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#asciiart(){{{     小ネタ 「籍」 『159番の番号札をお持ちの方 3番の窓口へ お越し下さい』 機械的な放送が、利用者に順番を告げる。 ここは学園都市第七学区総合庁舎。一般的な街で言う市役所に相当する行政施設だ。 ここに、かつて超能力者の第三位だった少女――超電磁砲こと美琴がいる。 能力開発はもちろんのこと学業成績も非常に優秀である彼女は、高校に進学後、 その能力や学力が改めて高く評価され、一人の研究者として活躍することとなった。 そんな彼女がここにいる理由は単純で、住民票と戸籍の写しを取りに来たという訳だ。 「こちらが戸籍一部事項証明書の写しになります。今一度身分証明書の提示をお願いします」 指示の通りに、美琴は学生証を職員に渡す。 「内容の確認をお願いいたします」 美琴が手にした戸籍抄本には美琴と、とある人物の情報が記載されていた。 「はい。これで大丈夫です」 「それでは、手数料は315円です。封筒が必要でしたらこちらをご利用下さい」 役所での用事が済み、美琴は来月から勤務する病院へと向かう。 そこは、カエル顔の医者や妹達がいるあの病院で、彼女は高校に通いつつ、 学業の合間を縫うようにして勤めることとなっている。 「うーん……。この後どうしよっかな。ほんと困ったわ……」 今日は2月14日、バレンタインデーだ。とは言うものの、美琴は学業に研究にと大忙しで、 このイベントに向けた準備は一切していないため、今になって悩む羽目になっている。 本当ならとある人物に手作りチョコでも渡したかったのだが、それを用意する時間がなかった。 悩みながら街を歩く。頭の中にはいろいろと危険な思考も現れてくる。 そんな彼女はとても幸せそうな表情を浮かべ、というかちょっとばっかしニヤけていた。 「この美琴センセーが用意するものなら何でも喜びそうよね、アイツ……。  でもそれじゃダメなのよね。今までにないほどの喜びを味わせてやるんだから。  いっそのこと身体中に生チョコでも塗ったくっちゃう?」 思考が漏れ、つい独り言を呟いてしまう。 彼女には想い人がいる。 とある人物――彼女から当麻と呼ばれている、いつも不幸そうな表情をしている少年だ。 しかしそんな彼だが、度重なる不幸にも打ち勝てるほどの幸せを掴み取った。 その幸せこそが美琴であり、彼にとって何よりも大切なかけがえのない女性である。 「あれ? いつのまにか着いちゃったわね……」 いろいろと予定を組み立てつつ歩いていた彼女は、自分でも気づかないうちに病院へたどり着いた。 とりあえず、いつも妹達に会うときと同じように正面玄関から入ると、貴重な逸材である彼女を 待ちかねていたかのように、職員数名が美琴に近づいてくる。 「お待ちしておりました、上条さんですね」 「はい。来月より研究職としてお世話になります、上条美琴です。よろしくお願い致します」 美琴は笑顔でそう答え、職員と共に歩き出す。 若くして一人の男性のもとへ嫁入りした彼女の人生は、まだ始まったばかりだ。 「――――っていう夢を見た訳よ……。責任取りなさいよね」 「そ、それはプロポーズとして受け取っていいのですか御坂サン?」 「ばっ、バカ! そ、そんなんじゃないわよ!? な、にゃんで私がアンタにゃんかと……」 }}} #back(hr,left,text=Back)

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