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【デルタフォース】クラスの3バカの日常/7-40 - (2011/07/03 (日) 20:51:51) のソース

ビリビリ!!ブシュッブシュッ!!
二人の写真が電撃と鉄矢で破れる音である。

「「「「あーーーーーーーー!?」」」」

「ごめーん飾利、能力が暴走しちゃった♪」
「お姉様と同じく♪」

これは二人の脅しである。能力が暴走する確率は0ではない。
二人がわざと能力を使ったと言う証拠がないのである。初春はこれに対する攻撃手段が無いのである。

「……しょうがないですね。」
としか言えないのである。 


 美琴と黒子は「勝った!」と思っていたが、それは本当にすぐに間違いだと思い知る。

「その二枚はなかなかお気に入りでしたけど、一番では無いですから謝る必要無いですよー♪」

 そう言って花飾りの中から何枚もの写真を嬉しそうに取り出す初春。
 似たような美琴と黒子の幼女時代の写真を見せられた二人は能力の暴走という名目でまたも破壊する。

「あらら。また暴走ですか。いやー、偶然って凄いですねー♪ もしまた写真を出したら暴走するんでしょうか? またぐ・う・ぜ・んに♪」
((……み、見抜かれてる?))
「でも大丈夫です。たとえお二人がぐ・う・ぜ・んに暴走して写真を台無しにしても何枚でもこちらにはありますから♪」

 今の初春の方が何枚も上手だと思い知らされた美琴と黒子は観念した。
 そんな二人に初春が優しくフォローをかける。

「美琴お姉さんも白井さんも恥ずかしがること無いと思いますよ? だってその写真も私の手持ちの写真も全部お二人の大事な成長の証ですから」
「で、でもね飾利、やっぱり恥ずかしいものは、は、恥ずかしいのよ……」
「はあ、そうゆうものなんですか」
「当たり前ではないですか。というか初春、あなたは自分の小さな頃の写真が出回っても恥ずかしくないんですの?」
「いいえ、ちっとも。それに私よりもお二人の小さな頃の写真が見たい人がいると思いますよ。ね? 当麻お兄ちゃんに○○さん」

 初春に急に話を振られた当麻と青ピだったが、慌てながらも何度も頷いてみせる。
 そして上琴と青黒はみんなには内緒である約束を交わす。

「と、当麻が見たいんならみ、見せてあげる。でも笑っちゃ駄目だからね! それと二人っきりの時にしか見せないんだから!」
「分かってるって。俺の知らない美琴が見られるんだ。こんなに嬉しいことは無えよ、ホント」
「わたくしも、○○様が見たいと仰るならみ、見せてもいいですわ……。もちろん、他の方には秘密ですわよ」
「心配せんでもえーって。黒子はんのあーんな姿やこーんな姿、他の人らには見せゴフッ!」

 青ピが余計なことを言ったせいで黒子に殴られたこと以外は無事にこの問題は解決した。
 ここでの自分の用事がもう無いと確認した初春は神裂と絹旗と一緒にこの場を離れる。

「では皆さんは私から呼び出しがあるまでイチャつくなり楽しむなり好きにしてて下さい♪」
((((((((((呼び出し……嫌な予感はするけど断れないだろうな))))))))))

 神裂と絹旗に一睨みされて軽い寒気を覚える主賓五組だったが初春の言う通り、しばしの自由と安らぎを満喫し始める。
 そんな中、皆が気になったのは初春製作、打ち止め19歳(推定)の写真だった。 


「ねえねえ、初春のお姉ちゃんってミサカはミサカは呼び掛けてみたり。」
「何ですかアホ毛ちゃん?」

「ミサカの推定19歳の写真見たいんだけど、ってミサカはミサカはお願いしてみたり!!」
「…アホ毛ちゃん、これはあくまで推定された未来の写真です。必ずしもこうなるとは限りませんよ。解りましたか?」

「そんな注意はどうでも良いから!!ってミサカはミサカは急かしてみたり!!」
「はいはい、解りました解りました。はい、どうぞ、」

初春が写真を取り出し、打ち止めに渡す。

「おおーーーーーーーーーーーー!!」

なんか目がキラキラしている。

「ママ!!パパ!!これ見てよ!!ってミサカはミサカはパパとママの所に走ってみたり!!」

「「「「「「「「「「「「ブハッ!!!!!??????」」」」」」」」」」」」

5バカップルと教師以外全員吹いた。 


「またこのパターンかよォ…」
いつもの
①打ち止めパパママ発言
②みんなの勘違い
③上琴の「ゆくゆくは」発言

という流れになるとみた一方通行がつぶやく。 

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「今の発言は何ですか上条当麻!!」極東の聖人が七天七刀に手をかければ。
「事と次第によっては手合わせ願うのである。」傭兵崩れの聖人もメイスに手をかけ。
「貴様がそのようなケダモノであったなら英国女王に謁見させた私の責任問題だな。」英国騎士最強の男がにやりと笑う。

「プッ、プリエステス落ち着くのよなっ!!」
「ウィリアム落ち着いて!!まずは話を聞きましょう!!」
「まあまあ騎士団長。男と女がいちゃついて次にすることは一つだろうが。」

ひとつだけ何かが違うがとりあえずなだめに入る人間もいる。
「妹に先越されたと思ってたが…。」
「高校一年の若造に先越されてたらしーし。」
無論勘違いしっぱなしの人間もいる。

そして聖人二人と騎士一人が
『10月戦争』の英雄に詰め寄り。

「「「どういうことか説明してもらおうか上条当麻!!!!!!」」」

この事態に我らが上条さんは…
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