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【デルタフォース】クラスの3バカの日常/5-5 - (2010/01/14 (木) 09:23:08) の編集履歴(バックアップ)


当麻と美琴は親が来ることについて


「今年は規模が大きいからギャラリーも多いみたいだし出会わないんじゃいか」という簡単な考えで安心していた。


二人は学生寮を出て手を繋いで集合地点へと向かう。


しかし上条と美琴はいきなり両父母と遭遇してしまった。


「あらあら当麻さん。随分と仲がいいのね」


「さっすが美琴ちゃん」


母親たちが二人を見て囃し立てる。


その時父親二人はというと



刀夜は息子の大胆さに呆れていた。こちらは半分笑っていたが。


「…君が上条当麻君かね?」もう一人はそうはいかない。


「はっ、はいっ!!!(なんでなんでなんで?3人って言ってたじゃん!!)」


「嫁から話は聞いてるよ。…優秀だそうだねえ、ある意味で。」


「ハハ、ハハハ……。」


「父さんが口出すことじゃないでしょ。…行きましょ当麻、試合始まっちゃうわよ。」


言うが早いか美琴は当麻の腕を掴んで走る!(父親から逃走する。)


「美琴っ!?いま「当麻」と言ったのか!!??」一人娘の発言に驚く旅掛。


「そーだけど何か文句あんの!?」遠くから叫ぶ娘。




絶句する父親に母親が言う。


「恋する女に不可能はないのよー。…にしてもあの二人いい感じねえ。ねえ詩菜さん。」


「あらあら。美鈴さん的には公認しちゃうの?刀夜さんは?」


「えぇっと…。俺は当麻を信じてる。あの子が好きならそれに口出す権利はない。」


「あらあら。言いますねえ。」


直後。
御坂旅掛は人生で初めて人から介抱されることになった。



そして本戦が始まる。




まずくじ引きでどちらが囚われの身になるかが決まった。


我らが3カップル(1つは代役だが)からは


御坂美琴 青ピ 10032号


が選ばれた。
3人含め選ばれた20名はバスに乗ってゴール地点へ。




そしてスタート1分前に爆弾の解除コードが電光掲示に出された。


「……おい、最強。」


「なンだ最弱?」


「これって映画の見過ぎじゃねえか?」


「ですわね。…なにやらあなた方のご父兄が興奮してますし。」


「くだらねェ。あとで主催者ボコしてもいいよなァ?」


そこにはこうあった。




【全ては、愛のために。】





ちなみに父兄には「爆弾と言ってるのはやる気を出してもらうため」という嘘情報が流されている事もお忘れなく。





そして、戦いが始まる。




「スタート10秒前!!9、8、………3、2、1、スタート!!!!」
走者は一斉に走り出す。
ペアを救うため、そしてハワイへ行くため。







数分後、早くも脱落者が出だした。


コースにはいくつかAIМジャマーがおいてある。
制圧範囲、強さ など全くもって無作為に。
そして切れ目に差し掛かるや一斉砲火を浴びせる。


どこが切れ目かわからない出場者たちは慎重にゆっくりと行くか、走って吹っ飛ばされるかの二つに一つであった。



約1名を除いて。



その人物にはAIМジャマーが全く効かず、能力者の攻撃も無効化される。
集中射撃を加えると「不幸だぁーーーっ!!」と叫んでいるが、
攻撃している大会スタッフにしてみれば「こっちの方が不幸だーーっ」である。


なぜなら



「この寒い中攻撃するため外いなきゃいけないこっちの身にもなってよ!!」


「相手を倒すか担当区域を走者が通過するまであったかい休憩室入れないのにーーっ!!」



そしてその「幻想殺し」と一緒に(半分しがみ付いて)走ったり、攻撃してくる奴に何かを超音速で投げたり、ひっつかんで一緒に300メートルジャンプをしているのは…


「よっく覚えとけェ最弱!!これが《戦略的互恵関係》だァ!!」


「嘘つけ!テメエ人を利用してるだけだろっ!!」


「日米関係だって《戦略的互恵関係》なンだよ!!小さい事気にすンじゃねェ!!」


「小さい事じゃねえっ!!!」


キレた上条がそれでも理性をフル動員して利用するだけ利用して、もうすぐゴールというAIМジャマーの所で一方通行を置いていったのは言うまでもない。


当然そこでは一方通行はただのもやしっ子なので。



「テメエ!!戦友を見捨てる気かッ!!!」


「誰が戦友じゃこの放置プレイ野郎!!!」



そのころ白井は……


「AIMジャマーって厄介ですの…」


地面に埋もれていた…しかも首だけ出している…。



「よっしゃああああああああああああああああああああああああああああ!!」


上条は何とか解除コードを思い出し、爆弾解除をすることができた。


「やったーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


箱の扉からでてきた美琴がいきなり飛び掛ってきた。
そして抱きつき…





チュッ 唇だけのキスをした。観客達が見てる前で…。(観客の前だから大人のキスをしなかったのかもしれないが、)





「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」



「美琴ちゃんやっる~♪」


「あらあら、美琴さん的にはどこでもお構いなくやっちゃう人なのかしら?」


「美琴が…美琴があああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


「旅掛さん!!落ち着いて!!(やるな!!当麻!!)」


結果発表


1位 上条当麻×御坂美琴ペア


2位 アクセラレータ×ミサカさん?(大会主催者側はとりあえずこう呼んだ。)


3位以下該当者なし!





実はこれでもいいほうで例年大体1組がゴールするのみ。


1位と2位の間が1時間開いたと言っても短いほう。


なにせゴールしたのは2年ぶり。2位がいたのに至っては5年ぶりである。


まあその分景品がなぜか事前に言ってたより良くなる事が有るとか無いとか。
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