とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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とある乙女達の乙女達による乙女達の戦い




「審査員の評価を聞いていきたいと思います」
「上条さん、御坂さんのクッキーはどうでしたか?」
「あえて、ボロボロにしなくてもよかったんじゃないかな…」
「…………」
「み、御坂さん(すごい落ちこんでる…)」
「いや、でもそこ可愛いと思うし味は悪くねーからな!?」
「本当!?」
「上条さんはこんなことで嘘をつきません」
「アンタ…」
「御坂…」

とここで二人の世界に入ってた上条と御坂を引き戻す声があがった。

「上条さん、あの私の和食も食べてください。」
「お、おお…あん時よりもうまいな!細かい味までは分からねーけどこれはうまいな。」
「こ、これは…まさか隠し味に鯛を使っているな?」
「なぜ分かったのですか!?おばあちゃんにも看破されたことないのに…!」

どっかで聞いたことのあるやりとりだなーと思っていると、打ち止めがおにぎりを差し出してきた。

「上条さん、これをどうぞ!」
「ああ、ありがたくもらうな」

とどうベクトルを操ったのか、上条が取ろうとしたおにぎりはまっすぐに一方通行の方へ向かっていった。

「どうしたのアナタってミサカはミサカは驚いてみたり」
「いいか打ち止め!おまえの作った料理は他の誰でもねえェこの俺が食う!」

そう言っておにぎりをガツガツ頬張る一方通行。
あれ?なんか異変が!おにぎりが喉につっかえたようだ。痙攣してる…あっ動かなくなった。
一方通行、好きな人の料理を食べて死ぬなんて幸せだな。

「あら、お姉さんのデザートはいいの?こっちは準備万端なのよ」
「うっ」

悲しいかな、ついつい興味を示してしまう。

遠くで帯電してる音が聞こえる。
何らかの武器を組み立ててる音が聞こえる。

ここは引こう。いくら興味があるっていっても命のが大切だもんね。



「さて第3競技ですが、うわあ…全員のデスマッチとなっております」
「これでアイヅにアピールよ!」
「注意すべきはこのレベル5ですね」
「あら、お姉さんに勝てるとでも?」
「今の私にはマルチスキルがないんだが…」
「これは望み薄かもーってミサカはミサカは最初から棄権することも考えてみたり」

火花を散らしている(主に美琴vs五和)選手たちに向かって一方通行が

「オイ、テメエら打ち止めに怪我負わせたら、テメエらの全ベクトル外に操って、爆散させっからなァ」
「では、3、2、1、0!」

「「「「「はあああああ」」」」」

最初の激突で木山先生が倒れているのが発見され、木山先生OUT。

試合開始0秒5:木山敗北

「あら?お姉さん速記原典どっかに落としちゃったみたい」
「ここはおとなしく引かせてもらうわ」

試合開始5秒:オリアナ棄権

「打ち止め!悪いけどアンタから消えてもらうわよ!」
「まずは危険度の低そうなこのちいさな子から…」
「きゃああ!」
「さっき言ったよなァ…打ち止めに手ェ出したらブッ潰すってなァ」
「ちょっと!フェアじゃないわよ!助っ人呼ぶの有りなの!?」
「だめですよー。審査員が競技に参加しちゃ」
「関係ねェ。今からお前ら粉々にしてやんよォ」

とここで打ち止めによる一喝がはいる。

「アナタは邪魔しないで!ってミサカはミサカは怒ってみたり」
「でもさっきお前俺のこと呼んだんじゃァ…」
「アナタは最初からお呼びじゃないってミサカはミサカは敢えてきつく言ってみたり」

打ち止めにそう言われた瞬間、一方通行の口から白いものが飛び出てきた。
白いものは時々、未練がましそうに打ち止めの方へ振り向きながら、天へ昇って行った。
よっぽどショックだったんだろうな。


一部始終を見届けた後に試合は開始された。
当然というかなんというか、御坂の勝利で第3競技は終了した。さすが美琴ちゃん、聖人とほぼ互角にやり合っただけある。
ちなみに以下が五和と打ち止めの成績である。

試合開始3分:打ち止め敗北
試合開始7分:五和敗北

さてこの大会もいよいよフィナーレを迎える。

「最後の競技は~~~~”告白だ!これで相手のハートを掴んじゃえ!”です!!」
「告白のシンキングタイムは30分与えられます!では各自頑張って彼をときめかせましょう!」








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