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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/7スレ目ログ/7-798」(2010/04/11 (日) 13:56:31) の最新版変更点

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#asciiart(){{{ 「はぁ…疲れた…」 公園を歩く御坂美琴は呟いた。辺りは夕焼けに染まり完全下校時刻は近い。 「ちょっと作りすぎちゃったわね…」 彼女が持っていたのは紙袋に包まれたクッキーだ。 今日、授業で作ったものである。 「それにしても黒子の奴、一体何処から情報仕入れてくんのよ…ったく」 それは昼間の出来事、クッキーを作っていた彼女の元に突然白井黒子が乱入してきたのだ。 元々、黒子にはクッキーをあげる予定だったのだが、あまりにしつこかった為、「アンタのは無いわよ」と言い電撃で追い払ったのだ。 その所為もあって今はかなりの量が残されている。 「まあいっか、どうせ寮に帰ったら黒子と食べればいいし。っとそれよりもジュースっと…!!あ、アイツは!!」 喉が渇いた為、いつもの様に自動販売機に蹴りを入れようとしたときに、視界にツンツン頭の彼を見つけた。上条当麻だ。 「ちょっと、アンタ!」 「……」 美琴は当麻に声を掛けるが、当麻には声が聞こえてないのか、そのまま歩いていってしまう。 「ちょっと!こら!待ちなさいってば!!」 「……」 「待てって…言ってんだろうがぁぁぁぁ―――――!!」 バチバチィ!!再三の呼びかけにも答えない当麻に美琴がキレた。いつものように雷撃の槍を放つ。 だが、それもいつものように右手によってかき消される。 「うお!!なんだビリビリか…」 「ビリビリ言うな!それより人が何回も呼んでるのになんで無視すんのよ!!」 「そうなのか?全然気付かなかったが…んで?なんか用か?上条さんは忙しいのですよ」 「え?べ、別に用があるって…訳じゃ…なぃ…けど…」 「はあ?お前なー、用も無いのに電撃って酷くねぇか?当たったら死ぬぞ…」 「べ、別にいいじゃない!どうせ効かないんでしょ!」 「そういう問題じゃねぇっつーの、はぁ…用が無いならもう行くぞ、じゃあな」 テンプレのような会話を済ませ、さっさと場を去ろうとする当麻。 だが、美琴にしてみれば、折角会えたのにこんなに早く逃げられては面白くない。何とか会話をしようと頭を巡らせる。 「ねえ、そんなに急いで何処行くのよ?」 「ん?あぁ、夕飯の材料を買いにな。それよりお前、何持ってんだ?」 「これ?クッキーだけど?」 (そ、そうだわ!これ使って上手い事会話を弾ませて!!それでそれでベンチに二人で座って!  じゃなくて!あ、でも飲み物が無いから自販機蹴って!じゃなくて~~ああもう!!) 何を持っているのか?と聞かれただけなのだが、美琴の思考は既に何処かへ旅立とうとしていた。 「お~い、御坂さ~ん、どうしましたか~」 「…ねぇ、あのさ…もし良かったら、食べる…?」 「いいのか?んじゃ早速」 そう言うや否や、紙袋からクッキーを取り出し口に運ぶ。 「ど、どう…かな…?」 「これ美味しいな、何処で買ってきたんだ?良かったら教えてくんねぇ?」 「本当?本当においしい?」 「ああ、最近食った中ではダントツだな、これはもう一枚が欲しくなる味だ」 「~~~~~」 「ど、どうした?御坂?」 「な、なんでもないわよ!そんなに食べたかったら全部あげるわよ!!」 美味しいという賛辞の言葉がよほど嬉しかった美琴は、顔を真っ赤にし、紙袋ごと押し付けると全力で走り去っていた。 「な、なんだったんだ御坂のやつ?って何処で買ったか聞きそびれたな…また次ぎ会ったときでいいか  ん~それにしても美味いな、これ」 クッキーをもう一枚食べた当麻は呆然としながらもそう言った。一方、走り去った美琴は (あ~ばかばか!何やってんのよ私!折角のチャンスだったのに…) (でもアイツに美味しいって言われた…えへへ、嬉しいなぁ…、今度また作って、その時は…) そんな事を考えながら、顔を綻ばせながら走る美琴。 そんな彼女の次のアタックは成功するのでしょうか!? ~続かない }}} #back(hr,left,text=Back)
