FLstudio

FLstudio

データ

読み えふえるすたじお
属性 DTM
種類 ソフトウェア
能力 音楽を製作する程度の能力
   値段の割に機能がすごい程度の能力
   DTMerキラー(?)な程度の能力

説明

ベルギーのImageLine社が製作したDTMソフトである。
特徴的なステップシーケンサーや各種シンセ・音素材が豊富であり、4つ打ちの音楽を得意とする。
(筆者はいまだに曲にシンセ使ってないけどね・・・・)
また、部内のDTMソフトとしては唯一VSTプラグインが制限なく使えるソフトである。
また、4/1にはFLstudio10が発売され、高機能ピッチ修正ツールやスペックの強化など大きくグレードアップがされている。
しかし、それでありながら価格は約¥28,000(円換算)であるから驚きである。

※部室には4/2現在SSW8.0とFLstudioが存在するが、SSWの方はVSTiが8つ、エフェクトは4つまでしか使えない。またSSWだとVSTiを使用した曲の録音にオーディオインターフェイスが必要になる。


作曲スタイル

FLstudioでは、フレーズを任意の小節に分けた「パターン」を組み合わて曲を作成する。
パターンの作成はステップシーケンサ、またはピアノロールを用いて行う。
ステップシーケンサではパターンを小節単位で作ることができ、ドラムパターン・ループパターンを簡単に作ることができる。
パターンの配置ではループ素材を使用することを前提に連続してパターンを配置できるよう配慮がされている。
また、ミキサーの各種パラメータやエフェクトのオートメーションデータもパターンとして配置することができる。


FLstudioの利点と欠点

利点
  • パターン配置による作曲スタイルにより、曲の部分的な編集や繰り返しを容易に作成することができる。
  • コストパフォーマンスに優れており価格以上に高機能(フリーズ、オートメーション、各種プラグインなど他社のDAWソフトと同等の機能も少なくない。それで5万近く安かったり。)
  • ドラムを初めとする音素材や、シンセや高機能サンプラー等多彩な曲のジャンルに対応した音源が豊富にある。(個人的にはDirectWaveの標準サックスが音の質が良くて好き)
  • VSTはもちろんのこと、サウンドフォント、ReWire等対応しているため他社のDAWソフトとも組み合わせやすい。しかも本ソフト自体をプラグインとして他社ソフトで使用できる変わった機能を持つ。
  • FL-chan可愛いよ!・・・・後述のその他の機能にて説明


欠点
  • 操作パネルの表示がすべて英語(ただし日本語版はヘルプがちゃんと日本語表記になってるので使い方は困らない)
  • ループ素材の配置は容易なものの、非ループ素材の配置が難しい(音声ファイルのタイミング調整、やACID非対応のループファイルの伸縮が面倒)
  • 独特な作曲スタイルのため、一般的なシーケンサで作曲を行っていた人にとって戸惑う点が多い。(ピアノロールにて複数のトラックが表示されない・MIDIパラメータの設定方法が特殊)
  • 各種操作を容易にするために多くのショートカットキーがあるが、Windows標準のショートカットと異なるため間違えやすく覚えきれない。(特にCtrlキーの押し間違えが多くなる)


現状

以上の欠点により、SSW→FLstudioと移行することが難しく、FLstudioを使用しているのは現在2人という状態に・・・。いや、慣れないのはよく分かるけど・・・・。
慣れればショートカットキーがすごく便利だし、手早く作れるのは間違いない。ただし、MIDIデータの扱いがうまくできないから注意。

+ 使い方についての見解 ※あくまで個人的な意見です

筆者の見解

SSWで部内PC(SC-88Pro)をメインで使うならともかく、MSGSやVSCだけで作曲を行っている方は、FLstudioに乗り換えてしまうべきです。
生楽器の少なさをサウンドフォントでカバーすれば音源には全く困りませんし、音質も格段にこちらの方が上です。
※SSWとFL両方を使ってる俺としては部室PCに接続してあるSC-88Proに興味持ってくれる人も増えて欲しい・・・。

パターンの配置についてはピアノロールで作成したものはプレイリストの上部、ステップシーケンサで作成したドラムループ等は下部に置くと良いと思います。そうすると配置している音が見やすくなります。また、パターンを楽器ごとに色分けして置くと整理が楽になります。

FLはピアノロールの操作ではキーボードショートカットを覚えないと話になりません。なので、そこは面倒でも覚えましょう。 ※「FL ショートカット」でググると一覧表がすぐ見つかります。
特に重要なキーとしては
  • 左シフト+左クリックで音の長さを変更(次に置く音の長さにも反映されます。)
  • Ctrl+ドラッグで範囲選択
  • 左シフト+音符をドラッグで音符をコピー
  • Alt+マウスホイールでベロシティの変更
あたりかを覚えとけば問題ないかと。欲を言うならピアノロールの起動、音源の削除、パターンの複製あたりかな。
SSWも両方使うという方は音符のコピー・選択の操作を間違えやすいため、SSW側のショートカットをFLに合わせて置くと良いでしょう。

また、乗り換える大半の人は初めてエフェクターに触れることになると思います。エフェクターの効果は大まかにだけ覚えといて、使ってみるのが一番です。そうして楽器に合うエフェクトを選びましょう。気が向いたらエフェクトについては後日資料を上げます。



公式が病気

FLstudioのスタッフには日本の萌え文化を愛する方も少なくないようで・・・・ ドウシテコウナッタ
  • FL-chan
FLsutadioの製作者が初音ミクのデザインを見て、「よし、こんなマスコットキャラ作ろうぜ!」で出来てしまったキャラ。キャラデザインはFLユーザでイラストレーターである人に頼んで書いてもらったらしい。FLstudioのデフォルト壁紙にも使われている。ガチで曲作ってるオールドユーザーには不評だとか。

  • Fruity Dance
曲のリズムに合わせてFL-chanを躍らせることのできるプラグイン。動く姿が可愛らしい。
MIDIデータにより動きを変更させることができる。複数起動可能。
また、キャラクターの画像は差し替えることができる。後は分かるな・・・? 2DCG班の奴ら早く差し替え画像作ってくれねーかなー

  • その他
FL-chan以外にもYou Wa Shock!というVSTをスタッフが匿名投稿していたりする。もちろん説明書もなし。
効果は名前の通り、エレキギターの音がテーレッテーな感じになる。しかもいい感じに仕上がるから憎らしい。
現在はSoundgoodizerって名前で製品に入ってます。

余談だが、FLstudio10ではこれはUTAUのようにピッチを修正できるツールが搭載された。これは正直狙っているようにしか見えないのは筆者だけだろうか・・・。
英語版ボイスロイドがあり、次にピッチ修正ツールときたら、考えることは一つしかないだろ・・・。

ベルギー始まったな。

参考資料


コメント

  • FL人口増えてきてるな…。 -- tomo000 (2011-04-13 14:29:29)
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最終更新:2011年04月13日 14:29
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