えてないですし……」 もう、ホントこいつなんなの!!? そこで来客PARTⅡ!! 「お姉さま!! 遊びに来たよーー!! ってミサカはミサカは元気にドアを開けてみる!!」 「おねーたま!! で遊びに来たよ~!!」 (帰れ!!!!!!!!!) とはいえないカミやんだった。 「「げっ、黒子(さん)」」 「あら? わる姉さまにロリ姉さま」 「……それ、定着させる気? ってミサカはミサカはちょっとした恐怖に震えてみる」 「……作者のセンスの無さがうかがえるね」 「そんなことより、さぁ!!! 私を抱きしめてくださいなぁ~~~~~!!」 そうして白井は飛びついた。 「あら? わる姉さまにしては薄い胸、ロリ姉さまにしては背が高いような……?」 様子をうかがいに来た真っ白な男に。 「あ、あなたは第一位さま!!!!!」 若干影が入った無表情で一方通行は白井にチョップを落とす。 「うっ」 能力を使ったのだろう。 一瞬で気を失った白井を一方通行は玄関から空に向かって 凄い勢いで投げたのだった。 「……どこに投げたの?」 「わかんねェ、嫌悪感が酷くてよ。学園都市から外までは飛んでねェと思うが」 「さいで」 まぁ、助かった。 「で? おねーたまはなんでこんなとこ入ってんの?」 助かってなかったぁぁぁぁぁぁあああああああ!! 電磁波の関係でわかっちゃうのである。 こいつもやっかいだった。 このままでは美琴がこの性悪妹のおもちゃになってしまう。 しかも自分を巻き込む最悪の形で。 だから、上条は対策を打った。 「あー!! 今ふと一方通行が結標に抱きしめたいとかパンツ見せてくれてありがとうと言ったっていう話を思い出した!!!!!!!!」 ビッシィィィィイイイイイイイイイイイイイ!!! と空気の固まる音がした。 「は? ハァアアアア!!!? 何いろいろすっぽ抜けた話をしてやが「……アナタ」「第一位」!!!!!?」 「帰ろう。アナタってミサカはミサカはうつろな瞳であなたに笑いかける」 「ギャハハ、どういうことなのか、教えてもらいたいんだけど?」 「ち、違ェ!! これには「代理演算OFF」!!!??」 「そうじゃないよね? 第一位」 「帰ろうって言ったんだよ? どう返事すればいいのかな? ってミサカはミサカはやさしく微笑んでみたり」 「……カっっっ、じィ、KO、まっ、ィり、まぁあ、SHI,ィだっっっ……ッ!!!???」 あわれ第一位は引きずられていく。 ドアが閉まる前に見えた彼の眼は、恐かった。 何はともあれ美琴を助けることには成功したのだった。 しかし、クローゼットを開けると、彼女は目を回していた。 あちゃー強く投げすぎたか? とか思った上条はようやく気付く。 美琴はまた一回り小さくなっていた。 「あれ? 1時間とかもうたってね?」 灼熱の天気の中、木山は足元を見下ろしている。 自分の愛車のタイヤを、だ。 見事なパンクである。 「仕方ない。歩いて病院に行くしかな「はいはーいそこのあなた!!!」??」 振りかえるとそこにはモデルのような女性が立っていた。 知り合いではない木山は首をかしげるが、その瞬間手錠がはめられる。 「? ちょっとまってくれ、これはなんだい?」 「やったーーーー!!!」 「説明ではないね」 「これで、取り調べという名目で屋内に入れる~~!! もう、愛穂っちはホントまじめなんですから」 「なんで私が取り調べを受けなければいけないんだい?」 「猥褻物陳列罪ですっけ? それ女性も適用できたっけ?  まあ、路上で服脱ぎ出したら手錠はめられても仕方ないでしょ」 「しまったな、今急いでい……」 全ては夏の暑さが悪い。 }}} #back(hr,left,text=Back)
*イヤだ 2 #asciiart(){{{ ベランダで小鳥がさえずる。 夏はもうすぐ過ぎ去り、秋になるのだが、 日差しはまだ優しくない。 8月はだてではないのだった。 上条宅から声が響く。 「いやぁ、すまないすまない。まさか君が飲んでしまうことになるとはね」 はっはっはっはっはという笑い声の後に、ゴンッという鈍い音が響く。 小鳥は驚いて逃げてしまった。 「……年上にげんこつとは、なかなか教育がなってないね」 床に倒れ伏し、たんこぶができているのは、木山春生。 それを見下ろすはどす黒いオーラを纏った上条当麻。 その腰にしがみつき、暴力はだめー と叫ぶのは小学6年生くらいの御坂美琴。 その横で まーまっ とはしゃぐのはインデックスである。 「人様に迷惑をかけてはっはっはと笑うやつに教育云々は言われたくねーよ」 まったくである、しずしず、と起き上がる木山に、胡坐をかく上条。 毎回思うのだが、ソファーとかテーブルといすとかあるのに、 なぜこいつらはフローリングに直に座るのだろうか? 「で、美琴は何を飲んだんだ?」 「『ワカガエールZ』だ!!」 「名前を聞いたんじゃねえ!!」 ドヤ顔が腹立たしい。 