*小ネタ とある帰り道の一幕 #asciiart(){{{ 「はぁ…疲れた…」 公園を歩く御坂美琴は呟いた。辺りは夕焼けに染まり完全下校時刻は近い。 「ちょっと作りすぎちゃったわね…」 彼女が持っていたのは紙袋に包まれたクッキーだ。 今日、授業で作ったものである。 「それにしても黒子の奴、一体何処から情報仕入れてくんのよ…ったく」 それは昼間の出来事、クッキーを作っていた彼女の元に突然白井黒子が乱入してきたのだ。 元々、黒子にはクッキーをあげる予定だったのだが、あまりにしつこかった為、「アンタのは無いわよ」と言い電撃で追い払ったのだ。 その所為もあって今はかなりの量が残されている。 「まあいっか、どうせ寮に帰ったら黒子と食べればいいし。っとそれよりもジュースっと…!!あ、アイツは!!」 喉が渇いた為、いつもの様に自動販売機に蹴りを入れようとしたときに、視界にツンツン頭の彼を見つけた。上条当麻だ。 「ちょっと、アンタ!」 「……」 美琴は当麻に声を掛けるが、当麻には声が聞こえてないのか、そのまま歩いていってしまう。 「ちょっと!こら!待ちなさいってば!!」 「……」 「待てって…言ってんだろうがぁぁぁぁ―――――!!」 バチバチィ!!再三の呼びかけにも答えない当麻に美琴がキレた。いつものように雷撃の槍を放つ。 だが、それもいつものように右手によってかき消される。 「うお!!なんだビリビリか…」 「ビリビリ言うな!それより人が何回も呼んでるのになんで無視すんのよ!!」 「そうなのか?全然気付かなかったが…んで?なんか用か?上条さんは忙しいのですよ」 「え?べ、別に用があるって…訳じゃ…なぃ…けど…」 「はあ?お前なー、用も無いのに電撃って酷くねぇか?当たったら死ぬぞ…」 「べ、別にいいじゃない!どうせ効かないんでしょ!」 「そういう問題じゃねぇっつーの、はぁ…用が無いならもう行くぞ、じゃあな」 テンプレのような会話を済ませ、さっさと場を去ろうとする当麻。 だが、美琴にしてみれば、折角会えたのにこんなに早く逃げられては面白くない。何とか会話をしようと頭を巡らせる。 「ねえ、そんなに急いで何処行くのよ?」 「ん?あぁ、夕飯の材料を買いにな。それよりお前、何持ってんだ?」 「これ?クッキーだけど?」 (そ、そうだわ!これ使って上手い事会話を弾ませて!!それでそれでベンチに二人で座って!  じゃなくて!あ、でも飲み物が無いから自販機蹴って!じゃなくて~~ああもう!!) 何を持っているのか?と聞かれただけなのだが、美琴の思考は既に何処かへ旅立とうとしていた。 「お~い、御坂さ~ん、どうしましたか~」 「…ねぇ、あのさ…もし良かったら、食べる…?」 「いいのか?んじゃ早速」 そう言うや否や、紙袋からクッキーを取り出し口に運ぶ。 「ど、どう…かな…?」 「これ美味しいな、何処で買ってきたんだ?良かったら教えてくんねぇ?」 「本当?本当においしい?」 「ああ、最近食った中ではダントツだな、これはもう一枚が欲しくなる味だ」 「~~~~~」 「ど、どうした?御坂?」 「な、なんでもないわよ!そんなに食べたかったら全部あげるわよ!!」 美味しいという賛辞の言葉がよほど嬉しかった美琴は、顔を真っ赤にし、紙袋ごと押し付けると全力で走り去っていた。 「な、なんだったんだ御坂のやつ?って何処で買ったか聞きそびれたな…また次ぎ会ったときでいいか  ん~それにしても美味いな、これ」 クッキーをもう一枚食べた当麻は呆然としながらもそう言った。一方、走り去った美琴は (あ~ばかばか!何やってんのよ私!折角のチャンスだったのに…) (でもアイツに美味しいって言われた…えへへ、嬉しいなぁ…、今度また作って、その時は…) そんな事を考えながら、顔を綻ばせながら走る美琴。 そんな彼女の次のアタックは成功するのでしょうか!? ~続かない }}} #back(hr,left,text=Back)

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