小ネタ ちょっと捻ったネタです。 2
「おい…。単髪ビリビリ中学生お前、なにやってるんだ?」
と、俺は御坂美琴にといかける。
「なんだっていいじゃない」と御坂
「よくないだろ。自動販売機にけりとかいれるな?」
こうやって、交わるはずのない道は、もう一度交わった。
「いいじゃない。てゆうか、この前はありがとう。あんた、大丈夫だったの?見舞
も謝絶なんて」と御坂
「あぁ、別にたいしたことはないさ、変な夢をみたぐらいで、
何もない。見舞いを断ったのは、こっちも気をつかうし、面倒だからで他意はない。」
と俺は言う。
「何よそれ。あたしが加害者みたいじゃない」
「そんなことはないさ。お前だって、正当防衛だし、俺が勝手に割り込んだだけ」
「ふーん。かっこつけちゃって。ところで、変な夢ってどんな夢みたの?」
「あぁ滅茶苦茶な夢さ。お前が電撃を放つ超能力者で、お前のクローン人間と
イカレタ超能力者が戦ってて、俺の右手はあらゆる超能力を防いでと…。」
「すごい夢ね。」
「そうでもないさ。混乱した状態で意識を失ったりすると、こういうわけのわからない
夢を見るらしい、そういえば、アンチスキルなんていうのも出てきてたし」
「何よアンチスキルって」
「あぁ、最近やってたゲームで出てくる戦闘員だよ。これに追い回され得たりするあたり、
まあ、ゲームだとかなんだかとかの記憶と、突然スタンガンで撃たれた混乱が混ざって
わけのわからない状態になった。少なくとも医者はそういってた。」
「ごめん…。」
「謝ることはないさ。あぁ、お前、御坂美琴っていうんだってな?」
「何で知ってるの?」
「医者から聞いた。あと、夢にも名前が出てきて、名前が一致してたからびっくりしたよ。」
「ふーん」
「そういえばね、私も似たような夢をみたわ。」
「ふーん。」
「私のクローン2万人と、超能力者が闘ったり…。あんたの右手があらゆる超能力を消したり」
「なんだよ、俺が言ったことそのままじゃないか?復唱するなよ」
「ウソなんて言ってないわよ。」
「とってもなー。そんな偶然ありえねーだろう。じゃあ、お前、妹みたいなのがいるだろう」
「白井黒子のこと?っていうか何であんたが…」
「そいつも俺の夢に出てきたんだよ。おかしなことに風紀委員だとかいって警察の真似ごとみたいなことやってたんだぜ。」
「この娘?」
「そう。まぁ、どっかで何かを注意してるのを見たってところだろうけど。」
「テレポテーションが使えて、結標という似たような能力者と闘って、あんたが助けた」
「なんで、お前そんなこと知ってるんだ?ハハン。お前、俺が倒れたとき、寝言を聞いてたか?」
「そんなことするわけないでしょ?」
「お前、本当に学園都市三位の超能力者様だったりしてな。」
「なによ、確かに私はWAIS-R式の知能検査で知能指数130だし、まあ、全国3位の成績だし…って…。
あんたなんで、夢の中のあたしの設定知ってるの…。」
「なんだかよくわかんないな。ちなみに俺は140だが…。」
「あんたって人は夢のなかでも現実でもいちいちムカつくわね。」
「なんだかよくわかんねーけど、おんなじ夢を見るなんて…。
うへぇ気持悪い」
「何よ…。」
「案外、夢の中の世界が本当の世界で、今俺たちが夢をみているとか…。」
「だったら面白いわね。」
「また、どっかであったらよろしくな」
「あぁ。」
END