「彼女が飲んだのは、若返る薬だ」 「そ、そんなものが!!?」 木山の表情に影が入る。 「……君たち、この場所がどこか忘れたのかい?   ここは……科学最先端の街、学園都市だ」 「……こんなところで無駄にシリアス顔すんな」 ちゃっかりBGMまで変わってた。 「そ、それで、なんでこんなもの作ったの?」 「……君に、暗部(三十路)に片足を突っ込んだ私の気持ちがわかってたまるか!!」 「暗部をバカにすんなよ。……副作用は?」 「ないよ。あのカエル顔の医者も手伝ってくれたからね。 本来薄めて使う物だから、効き目は大きく出たようだが」 「「なにやってんだよあの医者は!!!」」 「細胞の若返りは多くの医療に応用が効くらしいからね」 「「すんませんでした!!!!!」」 「あと、看護婦に飲ませたいとも言っていたな」 「「謝って損したよ!!!!」」 二人がハモるたびにインデックスが喜ぶのだった。 「で、いつ元に戻るの?」 沈黙が走る。 正しく (^▽^) という表情を一瞬した三人。 「「ふっざけんじゃねぇぞぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!!!」」 そして上条と美琴は木山の胸倉をつかみ怒鳴った。 「ま、待ってくれ、あのカエル顔の医者なら知っているはずだ」 「「じゃあその滝のような汗を何とかしろよ!!」」 「私のランボルギーニに任せてくれ。1時間で戻ってくるよ」 そういってやつは出ていった。 「1時間かぁ」 しょぼくれる美琴。 「まあ、1時間に3つ若返るって感じなら、赤ちゃんにはならずに済むだろ」 「あ、頭をなでるな!!」 「いやー、小学生のみこっちゃんが可愛くてな」 「まべ!!??」 「あう? まぁま?」 赤くなる美琴、 ほんわかしている上条 ようやくママの様子がおかしいことに気づいたインデックス こんなトラブルにまったく動じない上条家なのだった。 「ま、それじゃいつか制服がブカブカになるだろ。 インデックスの服ならちょうどいいのあると思うぞ」 そういってクローゼットに向かった上条に、てくてく着いていく美琴。 てちてちインデックスもハイハイで追いかける。 しかし、上条がクローゼットを開けたところで、 「お姉さま!!!!!!」 という声が ドガン というドアの音とは思えない音とともに響きわたる。 (白井!!?)  (黒子!!?) もし、今のレベル5ではない美琴が彼女の目に写ったら……? ((ま、マズイ!!!)) この点だけ、白井に対する信頼なんて皆無なのだった。 思考は0.1秒で済み、 上条はすぐ対策をとる。 「へ?」 「ふん!!」 美琴を全力でクローゼットに投げ込んだ。 こちらもズドンという凄い音が響く。 一瞬ビクついたインデックスは少しして 「だうー」 と口にした。 「なんですの今の音は!!!!? ……なにしてますの? 上条さん?」 慌てて飛び込んできた白井は、 立っては倒れ、立っては倒れを繰り返す変態の姿を見た。 「何って、受け身、の練習、だよ、また、いつ、誰に、ふっとば、されるか、わかんねぇ、からな」 「……なるほど」 納得されるのもそれはそれで悲しい。 「ふぅ、で、なんのようだ?」 「実は、木山先生がめでたく教員になられまして、その片付けを皆で手伝っていましたの。 ですが、木山先生もお姉さまもどこかに行ってしまっていまして」 初春たちは代わりに作業を続けています。 と、彼女は締めくくった。 予想以上に荷物が少なく、作業はすぐに終わるという。 「あー、さっき病院から電話があってな、実験品に誤って触れちまったから、先生に付き添ってもらって一応検査するんだと」 さすが記憶喪失を隠し続けた男。 見事なフォローだ。 「おかしいですわね、ここからお姉さまの気配は感じますのに……」 普通に怖い。 こんな厄介な時に限ってめんどうとは重なるものである。 「こんにちは、かみじょう、みさか」 「おっす!! 大将、いい酒が手に入ったからお裾分けに来たぜ!!」 間が悪いにも程がある。 「……未成年飲酒??」 「ち、違いますよ風紀委員様!! 父への贈り物の話でしてよ!! ねぇ、あなたもそうでしょ浜面さん!!」 「え? えぇそうでがんすよ!!」 「なーんだ、そうですの、チッ」 「……舌打ちはなぜ?」 「そりゃ、あなたをしょっ引けませんもの、  いくら私でも大義名分は必要ですので」 「……そりゃまじめですこと」 傍観していた滝壺が瞬きを数回した後にようやく口を開いた。 「……そういえば、しらいはなんでここにいるの?」 「私は美琴お姉さまを探してここまで来たんですの。  でもここにはいないようでしたので、引き返すところです」 「え? でもみさかなら……」 ゆっくりクローゼットに視線を動かす滝壺。 (ヤバイ!!!!!) AIMストーカーを前にして、上条は緊急対策を行った。 