とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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小ネタ クレーンゲーム




「・・・・・・」
上条当麻は土御門と青ピと共にゲームセンターにいて、
その目の前にはクレーンゲーム。
そしてその景品は『ゲコ太のストラップ』
「たしか、ゲコ太、だったっけ」
ふと頭に浮かんだ少女の顔。
その少女が大好きなもの。
なにも考えずに、100円玉をクレーンゲームに投入する。
なんとなく、少女の喜ぶ顔が思い浮かぶ。
一度目はクレーンがストラップを外した。
二度目は掴んだのに落としてしまった。
三度目も失敗してしまった。
めげずに四度目、あの少女のためならいくらでもつぎ込もう。
クレーンをストラップの近くまで移動させたそのとき、
「かみやん何取ってるんだにゃー」
土御門と青ピに見つかってしまった。
「?ただのカエルかいな」
「カエルじゃない、ゲコ太だ!!」
なぜか自分が好きなものを馬鹿にされたかのように怒ってしまった。
「ああ、くそ、もう一回!!」
2人に気を取られてしまったせいでゲコ太を逃してしまった。
しょうがないのでもう一度100円玉を入れる。
土御門と青ピは上条の謎の気迫を前に黙り込んでしまっている。
そして、
(やった!!)
10回目でやっと、ストラップを取ることが出来た。
100円を10回、1000円掛かってしまった。
苦学生(+大食らいの居候付き)の上条にとっては痛手のはずだが、
思い浮かぶ『あの少女』の笑顔の前には痛くも痒くもない。
さっそくストラップを渡しに行くことにした。
「じゃあな、2人とも!」

上条は走っていく。
どこにいるかもわからない少女を探して。
本物の笑顔が見たくて。

で、
「・・・・・・あいつ、どこだろ」
行くあても無しに走り周り、いつもの公園に来ていた。
「はぁ、こんな時間だし、もういない、よな」
諦めて帰ろうとしたその時、
「・・・・・・御坂」。
やっと見つけた。
ずっと探していた少女、御坂美琴がそこにいた。
「アンタ」
これであのストラップを渡せる。
しかし、どう渡そうか
まさか、
『お前のためにとってきたぜ』
などと言える訳もなく。
「クレーンゲームやってたらさ、たまたま取れたんだよ。お前これ好きだろ?やるよ」
素直にはなれないが、
「え、いいの!?ありがとう!!」
美琴が普段、上条に見せない様な笑顔を見せる。
それだけで満足だ。
「じゃあ、こんな時間だし、お前も早く帰れよ。じゃあな」
ストラップを渡して、上条はすぐに走り出してしまう。
「あ・・・・・・待って!!」
美琴の声に、足を止めた。
「ま、またね」
「おう、またな」
今度こそ、走って家へと向かう。
その足をとても軽やかだった。






翌日
「おっす、御坂」
「おはよう」
いつもの場所
いつものように言葉を交わす
いつもの2人

しかし、いつもと違うものが一つだけある。
「お、御坂、さっそくそのストラップつけてくれたのか」
美琴の携帯のストラップが2つに増えたことである。














おまけ

『とある妻の嫉妬』

遊園地スタッフ「では3列にお並びくださーい」

当麻「はーい」上条さんが前にでる

美琴「むっ」上条さんの隣は若い女の子が2人

美琴「ちょっと、あんたそこ替わりなさい」上条さんをぐいっと

当麻「なんだよいきなり」

娘達((パパ、気づいてないんだ))クスクス

当麻「?お前たちなんで笑ってんだよ」

娘1「べっつにー、ねー」

娘2「ねー」

当麻「?」

美琴「ムスッ」






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