「あー!!! そういえば滝壺、この前郭から聞いたけど、 浜面のやつ無理やり道端で郭を脱がせたんだと!!!!!!!!」 ビッシィィィィイイイイイイイイイイイイイ!!! と空気が固まる音がした。 「ちょ、大将!! 急に何言ってるんだよ!!   あれはアイツが勝手に脱ぎだ「はまづら……」!!!!!!!!!??」 浜面は言わずもがな、上条と白井もおびえる。 声には発せられなかったが3人には滝壺の口の動きだけで、 なぜか意味を理解できた。 ブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イ・ネ 「い、いやだ~~~~!!!! た、大将てめぇおぼえてやが」 浜面は引きずられていった。 セリフの途中で閉められたドアが哀愁を感じさせる。 「……し、白井……」 「い、嫌ですの、私は死にたくありませんわ!!」 意外と風紀委員も冷たかった。 「……じゃ、じゃあもう用は済んだだろ?」 オレの顔なんて見たくないんじゃねーの? と言ったら、 そうですわね。 と答えられた。 こだまでしょうか? 「……でも、お姉さまオーラはまだ消えてないですし……」 もう、ホントこいつなんなの!!? そこで来客PARTⅡ!! 「お姉さま!! 遊びに来たよーー!! ってミサカはミサカは元気にドアを開けてみる!!」 「おねーたま!! で遊びに来たよ~!!」 (帰れ!!!!!!!!!) とはいえないカミやんだった。 「「げっ、黒子(さん)」」 「あら? わる姉さまにロリ姉さま」 「……それ、定着させる気? ってミサカはミサカはちょっとした恐怖に震えてみる」 「……作者のセンスの無さがうかがえるね」 「そんなことより、さぁ!!! 私を抱きしめてくださいなぁ~~~~~!!」 そうして白井は飛びついた。 「あら? わる姉さまにしては薄い胸、ロリ姉さまにしては背が高いような……?」 様子をうかがいに来た真っ白な男に。 「あ、あなたは第一位さま!!!!!」 若干影が入った無表情で一方通行は白井にチョップを落とす。 「うっ」 能力を使ったのだろう。 一瞬で気を失った白井を一方通行は玄関から空に向かって 凄い勢いで投げたのだった。 「……どこに投げたの?」 「わかんねェ、嫌悪感が酷くてよ。学園都市から外までは飛んでねェと思うが」 「さいで」 まぁ、助かった。 「で? おねーたまはなんでこんなとこ入ってんの?」 助かってなかったぁぁぁぁぁぁあああああああ!! 電磁波の関係でわかっちゃうのである。 こいつもやっかいだった。 このままでは美琴がこの性悪妹のおもちゃになってしまう。 しかも自分を巻き込む最悪の形で。 だから、上条は対策を打った。 「あー!! 今ふと一方通行が結標に抱きしめたいとかパンツ見せてくれてありがとうと言ったっていう話を思い出した!!!!!!!!」 ビッシィィィィイイイイイイイイイイイイイ!!! と空気の固まる音がした。 「は? ハァアアアア!!!? 何いろいろすっぽ抜けた話をしてやが「……アナタ」「第一位」!!!!!?」 「帰ろう。アナタってミサカはミサカはうつろな瞳であなたに笑いかける」 「ギャハハ、どういうことなのか、教えてもらいたいんだけど?」 「ち、違ェ!! これには「代理演算OFF」!!!??」 「そうじゃないよね? 第一位」 「帰ろうって言ったんだよ? どう返事すればいいのかな? ってミサカはミサカはやさしく微笑んでみたり」 「……カっっっ、じィ、KO、まっ、ィり、まぁあ、SHI,ィだっっっ……ッ!!!???」 あわれ第一位は引きずられていく。 ドアが閉まる前に見えた彼の眼は、恐かった。 何はともあれ美琴を助けることには成功したのだった。 しかし、クローゼットを開けると、彼女は目を回していた。 あちゃー強く投げすぎたか? とか思った上条はようやく気付く。 美琴はまた一回り小さくなっていた。 「あれ? 1時間とかもうたってね?」 灼熱の天気の中、木山は足元を見下ろしている。 自分の愛車のタイヤを、だ。 見事なパンクである。 「仕方ない。歩いて病院に行くしかな「はいはーいそこのあなた!!!」??」 振りかえるとそこにはモデルのような女性が立っていた。 知り合いではない木山は首をかしげるが、その瞬間手錠がはめられる。 「? ちょっとまってくれ、これはなんだい?」 「やったーーーー!!!」 「説明ではないね」 「これで、取り調べという名目で屋内に入れる~~!! もう、愛穂っちはホントまじめなんですから」 「なんで私が取り調べを受けなければいけないんだい?」 「猥褻物陳列罪ですっけ? それ女性も適用できたっけ?  まあ、路上で服脱ぎ出したら手錠はめられても仕方ないでしょ」 「しまったな、今急いでい……」 全ては夏の暑さが悪い。 }}}

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